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(回答先: 老人保健施設で不正投票、事務長ら3人逮捕(読売新聞) 選挙用紙に自民党と勝手に書く 投稿者 近藤勇 日時 2010 年 7 月 17 日 19:48:43)
不正広がる入所者投票
2010年07月16日
http://mytown.asahi.com/yamanashi/news.php?k_id=20000001007160003
■「密室」性が誘発 意思見極め課題
参院選の投票をめぐって、県内の特別養護老人ホームと知的障害者授産施設の職員らが相次いで公職選挙法違反で逮捕された。認知症の高齢者や知的障害者の選挙権を悪用した事件は全国的に起きており、関係者に波紋を広げている。外部の監視の目が入りにくい施設内での投票方法や入所者の意思や判断能力をどのように見極めるかなど、課題も浮き彫りとなった。(佐藤美鈴、福山亜希)
田んぼに囲まれた中央市極楽寺の特別養護老人ホーム「らくえん」に14日、段ボールを抱えた捜査員が次々と入っていった。
県警は13日、認知症などで十分に意思を伝えられない入所者の投票用紙に特定の候補者の名前を勝手に書いたとして、同施設の次長(50)と介護長(59)を公選法違反(投票偽造)の疑いで逮捕。両容疑者は施設で投票する「不在者投票」で、代理投票の補助者を務めていた。
6日には、笛吹市八代町北の知的障害者授産施設「美咲園」の施設長(49)が期日前投票で入所する知的障害者にメモを渡し、特定の候補者の名前を書くように働きかけたとして、公選法違反(投票干渉)の疑いで逮捕された。施設長は理事長を務める自民党県議の長女で、比例区で落選した民主党の八代英太氏のめいだった。
同様の事件は、県外でも起きている。今回の参院選では、栃木県警が知的障害者らに投票を働きかけた疑いで会社社長を逮捕。鹿児島では昨年8月の衆院選などで、特別養護老人ホーム施設長らが入所者の投票用紙を使って勝手に投票した事件が発覚。大分でも2007年の県議選の期日前投票で、知的障害者に特定の候補者に投票するように指示したとして、施設職員が逮捕された。
事件から、認知症の高齢者や知的障害者の投票をめぐる様々な課題が見えてきた。
施設や病院などで実施する不在者投票は、申請に基づき、都道府県選管が場所を指定する。今回の参院選では、県内で167カ所が指定された。施設長や病院長が管理者となり、立会人や代理投票補助者も施設職員が務めることができるため、「投票所」は実質「密室」となる。そのため、外部から不正を見抜くことが困難な状態だ。
また、文字を書くことが出来ない人が利用できる「代理投票」は、代筆者のほかにもう1人立ち会い、本人の意思を確認した上で投票を行うが、第三者が介入したかどうかは、わかりづらい。選管の担当者は「選挙権の有無は確認できるが、本人がどこまで判断できるかを見極めるのは難しい」とこぼす。07年の参院選山梨選挙区では、2332人が代理投票した。
一方、ある知的障害者施設の施設長は「候補者について一般的な話をするだけでも誘導につながってしまう可能性がある」と戸惑いをみせる。「内部にすべて任せることが原因。外部の公的な機関などが、もっとわかりやすい形で情報を伝える必要性がある」と訴える。
今回の事件を受けて、県内45の施設でつくる県知的障害者支援協会は、「誤解を受けることはしないよう気を付けて下さい」「投票そのものは権利なので、選挙に消極的にならないように」と注意を促す文書を各施設に送った。山西孝会長は「管理者の意識の持ち方を変えなければいけない」という。
障害者の政治参加について詳しい奈良教育大の玉村公二彦教授は「認知症も知的障害者の投票も構造は同じ。選挙に参加することは基本的人権。違反が前面に出ることで施設が萎縮(い・しゅく)してしまうことが危惧(き・ぐ)されるが、社会参加という意味で投票の意義は大きく、公正な形でわかりやすく必要な情報を説明し、社会全体で議論していくことが重要だ」と話している。
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- Re:日本全国で組織的に行われた疑いがある。 近藤勇 2010/7/17 19:59:12
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