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「議決の不思議・元検察審査員の証言」
http://www.asyura2.com/10/senkyo91/msg/205.html
投稿者 カッサンドラ 日時 2010 年 7 月 23 日 09:33:15: Ais6UB4YIFV7c
 

 下の記事をよく御覧頂きたい。これは朝日新聞7月22日に載った記事で、「鳩山由紀夫前首相の偽装献金事件の審査のもよう」を「元検察審査員らが取材に応じ」語ったものである。場所は東京第四検察審査会で、審査期間は今年2〜4月の間である。


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(asahi.com) 2010年7月22日3時1分
「千ページの証拠資料・条文勉強…検察審査会の経験者証言」
http://www.asahi.com/national/update/0722/TKY201007210634.html

<抜粋>
 審査を始めて約2カ月後の4月21日、いよいよ結論を決めるときが来た。「不起訴相当」「不起訴不当」「起訴相当」の3種類の議決が書かれた紙が配られ、どれかを○印で選び、理由も記した。「評決箱」に投函(とうかん)され、審査会長が1枚ずつ取り出して読み上げた。緊張の一瞬だった。結論は、過半数の票を集めた「不起訴相当」。つまり不起訴は妥当だと決まった。
(転載終了)
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 この長い記事の中で、私がひとつ疑問に思ったのが上記の部分である。この場合は「不起訴相当」が過半数を占めたため、鳩山由紀夫前首相は不起訴になった。問題なのは「3種類の議決が書かれた紙」が各審査員に配られたというくだりだ。この用紙で投票をして次の結果になった場合、一体どのように判断するのだろうか?


 「不起訴相当」が4枚、「起訴相当」が7枚の場合だ。「起訴相当」が議決されるためには8票以上の得票が必要だ。しかしそれには足りない。それではワンランク下げて「不起訴不当」で議決するか? しかしそれでは、わざわざ「不起訴不当」を印刷した意味がない。だいたい「不起訴不当」などといいう票は1票も入ってないのだ。


 それでは「不起訴相当」に落ち着くか? まさか、過半数以上の票が「起訴すべし」と言っているのに。私はこの場合の判断の仕方を、検察審査会の方にお尋ねしたい。「3種類の議決」を印刷してある用紙など、混乱を来たすだけだと思うのだが。


 実際には「不起訴」と「起訴すべし」の2種類しか書いてなかったとしたら、上記の朝日新聞の記事は「捏造」と判断される。
 

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コメント
 
01. 2010年7月23日 10:12:33: p75dV2wG02
記事紹介どうも。その点は明らかにおかしいですね。
で、それ以外の瑣末なとこで、

>東京地検特捜部から提出された証拠書類は、約千ページ、高さ15センチにも及んだという。
>審査は隔週で、午前中から午後4時ごろまで。付箋(ふせん)をつけながら資料を読み込むだけで、
>数回を費やした。審査のポイントは事務局の職員が説明してくれた。

↑これは千ページ絶対読んでないな。事務局の職員(不明)が指摘した個所を読むだけだろ。
何か長時間のようだが、月に6〜7時間程度でしょ?(一回数時間、隔週で二回)。
おそらく条文を1行理解するだけでも数時間かかるだろうし、それだけ勉強しても
正しく理解してるという保証はない。要はどんな解説を聞いて(読んで)理解したと思ったか。
その点、

>政治資金規正法の資料や六法の本も配られ、初めて読む条文を勉強した。
>「事件について書かれた新聞記事を読んでもいいが、影響されないように」
>と事務局から注意を受けた。

これは問題だろ。職員が配る資料(不明)だけで理解し、他の意見や資料は読むなってか?
普通に洗脳じゃないのか。それに、

>11人の中から選ばれた審査会長を中心に議論が白熱し、
>事務局から「冷静になりましょう」といさめられたことも。
>「証拠で判断しましょう」と確認し合った。

これを見ても、事務局の職員(不明)が終始主導していたことが分かる。
また、「証拠で判断しましょう」とは逆に言えば、証拠に基づかない違憲が多かったってことだろ。
結局、事務局の職員(不明)が「先生」になって行われた「裁判ごっこ」という感じ。
これに補助の弁護士が加わるわけだが、「担任の先生と専門科目の先生」ということか。
好き勝手な結論を導ける悪しき機関であることがよく分かる。
だいたい、自分(事務局の職員)は判断に影響することを言っておいて、外部には影響されるなって、
そんな権限がどこにあるんだ?


