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2010⁄07⁄21(水) 00:59
菅さんや内閣が動けば動くほど、国民からは乖離していく。「新自由党」に期待したい。
昨年の平成21年度予算は自民党がほとんど骨格を決め、政権交代後のゴタゴタで民主党独自の国民のための予算が組めず、来年こそは独自予算が組めると期待していた。
そんな様々な期待を次々と裏切り続けられるとは、いったい誰れが予想しただろうか?
早速、国民と約束したマニフェストの見直し作業に入るようだ。
理由は、すべて予算に反映すると予算約71兆円を大幅に超えるからということで、この秋に特別会計にメスを入れるとした事業仕分けを控えているが、既に「事業仕分けで切り込むのはムリだ」「削減などできない」と、やらない前から宣言しているようなものである。
民主マニフェスト「予算編成と並行して見直し」(朝日)http://www.asahi.com/politics/update/0720/TKY201007200328.html
●予算編成、「党高政低」必至=求心力低下でかすむ菅首相(毎日新聞 2010年7月20日 21時38分)http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100721k0000m010116000c.html
≪2011年度予算編成作業が本格化する中、民主党が発言力を強めている。参院選敗北による菅直人首相の求心力低下を踏まえ、歳出増へ圧力を掛ける構え。首相は財政再建と経済成長の両立を図るため、「官邸主導」をアピールするが、首相の存在感はかすみがちだ。
「あくまで政治主導、官邸主導で概算要求基準を作ってもらいたい」。首相は20日の閣僚懇談会で、仙谷由人官房長官と、民主党政調会長を兼ねる玄葉光一郎公務員制度改革担当相が中心となって、政府・与党内の調整に当たるよう重ねて指示した。
しかし、同日の同党政策調査会の拡大役員会では、予算編成に関する議論はなく、参院選の際の首相の消費税発言や衆院選マニフェスト(政権公約)を修正したことに対し、党内に首相批判があることが報告された。この後、開かれた党常任幹事会で、首相は「わたしが消費税に触れたことで厳しい選挙結果を招いたことをおわびする」と低姿勢に終始せざるを得なかった。
党側には、首相が唱える「官邸主導」について、「口先ばかりで、財務省の言いなりだ」(国対幹部)との疑念が強い。同党幹部は「官邸が自分たちで勝手に進めようとすれば、党とのあつれきは大きくなる」とけん制。実際、概算要求基準を23日に閣議決定したいとの首相の意向に対しても、「参院選の総括が先だ」と押し返した。
首相としては、法制化のめどが立たなくなった「国家戦略局」創設に代え、仙谷、玄葉両氏を中心とする政策調整機関を内閣官房に新設し、主導権を確保したい考えだ。ただ、こうした構想にも党は「明確なマニフェスト違反」(幹部)と反発。閣内からも「どこが政治主導なのか」(前原誠司国土交通相)と批判の声が上がり、首相の立場は厳しさを増している≫
また、国家戦略局を縮小させ、財務省主導の予算が組まれることが確実となってしまった。
それに何故か前原が噛み付いた。
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●「どこで政治主導やるのか」国家戦略室の役割縮小に疑問 前原国交相(産経ニュース 2010.7.20 15:37)http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100720/plc1007201539007-n1.htm
≪前原誠司国土交通相 前原誠司国土交通相は20日の閣議後の記者会見で、予算の骨格策定を担うとしてきた国家戦略室の役割が縮小されたことに対し「どこが政治主導でやっていくのかという疑問が、閣内にいる私でさえ浮かんでくる」と述べ、疑問を呈した。
その上で前原氏は「政治主導の予算編成は政調会長が代わって行うというが、機能するのか。選挙前に約束したことをしっかりやれないと、政権交代を期待した国民への冒涜になる。変えてもいいが説明が必要だ」と強調した。
民主党は昨年の衆院選マニフェスト(政権公約)で、国家戦略局を設置し政治主導で予算の骨格を策定すると明記。政権交代後に戦略室を設けたが、首相に政策提言をするブレーン機能に特化させる方針に後退した≫
