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「ゲンダイ的考察日記」より転載
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2010/07/21(水) 02:05:23
日刊ゲンダイ 2010/07/20 掲載
[政治(菅政権)] 疑わしい菅首相政治能力
さっぱり分からぬ菅政権のやりたいこと
参院選の終了と同時に菅首相は勝手に夏休みに入ってしまったようだ。選挙大敗の脱力感で、何もしたくないのは分からないではない。取り巻く政治環境も八方ふさがりだ。しかし、首相がふさぎ込んで、引きこもりでは話にならない。クソ暑い中、それでもヒーヒー言って働いている庶民からすればフザケルナだ。
「公務の少なさは記者会見でも話題になった。仙谷官房長官は“じっくり考えるのも総理の仕事だ”と釈明していました。ヒマであることを認めています」(官邸関係者)
仕方なくか、18日は岐阜の豪雨被災地を視察していた。参院選後、首相がニュースになったのはこの程度である。民主党ウォッチャーである評論家の塩田潮氏は週刊誌で「参院選で示されたねじれ選択、菅体制ノー、首相交代不要というまだら模様の民意をどう読めばいいのか、判断できずにいる」と語っている。世間が自分をどう思っているのか分からないから、沈黙して動かない。だとしたらオソマツすぎる。
「自民党内閣と一緒」と前副長官
しかし、よく考えてみると、参院選後の1週間で菅直人という政治家の正体が見えたといえる。問題は「今やることがない」ではなくて、「やりたいことがない」のではないか。
政治評論家の浅川博忠氏がこう語る。
「参院選で菅首相は消費税増税を打ち出した。強い財政、強い経済、強い社会福祉を訴えた。それが温め続けてきた国家ビジョンであるなら、選挙で負けたって簡単に引っ込めるのはおかしい。ていねいに国民に説明し、修正を提案し、理解を求める努力をするべきです。ところが選挙に負けると、あっさり消費税論議を来年度以降に先送りし、“強い経済”もどこかへ行ってしまった。何のために、あえて参院選の目玉にしたのでしょう。初志貫徹がまったく見えない。小沢前幹事長に対する姿勢も同じです。“国のため、党のため、しばらく静かに”と突き放しておきながら、1カ月で手のひらを返して、“お会いしたい”“相談したい”と助けを求めたから驚きです。言動すべてが行き当たりばったりで、一貫性と戦略がないのです」
最近は“突き菅”とバカにされている菅首相だが、そう言われても仕方ない。中身のない政治家は、官僚が一番操りやすい。消費税増税で財務官僚に取り込まれた菅首相は、国家戦略室の設立もあきらめてしまった。官僚に丸投げだった予算編成を政治主導に変える司令塔が国家戦略室。これは民主党結党以来の理念であり、マニフェストの柱でもあったのだが、簡単に降ろしてしまった。財務官僚たちは大喜びだろう。
鳩山内閣で戦略室立ち上げに苦労した松井孝治・前官房副長官は官邸に抗議し、こう嘆いた。
「財務省主導でない官邸主導での予算編成。これが国家戦略局構想の肝中の肝。首相、官房長官、財務相、政調会長で予算を編成するなら、自民党内閣と一緒だ」
首相にやりたいことなく、政策や政治スタイルが旧自民党時代にどんどん逆戻りでは、民主党政権を続けさせる意味がない。
(日刊ゲンダイ 2010/07/20 掲載)
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厳しい意見ですが、これも止む無し。国家戦略局構想は、菅氏が英国に行って学んだもののはず。これにはさすがにガッカリですw
こんな状況だから、「小沢グループは民主党を割って出るのではないか」なんていうウワサが立つはずです↓
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
小沢一郎 党を割って「最後の奉公」
「自由新党」の名前まで流れる
参院選から1週間余りがたった。菅首相の支持率は止まらず、求心力は低下。ねじれ解消のメドも立っていない。頼みの綱は小沢ひとりだが、選挙後は沈黙を貫いている。さて、どう動くのか。
現政権下では復権の目なし
この3連休、大新聞、テレビは小沢前幹事長を追いかけ回していた。釣り好きの小沢の後を追って八丈島に飛んだほどだ。
「小沢グループは民主党を割って出るのではないか」
永田町では今、こんな物騒なウワサが流れている。一挙手一投足に注目が集まるのも当然だ。
「民主党の執行部は、菅がダメなら次は前原国交相と考えています。官房長官の仙谷と政調会長の玄葉が予算編成の中心になる体制づくりを急いでいるのも“小沢外し”とみられている。小沢グループが現政権の下で復権する目はなく、飼い殺しの状態が続くことになります。一方で、グループの新人議員らは仙谷官房長官や枝野幹事長らの切り崩しにあっている。このままでは小沢グループが解体されかねません」(民主党関係者)
一転、小沢グループが民主党を飛び出せば、一気にキャスチングボードを握る可能性が出てくる。
「小沢グループの離党で民主党は何もできなくなります。一方、小沢グループは民主党し手を組むこともできるし、揺さぶりをかけることもできる。自民、公明と結ぶことも可能。民主党を割って出れば、小沢グループはフリーハンドを得るのです。これは小沢グループにとってもっとも良い選択肢といえます」(政界関係者)
カネも自由だ。幹事長と官房長官を前原グループに押さえられている現状では、政党助成金も機密費も握れないが、自ら党を立ち上げれば、少なくとも助成金は思い通りに使うことができる。
衆参合わせて70人以上が同調
切り崩しが続いているとはいえ、「衆参合わせて70人以上の議員は確実に小沢と行動をともにする」(事情通)。官僚支配を終わらせる大改革の実現のためにも、分裂はきわめて現実的な考え方だ。
永田町に詳しいジャーナリストの小林圭樹氏がこう指摘する。
「民主党の連立相手である国民新党が郵政民営化法案で、社民党が普天間基地移設問題で存在感を存分に示しました。小沢グループは両党に比べたらずっと大きい。連立を組めば、小沢グループが目指す政策を堂々と要求して実現できるのです」
菅民主党が小沢新党との連立を拒否しても、自民党に次ぐ勢力として政局のカギを握る存在になる。永田町ではウソかホントか「自由新党」「新自由党」などの政党名まで流れている。
「最後のご奉公」を口にした小沢。八丈島での釣りは決意を固めるためだったのか。
(日刊ゲンダイ 2010/07/20 掲載)
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あくまでウワサの話として…。
更新が遅くなりましてすみません。
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