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れんだいこのカンテラ時評773 れんだいこ 2010/07/23 21:06
【脳死状態の日本政治からの脱却青写真考】
第22回参院選が終わって2週間経過している。一敗血にまみれた与党の民主党菅政権はカエルのツラにションペンでのうのうと続投を意思し、それがつつがなく今日まで経緯している。いずれにせよ代表選がまもなく控えているという事情によるらしい。
それにしても解せないのは、参院選に厳しい審判を受けるのを承知で消費税10%増税案を持ち込んだと云うのに、参院結果を見て時期尚早に転換しつつある様子である。これは変な話である。ならば結果的に、参院選に負ける為だけに消費税10%増税案を持ち込んだことになりはすまいか。ならば、管政権は何故に意図的故意に参院選敗北シナリオを用意したのか。誰の教唆によったのか。これを詮索せねばなるまい。と思うのだが、余りに生々し過ぎてか特段の議論が持ち上がっていない。
思うに、これは日本政治の現段階的貧相ぶりを象徴しているのではなかろうか。政治が既に真っ当に機能していないのではなかろうか。もっと分かり易く云うと脳死状態なのではなかろうか。誰か、違うと説明して欲しい。日本政治は健全であり、民主党政権になって本来の政治へ刻一刻近づきつつあると説明して欲しいと思う。菅首相が云うところの「強い日本」へ向けて戦線が構築されつつあると安堵させて欲しい。
思えば昨年の衆院選時に民主党は、「ぜひ政権を取らせ民主党与党政治に期待して欲しい。自公政治に代わって日本再生を期したい、政権交代させて欲しい」と呼びかけ、これが有権者の圧倒的支持を集めて政権交代政権を樹立することになった。あれから間もなく10カ月になる。この間、鳩山政権、菅政権へと移行している。で、一体何が変わったのだろう。
民主党は、衆院選時に数多くの公約を我々の鼻先にぶら下げ、れんだいこもその一人だがそれにかぶりついた。れんだいこがかぶったのは、有料高速道路の無料化案であった。無料化まで行かなくても現行料金より大幅安になれば経済も活性化するだろうと考えた。それがどうだろう。前原国交相はあちこちに口ばしを入れては見るが、肝心の有料高速道路の無料化案については後回しし続け、ようやく出て来たのは姑息なお茶濁しのもので最も経済効果の少ない形に変質させられている。一事万事で、あらゆる公約が詐欺化させられている。こうなると、先の衆院選は公約詐欺選挙として無効にされるべきではなかろうか。誰か裁判して見れば良い。
そして、こたびの参院選だ。何の因果関係もないのに民主党内の議決も経ずに菅政権は消費税10%増税案を持ち出した。幹部総出で選挙応援に向かったが、果たして支援になったのだろうか。却って票を減らしたのではなかろうか。この間、党躍進の立役者である小沢幹事長を参院選前に突如辞任させている。「暫く蟄居せよ」と申し渡し、それで選挙に勝ったのならともかく大敗した。菅首相は詫びたいと云うが、詫びて済む程度の話ではなかろうに。
このオカシサをオカシサとして感ずる能力のないままに菅政権が続投しようとしている。それは、冒頭で述べたように脳軟化症故にではなかろうか。してみれば日本政治は今、鳩山と云い菅と云い2代続けて脳軟化首相を戴いていることになる。政治が我々の生活に外在的なもので特段の関係がないのなら、そういう遊びも許されるが、大いに関係している故に許し難い。
思えば、自公政治も民主党政治も、日本経済が長い不況のトンネルを抜け出そうとかま首持ち上げ始め出すと冷や水を浴びせている。小細工的な事業仕訳はするが、軍事防衛関連費、原子力発電行政費、その他国際金融資本好みの冗費は垂れ流し続けている。ろくに大した仕事もしていない公務員が相変わらず高給の碌をはみ、天下りし、退職金の渡りをしている。
こういうところにメスを入れれば消費税10%増税案どころか消費税廃止さえ可能ではなかろうか。これをやるのが、れんだいこが期待していた政権交代政権であった。だが、10か月の民主党政権を見て判明したことは、政権交代政権は自公政権とは何ら変わらないどころか、或る意味でもっと愚昧な国際金融資本御用聞き政権ではなかろうかという疑惑である。鳩山政権時、こそっと原子力発電再開発にゴーサインが出されている。将来取り返しのつかないツケが廻って来る恐れが強い。国債刷りまくりもそうだ。タガをはめようとしているようで実は歯止めがかかっていない。恐らく国債累積債務1千兆円突破に向けて一番を目指そうとしている。その先に待ち受けているのは新たな進駐軍だろう。れんだいこには見える。
こう考えると我々の打つ手は限られている。シオニスタンどもによる政権たらい廻しは日本の危機を解決せず却って日本を悪化させる。菅政権は既にオワっている。為すべきは、非シオニスタン系土着派的政治家を核として民主党、国民新党、社民党、大地党、日本新党を糾合し、救国日本再生政権の樹立である。これによる新生日本を創造していく以外にない。
問題は、誰を首相とすべきかに興味が移りつつある。軍師れんだいこの秘策は、国民新党が民主党に合流し、亀井首相、小沢副首相コンビで政局打開に向かうべきではなかろうか。登用されるべきは、鈴木ムネオ、田中真紀子、田中康夫である。後はそれなりに人選すれば良かろう。補足すれば、防衛相は、辺野古案撤回、思いやり予算見直しを信条とする者に限る。目玉として、政策プレーンに植草一秀、山崎行太郎、副島隆彦、小野寺光一、リチャード・コシミズ、トルシェ、平野貞夫、松田光世を登用する。いずれも命を惜しまず歴史に身を預ける覚悟を持つ気概の有能士である。れんだいこも入れとこふふふ。
こういう構想力がなければ日本は再生しない。というか政治の意味がない。政治の遊び人では対応できない。既成の秩序と機関の上に立って小手先の改変をしても骨折り損のくたびれ儲けになるのは歴史の教えるところであろう。今我々がやろうとしているのは日本的な革命方式としての無血型回天事業である。無血であるだけ余計に知能がいる訳で、日本型政治の真骨頂である「和をもって尊し」の難しさを引き受けつつ進まざるを得ない。日本における成功は世界のモデルとなり、世界は大きく変わるであろう。これが戦後日本の真の国際責務である。この大義に生きる意思失くしては現代政治を御することはできまい。
2010.7.24日 れんだいこ拝
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