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マスコミの世論調査なるものが頻繁に繰り返される。通信社、新聞社が入れ替わり立ちかわり報道している。最近、頻度は増えそれこそ毎日どこかの機関がやっているようだ。いわく内閣の支持率、スキャンダルを強調し辞任すべきか辞任しなくてよいかとかだ。その数字たるや何もしていないのに著しく上下する。
菅首相が誕生したとき、民主党の支持率は大きく上昇した。各社それって60%を超えていた。彼がなにかをしたわけではない。鳩山首相、小沢幹事長への徹底的なマスコミの攻撃が功を奏しダブル辞任を受けてのもので何もしないことにより総理の座が転がり込んできただけだった。時期はいわば、鳩山・小沢の辞任、マスコミの「大勝利」の後だった。ここは祝儀をはずまねばならぬ。かくて支持率は大きく上昇した。
しかし、参議院選挙まで1ケ月しかない。このままでは時期参院選で民主党が大勝し自民党は壊滅する。マスコミとしてはそれはまずい。何せ不倶戴天の敵小沢一郎は「一兵卒」とはいえなお影響力は大きい。その復活は阻止しなければならぬ。そこで民主党の政策に反対のキャンペーンをはった。子ども手当てはバラマキで将来子どもにつけを残すので反対だという立派な国民がテレビではいつもインタビューに答える。将来の財政が破綻するとい警告も忘れない。
ここで何を勘違いしたか(カン違いという)菅首相はマスコミの数字をまともに信じてしまった。消費税増税が過半数とか、小沢一郎の影響を外し自分はクリーンとか売り込めば自分の支持率は安泰、選挙は勝利と信じてしまった。消費税10%の数字まで認め宣伝してしまった。この判断を評して「空きカン」「カラカン」という。さらに側近を反小沢で固め小沢一郎には「静かにしていろ」とか発言した。マスコミは大喜びだった。しかしこの発言は小沢支持者の反発を買い民主党支持の勢いはそれこそ「つるべ落とし」になった。そして選挙の結果の知ってのとうりだ。支持率の落ち方の速さはあの麻生太郎、鳩山前首相の記録を大きく更新しめでたく「新記録」達成した。わずか1箇月余りで20%を越す数字が霧散した。「オウンゴール」ともいう。
さて現在、強固な記者クラブ組織に支えられた日本最強の談合組織マスコミはどうすべきか。世論調査の数字をどうすればよいか。これが悩ましい。民主党を攻撃してさらに支持率を落としたい。しかしそれが小沢一郎の復活につながることは避けたい。どうすればよいか。そこでこの組織は考えた。そうだこうしよう。菅内閣の支持率は下げるが菅首相の続投は容認しよう。過去の主張とは変わってしまうが何、愚民相手だ、どうというこはないだろう と結論された。
先ほどの報道ステーション、菅内閣の不支持率が支持率を上まわったと喜んで報道したあと。70%を越すボードを出してきてこれは何でしょうとかいったあとこれは菅首相の続投を支持する人の数字ですときた。さすがに続けて放送するのは照れくさかったか手のこんだことをして数字を強調していた。こんな数字を並べることを中国の故事に倣って「矛盾」という。本来あり得ないことだ。その後、首相がころころ変わるのはよくないとか誰かが力説していた。何とか主張を整合したのだろう。勿論、読売の数字以下他社の数字も似たようなものでこの矛盾は共通している。質問内容、項目の類似も含めこれを「談合の結果」という。それまで支持はしないが続投すべきという結論はなかった。枕言葉をつけて鳩山。小沢は辞任すべきか、ばかり聞いてきたはずだ。「首尾一貫」という言葉とは最も遠い。
まさに「マスゴミ」の名に恥じぬ行いである。それでも自己が強固に主張したいことを世論調査の結果として垂れ流す。このような行いを「恥知らず」という。一言言っておくが視聴者・読者はそこまで○ホではない。貴社らの「既得権」がある期間もあとわずかだ。今や新聞・テレビの受け売りをする人を知性のある人と見る向きはない。
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