02. 2010年7月23日 11:25:00: O7DqlgFQUg
この制度そのものがおかしすぎる。
やるんだったら、議論も完全公開、あるいは敵対する双方もオブザーバーとして参加し、どのような議論が行われているのか、監視できるようにすべきだ。
これでは中世の暗黒裁判ではないか。
少なくとも検察官僚側が審査員に自由に印象操作できるし、その結果で世論誘導できてしまう。
冗談じゃないぞ。

03. taked4700 2010年7月23日 11:44:43: 9XFNe/BiX575U: tC8f2oPwcc
自分もそう思います。ただでさえ、裁判官がおかしくなっているのに、それに輪をかけて、司法制度を改悪しようとしているわけですね。

1.裁判員制度は一般の刑事・民事への適用はやめて、行政相手の裁判、それも、国賠訴訟のみに限るべき。そして、審議の過程はすべて公開し、議事録も公開すること。

2.検察審査会制度は、もともとの原告・被告からオブザーバーが出席できるようにする。

3.検察審査会制度に加えて、検察裁判所のようなものを国際的に制度化し、世界各国から裁判官が司法判断できるようにする。そして、裁判書類を証拠書類も含めてすべて50年保存とする。現行は、一般の民事・刑事裁判で証拠書類の保存年限はたったの5年でしかない。

ただ、結局、マスコミがどう動くかが最も大きな問題で、現代の民意を決めるのはマスコミだ。司法判断など、マスコミの影響力に比べたら、ハエの羽ばたき程の力しかない。


04. 2010年7月23日 12:09:06: dqzcJZhVIc
検察審査会制度は大幅に修正するか、いったん廃止してまともな制度を再度構築するかしないと魔女裁判は続いてしまう。即刻検討すべきだ!

05. カッサンドラ 2010年7月23日 12:10:14: Ais6UB4YIFV7c: gwJfnR5bp6
 「証拠書類は、約千ページ、高さ15センチにも及んだ」とあるが、1000ページとして両面印刷なら500枚。A4版のコピー用紙500枚の厚さは約4.5センチ。とても15センチには及ばない。片面印刷ならその倍の9センチ。この元検察審査員は、本当に「証拠書類」を見たのか?

06. 2010年7月23日 12:23:42: HIA612o70g
要するに、官僚利権維持の為に小沢民主党の活動を規制できたことで、目的達成。
後はどうでも良いと言うことでしょうか?

07. 2010年7月23日 12:25:38: ROzUCQFW7s
検察審査会が密室でやらねば、ならない理由は、何故だろう。

民間裁判員は、公開の場で顔を出しているのなら、

検察審査会が非公開なのは、納得がいかない。


08. 2010年7月23日 12:40:13: gqYYaWNP3o
「不起訴相当」「不起訴不当」の場合は、過半数を得れば決定し、「起訴相当」の場合は8人以上の票が必要になる。
だから、3種類から○で選ぶというのもおかしくはない。
1回で決まらなければ再投票なんだろう。

09. 2010年7月23日 13:02:16: XmsCNZwTn6
裁判官に対しては弾劾裁判所があるのに、検察官を弾劾する裁判所が無い。
不適格を審査する検察官適格審査会があるだけだ。
検察審査会は検察の行為を審査するための機関であるのに、マスコミは被疑者をつるし上げする機関だと(故意に)勘違いしている。
私は新聞の購読を止めました。

10. 2010年7月23日 13:02:27: EMzXytPluA
「『不起訴相当』『不起訴不当』『起訴相当』の3種類の議決が書かれた紙が配られ、どれかを○印で選び、理由も記した。」というと、この紙は誰が用意したものかわかりませんが、これでは悪名高い「世論調査」の域を出ないのではないですかね。

11. 2010年7月23日 14:40:07: yphRhQg7uQ
公明や自民党捜査しないの検察って

12. カッサンドラ 2010年7月23日 14:54:42: Ais6UB4YIFV7c: gNUDv9mn5I
 ならば次の場合はいかがだろうか。
「不起訴相当」4票 「不起訴不当」4表 「起訴相当」3票
いずれも過半数には達しない。「決選投票」でもやるか。
検察審査員に信念があるなら、百回やっても同じ結果が出るはずだ。

13. 2010年7月23日 15:33:48: t0BWSLzkEE
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10521841229.html
小沢一郎の不起訴に対する不服を、東京検察審査会に申し立てた「在日特権を許さない市民の会」の桜井誠氏は自身のブログに、以下のように理由を記している。

外国人参政権の実現を阻止するのがいちばんの目的のようだ。

これはここに書いてある、http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/704.html
 「虚偽告訴罪(誣告罪)」で逆告発できますか?