菅さんや内閣が動けば動くほど、国民からは乖離していく。
もう、何もやらないほうが国のためになるのではないかと思えてくる。
代表選を9月5日としているようだが、もう、早めたほいうがいいのではないか。その間やらせるだけ、マイナスである。じっとしていてくれたほうがよい。
ここにきてその代表選まで決まらないという情報まで出てきた。いわゆるニゲ菅炸裂か?それも個人事情のようだ。
●民主党:代表選の日程決められず…小沢氏動向はかりかね(毎日jP 2010年7月20日 23時28分) http://mainichi.jp/select/today/news/20100721k0000m010116000c.html
≪9月に予定される民主党代表選の日程調整が遅れている。菅直人首相は20日の常任幹事会で参院選大敗の総括のための両院議員総会開催を要請、敗戦処理を早急に終えて代表選への道筋を付けたい考えだが、首相側が希望する9月5日の日程はこの日の役員会・常幹では決まらず、求心力の低下で主導権もままならない状況にある。【念佛明奈】
「いろんな議論をしてもらったうえで、両院議員総会で私自身の気持ちを話したい」。菅首相は常幹で表明した。参院選の敗戦ムードを断ち切り、政権運営で「攻め」に打って出たい狙いがにじむ。
しかし、常幹では代表選のための中央選挙管理委員会の発足を了承したが、枝野幸男幹事長は日程について記者会見で「相談をしたり判断をしたりという段階に、まだまったくなっていない」と述べるにとどまった。
鳩山由紀夫前代表を引き継いだ菅代表の任期は9月末までで、代表選はその30日前以降に実施される。今回の代表選日程は秋の臨時国会の召集日や会期にも影響する。9月5日の場合、内閣改造・党役員人事を経て、翌週の13日に召集する案が有力。「ねじれ国会」を受け、可能な限り会期を確保する狙いだ。一方、1週間遅らせて12日とした場合、9月下旬のニューヨークでの国連総会に首相が出席すると、召集がずれ込む可能性がある。
日程が固まらないのは菅氏への対抗馬を擁立する可能性がある小沢一郎前幹事長の動向をはかりかねているためだ。7月中に予定された小沢氏に対する検察審査会の判断は秋に先送りされるとの観測がある。「起訴議決」となるかどうかが焦点で、複雑な思惑がからむ。党執行部はぎりぎりまで情勢を見極める構えだ。
一方で、小沢氏側も明確な動きを見せていない。小沢氏のグループは独自候補擁立を模索し、原口一博総務相や、海江田万里衆院議員らの名があがる。小沢氏自身の出馬を求める声もあるが、まだ大勢は固まっていない。
今回の代表選は、8年ぶりに党員や、党員ではないが投票資格を有するサポーターが投票に参加する。9月5日の投開票の場合、告示は2週間前の8月22日。国会議員1人2ポイント、地方議員に計100ポイント。党員・サポーターには計300ポイントが配分される。党員・サポーター票は国会議員150人分の比重があり、勝敗への影響は大きい。今年5月末に締め切られた党員・サポーターの登録数は約35万人だが、小沢グループの衆院議員は「党員・サポーター集めの熱心さが小沢グループの特徴だ」と自信を見せている。≫
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●民主敗因、「消費税」が過半数 都道府県連幹部調査(asahi.com 2010年7月20日4時30分)
http://www.asahi.com/politics/update/0719/TKY201007190453.html
≪ 民主党の参院選敗北を受け、朝日新聞社は同党の都道府県連幹部を取材した。敗北の原因について、半数以上が菅直人首相(民主党代表)の消費税発言と指摘。8割超が首相続投を支持したものの、9月の代表選での首相支持を明確にしたのは半数に満たず、代表選の情勢を見極めようとする意見が目立った。
取材は原則として47都道府県連の幹事長を対象に16日から19日まで実施。参院選敗北の原因について、半数以上の25府県が「首相の消費税10%発言」と回答。このうち、山形、島根、熊本など13県が改選数1の1人区だった。
「政治とカネ」をめぐる問題を挙げたのは福島、静岡、鳥取など7県。沖縄は普天間移設問題を敗因とした。その他の14都道県は「様々な要素が複合的に影響」(秋田)、「民主党政権10カ月への評価が敗因」(鹿児島)などと指摘した。
