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私たちの大嫌いな産経新聞が、またしても小沢一郎氏に鉄砲を撃ってきました。
それもまるで、牧野・前原・偽黄門たちの雑言に合わせるようなタイミングで、です。
記事のタイトルは、
「小沢氏側に献金2000万円超 胆沢ダム受注工作の疑いも 山崎建設、西松事件と時期合致」。
ダムを受注するための工作として、山ア建設という会社が小沢氏に2000万円の寄付を行なった疑いがある、という内容です。
「産経新聞の調べで分かった」のだそうです。
しかし皆さん、この記事の中身をよく読んでみて下さい。
山ア建設という会社が、平成7年から18年までの「十二年間で」
「小沢一郎政経研究会」のパーティー券購入、小沢氏の地元小選挙区支部や小沢氏の関連団体「改革国民会議」や陸山会などへの寄付、
会長さんの個人献金などをすべて合わせて、2286万円を支出していた、という内容です。
(以下転載)
2010.7.18 01:45
民主党の小沢一郎前幹事長の地元の胆沢(いさわ)ダム工事を一部施工し、資金管理団体「陸山会」の土地購入事件で東京地検特捜部の捜索を受けた重機土木会社「山崎建設」(東京)側が平成7〜18年、さまざまなルートの政治献金で、小沢氏側に毎年資金提供していたことが17日、産経新聞の調べで分かった。総額は2千万円を超える。西松建設が毎年ダミー献金をしていた期間と時期が合致しており、胆沢ダム工事の受注工作だった疑いがある。土地購入事件で、小沢氏が強制起訴される可能性も残る中、小沢氏側に再び政業癒着疑惑が浮上した。(調査報道班)
政治資金収支報告書などによると、山崎建設は7〜18年、「小沢一郎政経研究会」のパーティー券購入や、自由、民主両党の小沢氏の地元小選挙区支部への寄付のほか、小沢氏の関連団体「改革国民会議」にも寄付。陸山会には、本社に加えて東北支店からも寄付を行い、同社創業者の元会長による個人献金を含め、6ルートに分散させて計2286万円を小沢氏側に提供していた。
胆沢ダム工事には、小沢事務所の強い影響力があるとされる。5年、小沢氏が総選挙の際に、胆沢ダムの地質調査を受注した会社側から寄付を受けた事実が発覚。弁護士らが公選法違反罪で小沢氏を告発した。盛岡地検の捜査で7年に不起訴となったが、国会でも取り上げられた。
山崎建設は胆沢ダム工事を、16年10月に一部受注した鹿島の共同企業体(JV)から下請けし、17年3月に同じく一部を受注した大成建設のJVからも、下請け受注している。
西松建設は胆沢ダム工事などの受注のため、7年にダミー団体を設立し違法献金を開始。さらに献金が目立たぬように小沢氏側の複数の団体に分散させ、18年3月に胆沢ダム工事の一部をJVで受注し、同年末にダミー団体を解散させた。
陸山会の土地購入事件では、水谷建設の元幹部が、胆沢ダム工事を下請けできた謝礼1億円を「小沢氏の秘書に渡した」と供述。山崎建設の元幹部も、下請けできた謝礼として、小沢氏側に5千万円を提供しようとした旨の供述をしたとされ、特捜部は1月19日、事件の関係先として政治資金規正法違反容疑で、山崎建設本社を家宅捜索した。
山内和夫東海大教授(政治学)の話「山崎建設から(小沢氏側へ)の政治献金が細かく分散されているのは、献金を目立たなくさせるためとも考えられる。西松事件と時期が一致しているのは、偶然と考えるより、受注工作だったとみるのが自然ではないか」
山崎建設の話「旧経営陣と小沢事務所の関係は、今では分かる者がいない。胆沢ダム工事は下請けしただけなので、小沢事務所とは直接の関係はない」
小沢事務所の話「参院選後の残務整理などで担当者が不在のままのため、回答できない」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100718/crm1007180146001-n1.htm
(転載終了)
産経新聞は、
「西松建設が毎年ダミー献金をしていた期間と時期が合致しており、胆沢ダム工事の受注工作だった疑いがある。土地購入事件で、小沢氏が強制起訴される可能性も残る中、小沢氏側に再び政業癒着疑惑が浮上した。」
「6ルートに分散させて計2286万円を小沢氏側に提供していた。」
と書く。
「胆沢ダム工事には、小沢事務所の強い影響力があるとされる。5年、小沢氏が総選挙の際に、胆沢ダムの地質調査を受注した会社側から寄付を受けた事実が発覚。弁護士らが公選法違反罪で小沢氏を告発した。盛岡地検の捜査で7年に不起訴となったが、国会でも取り上げられた。」
と書く。
西松事件以来、小沢一郎氏を貶めるための悪意ある報道に慣れっこになっている皆さんには、
お決まりのパターンがあちこちにあることがおわかりになるでしょう。
「資金提供」「小沢氏が強制起訴される可能性も残る中、小沢氏側に再び政業癒着疑惑が浮上した。」「6ルートに分散させて・・・小沢氏側に提供」
というふうに、ただの寄付かも知れないものを、いかにも「工作資金」という印象が残るように書く。
そして、
「山崎建設から(小沢氏側へ)の政治献金が細かく分散されているのは、献金を目立たなくさせるためとも考えられる。西松事件と時期が一致しているのは、偶然と考えるより、受注工作だったとみるのが自然ではないか」
こういう学者の世論誘導的発言を出す。
「とも考えられる」ものが、「受注工作が自然」という結論になる。
「旧経営陣と小沢事務所の関係は、今では分かる者がいない。胆沢ダム工事は下請けしただけなので、小沢事務所とは直接の関係はない」
という山崎側の発言や小沢事務所の発言を最後に持ってくるのは、
「きっと受注工作資金だったに違いない」という印象を強めるため。
悪い印象を持たせる文章の後に当事者の否定発言を置くことで、
「あ、ウソをついている!」と読者に思わせる効果を狙っているのです。
風評工作に明け暮れ、これだけ報道の質を落とした産経は、万死に値する!
2000万円寄付
2010.7.18 01:45
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