http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/827.html
Tweet |
http://www.kokumin.or.jp/news/20100706.shtml
平成22年7月6日 東京・銀座で街頭演説
夫婦別姓反対や国民を救う景気対策の必要を訴える
亀井静香代表、自見庄三郎副代表、石原慎太郎東京都知事
亀井代表ら3人が有楽町マリオン前で正午から約1時間、政策を訴えた。外国人参政権と夫婦別姓制度の導入、消費税引き上げに反対するとともに弱い者いじめの市場原理社会を批判。国民を救うために景気対策を訴えると、1200人を超える市民から「いいぞ」「その通り」などの声が飛び、盛大な拍手を浴びた。
日本を日本でなくする2法案を阻止
石原都知事が外国人参政権反対を中心に演説した後、亀井代表が街宣車に登壇。夫婦別姓制度の導入を「一家がアパートみたいになる」と切り出し、次のように述べた。
「日本は『改革、改革』と言って助け合う社会でなく、わたしはわたし、母さんは母さん、そんな空気がまん延し始めた。家庭にすきま風が吹く中で、なぜ夫婦や親子で名前を変えなければいけないのか。法務省がもうすべてスタンバイしている。法制審もクリアして。法務省が出そうとする法案は全部成立している。
わたしはこんな顔をしているから女性にモテたことがないが、この国会ではモテたこともないモテ方をした。千葉法務大臣や福島代表は『先生、今晩暇?デートしましょう』と。鳩山総理までがわたしに説得に来た。それからパッと共産党、公明党も取り込まれた。
このちっぽけな国民新党が5年前、世間から相手にされないで、支持率ゼロ以下、マイナスと言っていい支持率の中で、『よし、こんな日本を必ず政治をひっくり返して、まともな日本にしていくぞ』と結党した。今日、3党連立で国民新党が存在しているからこの2法案は成立しなかった。今、こうして日本が日本でなくなっている」
国家の衰退打開する大胆な景気対策を
「経済もそうだが、国がしぼんでいる。改革の中でしぼんだ。(GDPが)550兆円から470兆円にしぼんだのは厳然たる事実。その国が今や、力が強い者だけが富を握って、そうじゃない者は売り上げが伸びず、所得も増えない。サラリーマンの皆さん方、中小零細企業は仕事があってももうからない、大変な状況になっている。そこから脱出することが政治の課題ではないか。
かつて、橋本内閣で景気ががくんと下がった。そのとき私は自民党政調会長で、大蔵省に『君たちは会社に例えれば経理係だ』と言って積極財政をやった。だからマイナスから2%成長まで上がった。それを純ちゃんが大蔵の手の平に乗って金を出さなくした。そんなことをやって国が小さくなっていった。
民主党はわれわれと連立を組むとき、『経済を発展させ、国民生活を生き生きとよみがえらせる』と高らかに国民に約束したではないか。わたしは菅さん、鳩山さんにも『あなた方、福祉経済・第三の道をおやりになるのはいいよ。かつての自公は弱い者に対してちゃんと対応しなかった。どんどんやれ。ただ、福祉経済は例えて言えば漢方薬。それだけではデフレスパイラルから脱して経済が躍動していくような状況はつくれない。それをやらなきゃ』と言った。そのことについての発信力が民主党に弱いので、国民から頼りないと思われている節があると思う。
霞ヶ関の屋上や国会議事堂の上から目薬を差すようなことをやっている場合じゃない。国民新党が言っているように、思い切った景気対策をやるべき」
世界一の債権国家が無策の愚
こう言うと皆さんは『財源は』と。そう思われる方は、今のマスコミに間違った判断を刷り込まれている。わたしは政調会長や、自民党の中で大臣も経験した。わたしなりに日本の財政状況は分かっているつもり。
