http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/748.html
Tweet |
人間が人間である以上、争い、醜い足の引っ張り合いをすることも自然の摂理の一つです。その醜い争いを、自分を安全なすこし高いところに置き見物するのも、ローマ時代のコロッセウム以来人間の醜い楽しみの一つでもある。
7月末に召集される国会はどのぐらい醜い争いをしてくれるだろうかと思うと、私の穢れた心は期待に膨らんで弾けそうである。
俄かに転がり込んできた首相の座を手に入れ、一瞬おらが春を謳歌した愚かな菅直人がどれだけ醜態をさらすか、また、長年私に期待をさせておいて期待を裏切った小沢一郎が巻き起こすであろう政界再編の動きが凶とでるか吉とでるか・・・見ものである。
日本が21世紀生き残る為には、一旦55年体制を終らす必要があった。社会党が壊滅しても、依然自民党は残っていた。日本の悲劇は、政治家が国益や国家の未来よりも、自分と選挙区の利益誘導、そして派閥争いこそ政治であると思っていたからではないか?そして、政権を担える野党が無かったことだと思う。いつまでたっても憲法を改正しない自民党は、政権を降りる必要があった。日本は一刻も早く普通の国になる必要を感じていたからこそ、私は長年小沢一郎の党へ投票し続けてきた。
小沢は自由主義思想の保守派であると思っていたが、小沢はいつの間にか左翼の売国奴に変質していた。小沢は政策やイデオロギーには興味が無く、小泉純一郎同様、ただの政局好きの政治家であったのだ。当然売国奴を支持するわけにはいかず、昨年の夏の衆議院選挙も、今回の参議院選挙もみんなの党へ投票した。
昨年の衆議院選挙で、多くの国民が望んだのは、公明党に操られた自民党政治の終焉であって、民主党に期待したからではない。国家の運営は官僚達が担ってきたとはいえ、民主党ではまるで政権を担えない事がこの10ヶ月で思い知らされた。民主党は、そのことを理解できなかったことに今回の参議院選挙での悲劇がある。日本国民はけして馬鹿ではないのだ。日本人の全体に働く集団的無意識の自我が不思議とバランスを保たせているのである。
話を1週間前まで遡ると、どうやら菅首相や枝野は敗戦を見越し、来るべきネジレ国会よりも、対小沢派との内部抗争に備えていたように私には思える。
選挙前日に発表された「民主党声明」である。『民主党がまだ、国民の)ご期待に十分応えられていないこと、そして、政治とカネ、普天間基地問題、税制改革の道筋で、混乱と不信を招いたことを率直にお詫びします』政治とカネ、普天間の問題は、鳩山由紀夫前首相と小沢一郎前幹事長の責任であると宣言したうえで、2人区で2人の候補を擁立した小沢氏の戦略はことごとく失敗、小沢氏が消費税問題等で首相を批判したことを糾弾したのである。
選挙の敗戦の弁で菅首相は、「選挙結果は真撃に受け止めるが、あらためてスタートラインに立った気持ちで頑張りたい」と・・・。菅・仙谷・枝野トリオ全員続投どころか、落選した千葉法相まで続投では、なにが、新しいスタートだ!狂気というか血迷っているとしか言いようがない。
6月の「鳩山・小沢道連れ辞任事件」で小沢が小沢系のグループから首相候補を出さなかったのは賢明というか、計算づくで巧妙なだけだったのかもしれない。一時首相就任直後、菅の支持率が意外に高かった時は、民主党が過半数を押さえ、外国人参政権や、夫婦別姓などの悪法が次々と通過してしまうのではないかと危惧した。民主党政権により日本は崩壊すると私も焦ったが、所詮ご祝儀支持率であった。
小沢一郎前幹事長は、選挙の直前から、マスコミでの露出が減ったが、マスコミが取り上げなかったのではなく、マスコミに対して姿をくらませていたようだった。
投開票日も小沢氏の動向が伝わらなかった。小沢が行方をくらますのは、後に「何事か」を起こす際の前兆であることが多い。
*******************************************************************************<引用>
細川政権誕生の際も、小沢氏は周囲に「オレは潜る」と言って姿を消している。「実は小沢氏が、大阪に潜伏していたというのです。目的は太いパイプを持つ関西創価学会幹部と面談し、選挙後の公明党との連携を模索するためと見られています。さらに小沢氏は水面下で、自民党の長老・森喜朗元首相や古賀誠元幹事長とも接触を図っています。その狙いが、自身を中心にした政界再編にあることは明白です」(某全国紙ディスク:週刊現代)
