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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100723-00000005-rnijugo-pol
経済評論家で『本当はヤバイ! 韓国経済−迫り来る通貨危機再来の恐怖』の著者・三橋貴明氏が7月11日に投開票された参議院選挙に自民党公認で比例区から出馬。4万2246票を獲得したものの、自民党比例代表候補としての個人の得票順位は26位にとどまり、当選ラインの12位にはとどかず落選した。
三橋氏は2ちゃんねるの利用者として知られ、著書は嫌韓中日本礼賛のものが多く、ネトウヨ(=ネット右翼)から高い支持を得ていた。さらに、6月、同氏は自民党本部で「じゃぱん・えきすぽin自民党」というコスプレパーティーを行い、映画『21世紀少年』の「ともだち」などのコスプレで登場。ネット上では大いに話題となった。そんなわけで、一部のネットユーザーからは当選を有力視する声もあったが、今回の件は「ネット上の支持」「ネット上の絶賛コメント」と世の中全体の温度感との乖離(かいり)がまだ大きいことを露呈した。
三橋氏は、自身のブログで敗因を分析。それによると、「ネット選挙解禁見送りに加え、参議院選挙全国比例で『個人名を書いてもらう』ことを広めることができなかった、というのがあります」とのことだ。
2ちゃんねるのまとめサイト「危ないニュース」では「2ちゃんねらー代表の三橋貴明サンがまさかの落選」と題されたスレッドがまとめられ、
「ノイジーマイノリティが全国4万しかいないということがバレたからさすがの自民党本部もヲタに媚びることは、もうないだろうね 」
「信者で選挙に行くネトウヨはたったの4万人で工作活動していることが判明したわけか 」
「まぁ全国ネトウヨ票がたった4,5万と判明したのでこれ以降は愛国に傾いて媚びる候補者はいないだろうな 」
と、「ネット上での支持」について言及する声のほか、
「これからだろ。次頑張れ」
と激励する声も。
実は、これと同様のことは、2009年の衆議院選挙でも発生していた。たとえば、同選挙にあたりニコニコ動画が行った事前調査では、85万422件の回答が寄せられ、「比例でどの政党に投票するか?」では「自民党」が38.7%で「民主党」の31.1%を上回った。さらに、ネット上の麻生総理(当時)の人気を受け、麻生氏は(ネット好きが多い)秋葉原での演説を優先した。だが、結果は民主党の圧勝。また、2007年の東京都知事選に出馬した外山恒一氏は過激な言動からネット上で人気だったが、当選した石原慎太郎氏の281万1486票に遠くおよばぬ1万5059票にとどまった(14人中8位)。
アクセス数や、ウェブサイトのコメントなどが可視化されるだけに「ネット上で盛り上がっている」は、ネットを見る人にとっては「すごい勢いだ!」と感じられるかもしれないが、一歩引いてみれば、まだまだマジョリティではないということかもしれない。
(R25編集部)
※コラムの内容は、フリーマガジンR25およびweb R25から一部抜粋したものです
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