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一時、私は森田実のファンだったのですが、目に余る小沢批判にすっかり幻滅していました。ここへ来て態度を変えたのはなぜ? という疑問を拭えません。
高橋敏男のブログ
菅直人は小沢一郎に謝罪すべきだ!
<< 作成日時 : 2010/07/16 18:11
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・・・と昨日の森田塾2周年記念講演会で森田実塾長が発言した。
政権政党となって以来、「政治とカネ」、「政治資金規正法」問題で、
鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長を厳しく批判してきた森田塾長がである。
「政治とカネ」、「政治資金規正法」問題のあまりの執拗さに内閣支持率が下がり続けることに、
危険感を抱いた二人は辞任した。
これは民主党の力を削がれないための作戦だったにも関わらず、
二人が辞任すると、その隙間を突き代表になった菅首相と枝野幹事長が
小沢斬りに動いたのは明らかな事実だ。
これが鳩山と小沢の二人が描いたシナリオだったとしても、
菅氏がとっさにチャンスと見て二人を裏切った可能性もあるのだ。
これをマスコミが挙ってこれをヨイショした。
そして直近の世論調査と称する結果発表により、これをサポートした。
だから30%を割っていた内閣支持率が61%に復活したと騒いだのだ。
こんな世論調査が信じるのはどうかと思うが、
兎に角、支持率がアップしたと発表されると影響は大きい。
ニンマリとした顔が菅首相の満足そうな気持ちを表していた。
菅氏と枝野氏の発言は一般の国民から見ると、
義理も人情もない奴だとしか思えない。
それほどまでに小沢一郎に非人間的な仕打ちをしてしまった。
これは演技でも何でもない。
現実に権力を手にした議員が変身してしまう瞬間を見た思いがする。
民主党に政権を齎した大恩人をこのように無碍に扱っていいはずがない。
やがて菅の顔に血の気が失せてきた。
誰かに怯えているような顔になってきた。
消費税発言が飛び出して、国民から反発が激しくなった。
民主党も自民党も消費税10%を公約にして参院選を戦った。
自民党は公約に掲げていたが、
民主党は菅首相の口から出た出まかせ発言だけである。
党の公約に載った消費税ではない。
官僚に踊らされた発言だともいわれているが、
しかし、発した言葉は取り返しがつかない。
案の定、発言の度に自信を無くしたように萎んでいった。
真意は違うのだと懸命に弁解していた。
弁解すればするほどに信用を失くしていった。
こうなると菅はまともに動けなくなる。
野党にも攻められるし、挙党体制どころではない。
自ら撒いた種で収拾がつかない、
これはかなりしんどいことになるはずだ。
そんな実情を察して森田塾長の言葉となったのではないかと思う。
菅首相は小沢一郎に謝罪すべきだ。
あなたに従いますから、
どうぞ小沢さんの考えどおりにしてくださいと
お願いすべきだと森田塾長は発言した。
辛口で厳しい政治評論家の森田実塾長が庶民感覚に近づいた一瞬を見た。
しかし国会の今後の手続きや国会の展開などにも触れた。
歴代政権が躓いた原因と結果を例に挙げながら、
8月末までに決定しなければならない日米共同声明の実現の難しさもある。
沖縄は今までと変わった。
普天間基地問題と辺野古問題で沖縄は覚醒している。
アメとムチで養ってきた政策は此処に来て、
そのカラクリがばれてしまった。
米兵による事件も一向に減らないし、
なにか事件の度に沖縄は日本政府に訴えるが、
米国には抗議して済ますだけ。
こんな政府の弱腰にうんざりしているのは沖縄県民だけではない。
日本政府そのものを信用できない組織と見ているのではないか。
政治家が利権で縛られてしまう。
地元の利権で雁字搦め、
そして政党同士は其々の綱領で縛られていて滑稽だ。
「国民の生活が第一」という言葉は、どの政党にも当てはまる政策のはずだ。
それで政権交代を実現した民主党が、なぜか菅内閣はこれを引っ込めてしまった。
財政再建至上主義に戻ってしまったのである。
景気回復し国民の生活が豊かになってから、
徐々に税金で戴きましょうとやるしかないのに。
それが政治の要諦だと知っているはずなのに、
政府はそちらに舵をきらない。
「日本経済復活の会」では景気回復のシナリオを提示しているが、
財務省当局は一向に耳を貸さない。
こんな無駄な時間をかけている暇が日本にあるのだろうか。
全て先延ばしにしてきた習性から、抜け出せないのだろうか。
それは誰の責任なのか。
政治家にそれを認識しているかどうか聞いたほうがよい。
二次会の話も面白かった。
Kさんの馴染の「さぼーる」という店に入った。
5人で2時間ほど今の政治の混沌をどうすれば解決できるか、
出来ないのか談笑が続いた。
元外交官の天木直人氏はこのように発言した。
小沢一郎は悪い政治家であっても今は、彼しか政治を立て直せない。
彼にやってもらうしかないのではないかという。
小沢一郎シンパは2人だった。
評価はすれども悪は悪と、同調できないのは構わない。
しかし、マスコミ偏向報道でかき回される政治の世界だ。
一般の小沢一郎を見る眼はマスコミ報道の通りになっている。
それを知っているものにはわかるが知らない者には分からない。
だから、今こそ小沢はその事実を認めて、男になれと言っているのだった。
代理を立てて、裏で操るのではもう立ち直れない。
小沢一郎本人が自ら代表になって、総理大臣になって、
「平和」と「国民の生活が第一」を掲げて小沢党でも作るしかない。
そうしないと解決できないほどグジャグジャになっているというのだ。
小沢一郎が起つしかない。
森田実氏も天木直人氏も小沢一郎を正義の政治家だとは考えていないようだが、
彼しか今の政治を解決できる人がいないと見ているようだ。
この見方は二人とも一致していた。
私も裏表を充分に知った者しか物事を解決できないと思う人間だ。
大きな力が働く政治の世界では、寝返ったり、嘘をつくのは日常茶飯事のことである。
そう思わせるような行動が目立っていた。
実際にはそれは淘汰されていく人間であり、
まともな人間が生き残っていく。
それだから小沢一郎が表に出る幕が開いたのではなかろうか。
ここでやらねば後はない。
それこそ民主党の反小沢派も親小沢派も、
他の政党に属する議員も、今こそ民主主義の何かを確りと認識すべきときだ。
拘りは国民を幸せにしてからにしてほしい。
苫米地英人の言う「国民の自己実現」を後押しするのが国会議員の勤めであろう。
政党の争いも派閥争いもその後でやれ。
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