確かに10年間で国は小さくなって大変になったが、今日本は世界一の債権国家だ。どの新聞もテレビも報道しない。米国に対しては200兆円以上の金を貸している。米国はどうか。世界から金を借りまくっている。オバマは日本に金を返さず、79兆円の緊急経済対策をやった。日本は『良い公共事業』も『悪い公共事業』も全部駄目だと言っている。中国は何をやったか。胡錦涛(こきんとう)さんは六十数兆円の緊急対策、これも日本で評判の悪い公共事業。
やはり当面、中小零細企業にどう仕事を出すか。民間で消費が出てこない以上は、政府がやるしかない。そういうときのために、皆さんから税金をもらって政府をつくっている。それを(財務省)主計局の手の平に乗って、やるべきことをやらない。切るだけでよくならないことは、小泉改革以降の10年間が証明しているじゃないか。経済が躍動することによって財政再建はできる。当たり前のことだ」
消費税上げないのは国民との約束
毎年、5000〜6000億円の金を世界にばらまいている。貸したりくれたり。外国にはそれをやりながら、国内ではお年寄りに厳しく、若者たちには『正社員は駄目、パートで我慢して働け』と、弱い者いじめの経済をやっている。
わたしは一昨日、菅さんに言った。『あなたたちは次の衆議院選挙が終わるまで消費税を上げない約束を国民にしている。国民新党との連立の約束でそれをしている。そういう立場の民主党代表、総理が国民に誤解を生じるような、自民党が10%上げると言ってるから、そういうものを例えに出して言っちゃ駄目だ』と。
今やるべきことは、枯れ果てた井戸にさらにつるべを降ろして税金を取り上げることではない。大胆な経済・財政対策で皆さんを潤すこと。そういう政治をやるべき。4年間やらないと約束しており、中身を議論することでない。国民新党は絶対にぶれない。真っすぐに進んでいく。足利10万の大軍を、(楠木)正成わずか700騎で迎え撃った。湊川へ国民新党は出陣している。勝敗は時の運。結果は天命を待つのみ。われわれは必死の努力をするだけ。皆さん、われわれの闘いに力を貸してくれませんか」
弱きを助け、強きに責任持たせるのが保守
自見副代表が駆け付け、郵政民営化に象徴される市場原理主義を次のように批判した。
「今、代表が、菅民主党代表は男と男の契りを破ったと言った。しかし、郵政改革をはじめ、弱い人、恵まれない人も、絶対に日本人らしい生活ができる世の中にならなければならない。そのためには、たとえ少数でも与党でなければ実現しないということで、『自見、お前がおれの代わりに郵政・金融大臣になれ』と大臣をやらせてもらっている。
われわれは本格保守。今日、金融庁長官が米国から帰ってくる。かつて小泉さんが信奉したブッシュ前大統領やウォール街の金融資本家、その人たちを規制する法律が米国ですら、金融改革法案が通りそうと聞いた。時代は大きく変わった。
しかし、5年前からこのマネーゲームは続かないと予見し、それに乗っては日本が駄目になると警告したのは誰か。亀井さんであり、綿貫さんであり、亀井久興さんだった。われわれは正しい目で見ている。そのことを皆さんにぜひ理解していただきたい。
保守とは何か。『桃太郎』の話、あれは弱きを助け、強きをくじく日本の美談だ。桃太郎さんがキジ、サル、イヌを連れて鬼ヶ島に鬼をやっつけに行った。われわれはたとえ少数といえども、弱きを助け、強きに責任を持ってもらう」
ゆうパック遅配は小泉・竹中改革が原因
前日からの報道に関し、亀井代表が一言付け加えた。
「今朝新聞を見たら、ゆうパックがろくな仕事をしていないと。それは小泉・竹中さんがそういうふうにした。だから、そういう問題が起きている。今の斎藤社長はじめ、彼らのやったことではない。そういうことのないように間違った組織の分断、仕事のやり方を変えていこうとしているのが郵政改革法案だ。皆さん、ぜひご理解を」
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。