党執行部が敗北の責任を取るべきかどうかを尋ねたところ、16県が責任をとるべきだとし、18府県は必要ないと回答した。ただ、首相続投に賛成したのは39都府県(83%)で、反対は岩手の1県だけだった。枝野幸男幹事長の留任についても、27都府県(57%)が賛成し、反対は岩手、愛知、福岡など6県だった。
次の衆院選も菅首相で戦うべきだと思うかどうかも尋ねた。「思う」は東京、三重、奈良など21都県。岩手、山梨、愛知、香川、熊本の5県が「思わない」とした。「その他」の21道府県のうち宮城、神奈川、京都、兵庫、長崎など11府県が「代表選の結果次第」と回答した。
代表選は9月に予定されている。菅首相の再選を明確に支持したのは23都県で最多だった。香川、愛媛が岡田克也外相とし、岩手、熊本が小沢一郎前幹事長を挙げた。小沢氏が党中枢に復帰することの是非を聞いたところ、「賛成」と「反対」が9県ずつに分かれ、29都道府県が賛否を明確にしなかった。≫
枝野が自分の蒔いた種と経験不足と人間力の無さで総スカンをくらっている
●野党から総スカン 居丈高な態度が「あだ」? 満身創痍の枝野幹事長 (産経ニュース 2010.7.20 22:29)http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100720/stt1007202233012-n1.htm
≪「(改選1の)1人区の皆さんを中心に建設的かつ厳しい意見を承っている」
枝野氏は20日の記者会見で、終わったばかりの県連代表からの参院選ヒアリングをこう振り返った。
党内随一の論客といわれ、鼻っ柱の強さが売りの枝野氏だが、ヒアリングでは「本当に申し訳なかった」と平身低頭の連続だ。21日からもブロック別議員懇談会がほぼ連日開催され、針のむしろは続く。
ヒアリングでは面と向かって枝野氏に辞任を求める声はなかったとされる。だがこの沈黙も、「9月の党代表選後の人事で枝野氏の幹事長続投はない」(小沢グループ中堅)と、見切られていることが大きい。
枝野氏は20日の政府・民主党首脳会談で、9月の党代表選の準備に着手する考えを表明した。これにも「参院選で勝っていれば、枝野さんは菅直人首相の無投票再選の準備をしたかっただろうに」(参院若手)と言われてしまう始末だ。
党内で求心力を下げるだけでなく、野党対策でもまだ力を発揮できていないのが枝野氏の現状だ。
参院で過半数割れしたことで生じた「ねじれ国会」対策は腕の見せ所。同日の記者会見でも「(秋の臨時)国会で個別の法案の審議が始まる段階までに(野党と)議論ができる環境をつくる努力を進めている」と語るが、その成果に期待する声は少ない。
交渉相手となる野党からも冷たい声が飛ぶ。
みんなの党の江田憲司幹事長は、同日の会見で「前国会は(菅首相就任に伴う)予算委員会も各閣僚の所信表明もしない異常事態だった」と、民主党への不信感を改めて強調した。
先の通常国会最終盤で予算委員会を求める野党側に対し、「協議が整わなかった」と、あっさり閉会させた責任者が他ならぬ枝野氏自身だからだ。
「もともと寝業(=水面下の交渉ごと)が得意ではない」(党幹部)とされる枝野氏。成果がなければ、求心力を下げ続けることになる。正念場の夏になりそうだ。≫
●「枝野氏が革マル幹部と覚書」月刊誌報じる(産経ニュース 2010.7.17 10:52)http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100717/plc1007171052008-n1.htm
≪民主党の枝野幸男幹事長が平成8年の衆院選に立候補した際、警察当局が左翼過激派の革マル派幹部と判断している人物との間で、「推薦に関する覚書」を交わしていたと、17日発売の月刊誌「新潮45」が報じた。
枝野氏が覚書を交わしたのは、JR東労組大宮支部の執行委員長で、警視庁公安部が革マル派のJR内秘密組織の幹部と判断している人物としている。枝野氏は覚書で「私はJR総連及びJR東労組の掲げる綱領(活動方針)を理解し、連帯して活動します」などとしている。≫
●「菅体制の不徳」枝野幹事長が連合に陳謝(産経ニュース 2010.7.15 16:31)http://sankei.jp.msn.com/politics/election/100715/elc1007151633003-n1.htm
