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菅首相は、これから3年やりますとか、前原国交相は「小沢氏は国会で説明を」とか云っているが、小紙が野党なら着々と争議の用意をするだろう。参議院の新勢力は、自・公・民+共産で120議席に達する。これから3年間、この議席数は動かない。最大のハードルは、予算関連法案だ。今年も埋蔵金を掘り出さねば予算がつくれないだろうし、国債関係法案も成立させなければ、歳入に穴が開く。
また野党はこの議席数を後背に、多くの参議院でのポストを要求し、その委員会を占有し、閣僚を攻め立てて来る。おそらく八ッ場ダム問題も俎上に乗る。前原国土交通相は、早速『処で八ッ場ダムはどうなさるのか』と厳しく質されるだろう。予算委員会でも、国土交通関係予算は元来自民党の牙城であったから、今回地方で21議席も増えたから、イケイケで攻めて来る。へんな答弁をしていると、臨時国会閉幕前にドカンと問責が出る。
成立しちゃったら、歴史に残る。更に、今後当面閣僚になる目は無い。外交関係も岡田外相が、普天間問題で厳しく追及されよう。なにしろ自民党は、辺野古基地建設の日米合意を成した当人なのだから。だが沖縄は、既にカンカンの情勢であり、今秋には、伊波洋一氏が沖縄県知事選挙に出馬するらしい。そこで、彼が県知事に当選すれば、もはや杭一本打てないだろう。
岡田外相、北沢防衛相、前原沖縄北方担当相らは本件に対し、何らの問題解決能力をも有していない。ジャーナリストの岩上氏が、前原氏が名護市議会選挙で島袋前市長らと密会して暗躍していると沖縄県民は怒り心頭だと話している。8月末には日米合意で明記された、工法の決定期限が来るが、沖縄の怒りは前述のとおりであり、現実は実行不能である。こういう点も、自民党は追及して来るだろう。
なにしろじわじわと締め上げて、最後は予算で袋小路に追い込めば、菅政権はまさにジ・エンドである。ここにきて、自・公・みは共闘を強めていて、参議院選挙勝利の余勢をかって、イケイケである。そもそもこれまで民主党は、政権の守りをした経験が無い。対する自民党は、腐っても半世紀以上政権を担って来て政権運営のノウハウがある。おそらく最初に開催される予算委員会は、選挙の総括になる。
自民党側は、過去に逆の立場にあった時の民主党側の質問を逆手にとって、攻めて来る。菅首相の経済オンチもそこで質されるだろう。それから民主党閣僚の多くが自らが担当する省庁の行政法をよく知らない。この行政法オンチも同様に追求されよう。つまり自民党野党側は、菅民主党政権の政権担当能力を追求して来るというわけだ。
すると背後で官僚がちょろちょろするから、政治主導でないことが浮き上がる。まぁもう長くは持たないことがミエミエの政権であり、野党側は明白に解散に追い込むシナリオを描いて来る。尤も自業自得とはこのことであるから、小紙も援護はしない。
では小沢はじっと熟柿戦術を取るか。否、小沢は攻め込んで来る。自身の最後の王道の戦いのために。
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