14. 2010年7月23日 15:38:05: NXMe10q8Jc
検察審査会の審査は裁判所(地裁)で行えば良い
検察側と弁護側の資料を出して、公開公判で行えば良いと思う
裁判官が公平に審理を進めて、11人の審査員が陪審員制度の様に
結論を代表者が公判で発表する。

そうなれば、公平性がある程度確保できるのではないか?


15. 2010年7月23日 17:46:37: 9gofQSDAh2
偽装しているのは、鳩山由紀夫の献金よりも検察審査会員だろうが、・・・

16. 2010年7月23日 20:19:25: J0o6rialnc
>05. カッサンドラ 2010年7月23日 12:10:14: Ais6UB4YIFV7c: gwJfnR5bp6 さん

ウーン、かなり凄い眼力!!
そうだよねするとこの紙ボール紙のような厚紙って事か?


>08. 2010年7月23日 12:40:13: gqYYaWNP3o さん

>1回で決まらなければ再投票なんだろう。

人一人の運命を握るのに、そんなに簡単に○があっちへ行ったりこっちへ行ったりするって事か、まさに運命交響曲!
ジャジャジャジャーン、ジャジャジャジャーン、・・・(・・;)


17. 2010年7月23日 22:24:33: oknZUcYMLI
なんとも闇だらけの検察審査会だね。
どこかの記事で、表決は「起訴、不起訴」の2者択一で行われ、その票数で自動的に「不起訴相当」「不起訴不当」「起訴相当」が決まるということを読んだ記憶があるが。
いったいどっちが事実なのか?それとも、審査会毎に投票方式を決めているのか?
仮に、この朝日新聞報道のやり方で
>1回で決まらなければ再投票なんだろう。
で、審査会長が決選投票では「どちらかにしよう」なんて言ったら、そりゃ「不起訴不当」の人は「起訴相当」に入れなおして、「起訴相当」のできあがりだね。
W杯サッカーのPK戦を思い出したよ。
こんなことで、いいんですかい、司法当局の方?

それにしても、審査会メンバーは徹底的にプロファイルが秘匿されているが、何を(誰を)恐れていたのだろうか?
被疑者?検察?
確かに、どっちも場合によっては恐怖感を十分与えるかもしれない。
最初から想定されていたんだ。


18. 2010年7月23日 22:30:52: oknZUcYMLI
>何を(誰を)恐れていたのだろうか?
被疑者?検察?
確かに、どっちも場合によっては恐怖感を十分与えるかもしれない。
最初から想定されていたんだ。

(続)
最初から想定されていたことの可能性がもう一つ。
検察審査会法で定められた(定める)といっても、憲法違反の超法規的採決だという認識が立法および司法当局にあった。
そりゃ、恐怖でしょうね。


19. 2010年7月23日 23:27:46: jmwl1qihIQ
>17
検察審査会法第39条の5 http://www.houko.com/00/01/S23/147.HTM
朝日新聞の記述でいいと思う。3つのうちどれかを議決することになっている。
こんなアホな制度を使って、日本の将来を左右する問題を、たった11人の市民が決める。
政治案件なら全国民が利害関係人になるのに、議事録の公開請求も出来ないなんて、こんな馬鹿なことがあっていいものだろうか。

20. 2010年7月24日 01:18:03: oknZUcYMLI
>19
検察審査会法第39条の5は議決が3種類あると決めてるわけで、そこに至る投票方式を規定してるわけではないですよね。朝日の方法では「引き分け」もありうるわけです。

21. 2010年7月24日 08:13:04: jmwl1qihIQ
法27条にて過半数で決するとあるので、投票方式は限定されるんじゃないかな。
朝日の方法か、「不起訴相当」、「不起訴不当」、「起訴相当」ごとに表決をとる方法もあるが、一人一票ならどちらも結果は同じになる。
少なくとも、「起訴、不起訴」の2者択一とは読み取れない。

22. カッサンドラ 2010年7月24日 09:55:31: Ais6UB4YIFV7c: OhDtf9INrc
 本当に「3種類の議決が書かれた紙」で投票したのなら、弱い起訴「不起訴不当」と強い起訴「起訴相当」を入れ分けた根拠を、検察審査員に説明してもらいたい。
まさか「市民感覚で判断」したんじゃああるまいな。

23. 2010年7月24日 10:18:07: iVPIi6OunY
>05さん
僭越ながら、御札でも帯封をした100万円の新札に比べ、使い込んだ札の100万円は厚くなりますよ。
まっさらのコピー用紙も、インクを載せたら厚くなるのは当然です。
但し、15センチも定規で測ったわけではなく、目検討の域だと思いますよ。!!

