http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/816.html
Tweet |
2010/7/18 10:00
http://netallica.yahoo.co.jp/news/131843
無党派層を狙って各党が擁立したタレント候補。前回2007年参院選の3倍、19人が立候補した。しかし、当選したのはたったの3人だけ。これだけ乱立したら、有権者が食傷するのも当然だ。
民主党のタレント候補は、谷亮子以外そろって討ち死にした。
倒立がトレードマークだった池谷幸雄(39)、「飛んでイスタンブール」を歌うだけだった庄野真代(55)、ペットの保護しか訴える中身のなかった岡崎友紀(56)……。当選ラインの10万票には、全く手が届かなかった。
唯一の関西弁候補として桂きん枝(59)も注目されたが、5万票にも満たなかった。
選挙区では、岡部まり(50=大阪)だけじゃなく、俳優の原田大二郎(66=山口)が16万票の差をつけられ落選。アテネ五輪の自転車で銀メダルを獲得した長塚智広(31=茨城)も10万票差でダメだった。
やっぱ、もう野球の時代じゃないか。巨人戦のナイター中継が3%台の視聴率しか取れないくらいだから仕方ないのかもしれないが、野球系の候補は軒並み苦杯を喫した。
自民党が比例代表の目玉候補として擁立した堀内恒夫前巨人監督(62)は、公示前は「知名度の高さで開票と同時に当確が出る」といわれていたが……。
「名刺は出さない、握手は片手。演説では『野球選手は頭を下げない』なんて言ってしまう。傲慢な態度で、どんどん票を減らしました」(自民党関係者)
「悪太郎」の異名を取った態度の悪さが嫌われた。
国民新党は議席ゼロで、比例代表として出馬した江本孟紀(62)も落選。スポーツ平和党などで参院議員経験もあるのだが、今回は涙をのんだ。
たちあがれ日本は比例で1議席を獲得したが、中畑清(56)は片山虎之助(74)に及ばず。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督の話題で演説を引っ張る“チョーサン選挙”は通用しなかった。
元プロ野球選手で当選したのは、選挙区(秋田)から立候補した石井浩郎(46)だけという結果に終わった。
自民党のタレント比例候補で唯一当選したのは、三原じゅん子(45)だ。16万票を獲得し、堂々5位当選した。
三原のウリは、介護と医療。自ら介護施設を運営し、子宮頚がんを患った経験から、ワクチン接種の無料化を訴えるなど、いわゆるタレント候補と差別化を図る戦略が当たった。
選挙期間中、ショッキングピンクのTシャツ姿で街頭演説する三原を見て、自民党議員や支持者の男たちが、「けっこうイイ女だなあ」と鼻の下を伸ばしていた。
同じく自民党比例で当選した片山さつきや佐藤ゆかりと、“熟女バトル”が繰り広げられそうだ。
まさかの落選だったのは、大阪の岡部まり(50)だ。8万票の差をつけられての次点。大阪のお笑い票は岡部には行かなかった。
「一般には『まさか』という印象でしょうが、地元で取材をしていれば、この結果は見えていました。というのも、彼女は公示日までほとんど街頭に立たず、運動しているのかどうかよくわからなかった。そのうえ、取材を避けようとするので、マスコミの評判も悪かった」(地元記者)
世論調査も序盤は当選確実だったのに、終盤は当落線上まで後退。最終日に枝野幹事長が応援に入ると、岡部は涙ぐんでいた。
敗戦の弁は、「寸分の後悔もありません」。しかし、表情には悔しさがにじみ出ていた。だったら、最初から一生懸命やればよかったのに。
投票締め切り直後に当確が出た民主党比例代表の谷亮子(34)。立候補会見で「(ロンドン五輪で)金メダルを目指す」と「二足のわらじ」を宣言して批判が出たり、街頭演説で「シャベリが下手」とヤジが飛んだりするなど、一部で“資質”を疑問視する声もあったが、フタを開けてみれば、35万の大量得票だった。
東京・六本木ヒルズ近くの会見場に白いジャケット姿で現れた谷。用意されたボードに「啓」の文字を書き、意味を問われると「政治を国民に啓きたい」と解説。報道陣から、あらためて議員と柔道家としての両立を問われると「公務をおろそかにはしません」と繰り返し強調した。
(日刊ゲンダイ2010年7月15日掲載)
2010/7/18 10:00 更新
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。