≪民主党の枝野幸男幹事長は15日午後、都内で開かれた連合の中央執行委員会であいさつし、参院選大敗について「大変なご尽力を頂きながら結果に結び付けることができずに申し訳なく思っている」と陳謝した。
枝野氏は菅直人首相の消費税発言に触れ「発言の仕方に不十分な点が多々あった。私を含めて菅体制の不徳の致すところだ」と述べた。≫
一度、信頼をなくしたものは、何をやっても批判の対象でしかなくなる。
蚊帳の外の時には好き勝手を言って小沢批判ばかり繰り返してきた輩も、実力も経験も器もないのに引き受けた幹事長職に、今、その重さに潰されようとしている。
既に、参院選の責任を取らされることが確実な、いわば、何の権限もないものに対して、野党も交渉しようとは思わないだろう。
それと同じことが、菅総理にも言える。
日々動く政治から出てくることは、その全てが官僚目線になってきた。聞けば聞くほどにガッカリさせられっぱなしである。
まあ、いいものは表にでにくいのかもしれない。
こうした鬱積したなんとも癒えぬ政治状況の中で、週刊ポストと日刊ゲンダイが、一服の清涼剤を与えてくれている。
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●小沢 党を割って「最後の奉公」 「自由新党」の名前まで流れる
(日刊ゲンダイ 2010/7/20)
≪前原グループ主導に嫌気
参院選から1週間余りがたった。菅首相の支持率急落は止まらず、求心力は低下。ねじれ解消のメドも立っていない。頼みの綱は小沢ひとりだが、選挙後は沈黙を貫いている。さて、どう動くのか。
◇現政権下では復権の目なし この3連休、大新聞、テレビは小沢前幹事長を追いかけ回していた。釣り好きの小沢の後を追って八丈島まで飛んだほどだ。
「小沢グループは民主党を割って出るのではないか」
永田町では今、こんな物騒なウワサが流れている。一挙手一投足に注目が集まるのも当然だ。
「民主党の執行部は、菅がダメなら次は前原国交相と考えてます。官房長官の仙谷と政調会長の玄葉が予算編成の中心になる体制づくりを急いでいるのも“小沢外し”とみられている。小沢グループが現政権の下で復権する目はなく、飼い殺しの状態が続くことになります。一方で、グループの新人議員らは仙谷官房長官や枝野幹事長らの切り崩しにあっている。このままでは小沢グループが解体されかねません」(民主党関係者)
一転、小沢グループが民主党を飛び出せば、一気に政界のキャスチングボートを握る可能性が出てくる。
「小沢グループの脱党で民主党は何もできなくなります。一方、小沢グループは民主党と手を組むこともできるし、揺さぶりをかけることもできる。自民、公明と結ぶことも可能。民主党を割って出れば、小沢グループはフリーハンドを得るのです。これは小沢グループにとってもっとも良い選択肢といえます」(政界関係者)
カネも自由だ。幹事長と官房長官を前原グループに押さえられている現状では、政党助成金も機密費も握れないが、自ら党を立ち上げれば、少なくとも助成金は思い通りに使うことができる。
◇衆参合わせて70人以上が同調
切り崩しが続いているとはいえ、「衆参合わせて70人以上の議員は確実に小沢と行動をともにする」(事情通)。官僚支配を終わらせる大改革の実現のためにも、分裂はきわめて現実的な考え方だ。
永田町に詳しいジャーナリストの小林佳樹氏がこう指摘する。
「民主党の連立相手である国民新党が郵政民営化法案で、社民党が普天間基地移転問題で存在感を存分に示しました。小沢グループは両党に比べたらずっと大きい。連立を組めば、小沢グループが目指す政策を堂々と要求して実現できるのです」
菅民主党が小沢新党との連立を拒否しても、自民党に次ぐ勢力として政局のカギを握る存在になる。永田町ではウソかホントか「自由新党」「新自由党」などの政党名まで流れている。
「最後のご奉公」を口にした小沢。八丈島での釣りは決意を固めるためだったか。 ≫
「新自由党」と聞いただけでワクワクしてくるのは私だけか?
少数精鋭の政策集団「自由党」の復活を思わせるに足る命名である。
(週刊ポストは第二部として、本日エントリーする予定)
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