*******************************************************************************
一方で、小沢は自分自身が総理大臣の椅子に座るとしたら今回の政局が最後のチャンスと考えている説もある。9月の代表選挙で自身が代表に座ろうと、鳩山派を取り込み400人近くいる国会議員の過半数を既に押さえているとのことだ。
菅・枝野・仙谷の反小沢派無能三兄弟は、国民新党以外の政党とも何が何でも連立を組んで、参院での与党過半数を回復し、国会運営を行い、代表戦に勝利する方法がない。そのため、無能三兄弟は、みんなの党との交渉に望みを託しているが、選挙前からみんなの党は、民主党との連立の可能性を否定する。みんなの党は、小さな政府で大きなサービスを目指す政党で、民主党の支持母体の官僚役人をリストラし、民間の活力を高め、経済を成長させていく党である。一方民主党は、大きな政府で、支持母体が自治労では連立は困難であろう。渡辺喜美代表も江田憲司幹事長も連立には否定的だ。みんなの党は次の衆議院選挙勝利を目指しているので、絶対に菅政権との連立に応じないであろう。
次の連立候補参議院で19議席を有する公明党。ところが、仙谷官房長官と枝野幹事長が池田大作名誉会長の証人喚間を要求したこともあり、公明党は菅政権では連立を組まない。
菅政権は、7月末国会が始まったと同時に、政権運営が行き詰まる可能性が高い。
過半数割れの菅政権が国会を運営するためには野党に頭を下げて協力を求めるしかないが、自民党が改選第一党となったため、参院議長の座を要求し、すでに中曽根弘文元外相を侯補にしている。議長が野党になったら国会の開閉もままならなくなり、完全に政権は死に体となり国会もまともに開けない。
政権維持はどうあがいても不可能、民主党内では、「代表選の前倒」論が高まる可能性が高い。小沢本人か、小沢の傀儡としての原口総務大臣ではないだろうか?
仮に反小沢で結集すれば、今度は小沢が党を割って飛び出し新党結成し自民・公明と連立同様の連立を模索するかもしれない。93年、自民党宮沢政権に対して野党から内閣不信任案が出された際、与党自民党にいた小沢氏の一派が賛成に回って不信任案が可決され、宮沢内閣は崩壊した。同じことが、民主党政権でも起きる可能性がある。
小沢氏は菅首相を退陣させて衆院解散に追い込み、民主党を脱党し仮称新自由党を結党し自民党の旧保守系と手を結び、みんなの党の渡辺代表を総理に担ぎ、一挙に政界再編となるかもしれません。
菅首相は、鳩山同様、小沢に一矢報いる手段があるとすれば首相自らの意思で、衆院を解散を決意するしかない。小沢に先手をうって、自民党リベラル派を巻き込み政界再編を仕掛けるしかない。小沢系の議員は、昨年の衆院選で当選した素人ばかりの新人で、党本部から応援が無ければ、再選される議員は、小泉チルドレン同様数えるほどしかいない。小沢が脱党する前に、首相自らの意思で解散を打った方が、カネと公認権を持つ菅直人党代表が有利である。
小泉純一郎をモデルにしようとしている菅直人ならやりかねない。
また、菅直人が東京地検をけしかけ小沢を起訴させる荒業もある。小沢氏は強制起訴させるのも、最後の抱きつき手段だろう。小沢側は、起訴され裁判になっても判決には10年かかる。その間、師匠の田中角栄や金丸信のように、闇将軍として政治をしていくであろう。
菅直人に残された道は解散総選挙しかないのだ。
政治家は聖人君主である必要はなく、嫌われたり、悪徳な汚い手段を使っても、その国を繁栄させるのであれば、おおいにすればよいと思っている。政治とはそういうものだ。
【Ddogのプログレッシブな日々】
http://blogs.yahoo.co.jp/ddogs38/32765254.html
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
まあ、阿修羅掲示板の政治板に巣食っている、「民主党政権が我らの革命」とか勘違いのお馬鹿さん達には参議院選挙は気の毒な結果であった。私の投稿にいちゃもんをつけていた諸君はこの選挙で世間を見る能力がない事を思い知っただろう。仮に菅ではなく鳩山・小沢体制で選挙に臨んだとしても結果は大惨敗であったはずだ。
まあ、その溜まったカタルシスは、この↓の無記名投稿で、私に対する罵詈雑言でも書いて解消したまえ(笑)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。