24. カッサンドラ 2010年7月24日 10:40:43: Ais6UB4YIFV7c: AaQBrGaZOo
 「付箋(ふせん)をつけながら資料を読み込むだけで、数回を費やした」とある。「約千ページの証拠書類」に付箋を張るという行為は、「ここが問題点だ」あるいは「ここが疑問だ」と瞬時に判断できることを意味する。
 審査回数は「審査は隔週で、午前中から午後4時ごろまで」とあるのだから、月3回として3ヶ月、9回ぐらいなものだ。これで専門用語に溢れた「千ページの」捜査調書を読み解いたのだから、検察審査員は全員スーパーマンか司法試験を一発合格した超優秀な人たちであったのだろう。

25. カッサンドラ 2010年7月24日 11:25:39: Ais6UB4YIFV7c: POudnVicpE
 担当者として「皺くちゃになった資料の束」をお歴々の前へ配って回る、そんな勇気がおありでしょうか? 昨今のゼロックスは、原稿を順次読み込み両面印刷をし、ソート機能で11部に分けて出力することができます。ホッチキスで止める機能まであります。もちろん「皺ひとつ」付いていません。

 資料の間に空気が入りますが、1割り増しぐらいでしょう。1000ページの原稿をもし片面印刷をすれば、1部が1000枚になりますね。これを11部、紙にして11,000枚を使用することになります。しかしこれはおそらく不可能でしょう。そんなコピーのとり方をしていたら、間違いなく「総務課長」にケリを入れられます。


26. 2010年7月24日 21:18:17: DtyePNC2yA
朝日新聞の記事は、本当の取材に基づいているのでしょうか?まず、朝日新聞の記者はどこから、検察審査会の審査委員を知ることができたのでしょうか?審査委員は匿名であり、だれがなっているのか分からないのが前提だと思っています。もし、朝日新聞でさえ審査委員の名前を知ることができるなら、暴力団関係の事件の審査委員は、審査対象者に対して、不利な議決となるようは判断をした場合、あとの報復があるでしょう。報復されても、もともとが匿名の委員ですから、ほかの人からは、単に事件があったということしか、思われないでしょう。
また、その匿名の委員の名前がもれたことに対して、公務員の守秘義務はないのでしょうか?そして、今回の取材を受けた委員が、委員の審議に対する守秘義務に抵触することはなかったのでしょうか?
このようなことを考え、私は朝日新聞のこの記事は果たして、正当な取材記事なのか疑問に思います。検察審査会が正当に活動しているように見せるための、○○記事ではないかと。

27. 2010年7月24日 21:58:03: DtyePNC2yA
こお朝日の記事は、本当のことでしょうか?もし、本当に朝日が取材に基づいてこの記事を書いたとすると、次のような懸念が生まれます。

1)朝日新聞社が元委員の特定ができるということは、そのほかの人も元委員の特定が可能だということになります。もし、審議会で、暴力団関係者の審議をした場合、審議対象者に不利な結論になった場合、委員は、報復を受ける恐れがあります。しかも、一般的には、委員は匿名で、だれがなっているか分からないので、事件があっても、その原因となった審査会の話は、決してでることはないでしょう。
2)元委員の名前を漏らした人は、公務員の可能性が高いでしょう。そうすると、公務員の守秘義務違反の可能性があります。
3)委員は、審議会のことに対する守秘義務があるにもかかわらず、取材を受けていますが、これは守秘義務に該当することを、話しているかもしれません。守秘義務違反で、取調べを受ける可能性があります。

なぜこの時期に、この記事が出てきたか。検察審査会の審議が正しく行われているように見せるための、朝日の○○記事ではないだろうか。


28. 2010年7月24日 22:08:25: DtyePNC2yA
管理人様へ

同じようなコメントを26、27で上げてしまいました。申し訳ありませんが、26のコメントを削除していただけませんでしょうか。


29. 2010年7月26日 17:36:31: GWs5YoVzjM
どうも朝日の記事には疑いを持たざるをえない。評決(議決とは違う可能性がある)に関連して、同じ記事の末尾には次の記載が登場している。
>11人のうち8人以上が「起訴すべきだ」と判断すれば「起訴相当」、過半数が「もっと捜査をするべきだ」と判断すれば「不起訴不当」と議決。「起訴すべきだ」と2度判断すれば強制起訴される。

これだと、一回の評決で結論が出ない可能性が生じるが、その場合はやはりPK戦となるのであろうか?

またいかにも、公平中立にやっていますという美談に仕上げたい意図を感じる文章である。


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