政策が、ほとんど変わってしまっていることは明白だ。もう論理は破綻している。税金は国の基本政策、ものの決定権が官僚にあるのか政治家を通じた国民にあるのかここは決定的に重要だ。金を国民に直接支援するのか（子ども手当て）役人を通じて（保育所の充実−許認可権を役人が持つ、組織も要る）恣意的に運営するのか、去年の総選挙で訴えた政策は１８０度変わっているではないか。

以前の自民党政権時、大臣は奉るだけ、副大臣はセレモニー要員、政務官は盲腸と呼ばれていた。菅さんの発言のままならその時と同じだよ。

「京都スクール」は、いちおう警戒ですかね。

菅首相の資産は鳩山由紀夫前首相（６３）の６４分の１−。菅直人首相と１７閣僚の就任時の資産（家族分を含む）が１６日公開された。首相は２２４１万円で、１４億円超の鳩山前首相を大幅に下回り、１９８９年以降、最も資産が少ない総理大臣となった。市民運動出身で、１４年ぶりの「非世襲」首相だけあって資産も庶民的だが、「資産が少ないうえに、友だちも少ないみたい。一国の首相として、いいのか悪いのか…」との声も。

　首相は、東京都武蔵野市の自宅のほか、岡山市に山林などを所有。不動産の評価額は５１８万円で、ほかの資産は定期預金３９５万円と乗用車だけ。伸子夫人も武蔵野市の貸家や岡山市の山林などの不動産２７８万円以外は、定期預金１０００万円と国債５０万円だけ。ともに株やゴルフ会員権は保有していない。

　首相の資産は閣僚平均（３２８６万円）も下回り、歴代首相で最少だった小泉純一郎氏（５０１２万円）の“記録”も更新。首相は「私は普通のサラリーマンの息子。父親から大きな資産を受け継いではいないので、結果としてこの程度になった」と説明している。

政権交代で目指した国家戦略局の位置づけ　その重要性の意味を　未だ殆どの人が理解してないけどね。

前にも書いたけど、
議員を官邸→官僚機構へ送り込むにも　人数に限界がある。

そこで官邸直属で人材をプールさせておいて　その人材へ箔を付けさせて
大袈裟な名前を付ける事で菅の虚栄心も満たさせて
本当に使えそうな人間なら抜擢して　各省庁へ送り込む。
菅の実績「省庁への踏み込み」を　そのままに政治的機能へ結びけるべくシステム化しようとした。
この事に注目した人は殆ど居なかったけどね。。
→誠天調書　2009年09月07日: 鳩山兄新政権の肝　菅直人　副大臣　国家戦略局担当大臣　政調会長
　http://mkt5126.seesaa.net/article/127471462.html
つまり　まさに菅の周辺を固めさせる為に鳩山兄と小沢が準備し
だからこそ　政権発足直後に菅を　その地位と役職へ付けさせたのに、
全く使いこなせなかった挙句に　自らの無能を棚に上げて　恩を仇で返す始末。
そら鳩山兄が怒り狂うは当たり前な話だ。

鳩山政権時の　副首相兼財務大臣という格をも考慮し　其処に国家戦略局のシステムを加えて使えば
それ自体が　政務と党務　官邸と省庁　の調整役になる政調会長の役割をも担えるモノとなり
松井が言っている事は　まさに　その事を意味しているんだけどね。

菅は　それを捨て、
官僚に都合の良い人間で自らの周囲を固めて調整を進めたい、ということなるんだよね。

国家戦略局の本質をマスコミ新聞テレビ大手メディアが　徹底的に解説をせず（何故か不思議にｗ）、
そして菅の本人も　国家戦略局の本質を全くに使いこなせなかった、
という二重の事態が起きている訳なので、
一般の人が　此処で起きている事の意味を知ることなど　不可能に等しいけどね。