06. 2010年7月17日 15:17:04: ZsUNOgGnko “空き菅”蹴り上げカンカラカン!渡辺代表、独占激白 2010.07.16 ZAKZAK 国内海外政治フォト一覧ホーム政治・社会政治ニュース詳細 .“空き菅”蹴り上げカンカラカン!渡辺代表、独占激白2010.07.16 印刷する.
選挙後、メディアに引っ張りだこの渡辺代表。政局のキーマンになるか(栗橋隆悦撮影)【拡大】 初陣の参院選で躍進した「みんなの党」の渡辺喜美代表が夕刊フジのインタビューに応じ、「ブレないアジェンダ(政策課題)が支持された」と改めて勝利宣言。一方、消費税発言で迷走した菅直人首相との連立を重ねて否定し、経済政策の分からない「空き菅総理」と切り捨てた。父親譲りの歯にきぬ着せぬヨッシー節が炸裂した。 −−「民主敗北、みんなの党躍進」となった参院選の総括を 「首相が交代して消費税論議を打ち出したにもかかわらず、発言がブレにブレまくった。『これじゃあ、この人、信用できない』と有権者に思われたことが大きい。それに対して、みんなの党は反民主、反自民の受け皿としてブレないアジェンダを主張し続けた。ここに支持が集まった」 −−首相はなぜブレるのか 「簡単なことだ。役人路線に乗せられちゃったからブレる。みんなの党のように官僚主導から政治主導へというブレないアジェンダをもっていれば当然、官僚の口車に乗せられることはない」 −−首相の姿勢について、渡辺氏は選挙中「イラ菅、逃げ菅、こりゃあかん(菅)」と皮肉った。どこがアカンのか 「経済の二番底懸念が現実味を帯びているときに、臨時国会の開会を党内事情最優先で党代表選後に先送りしようとしている。民のかまどの分からない、経済情勢の分からない、まさに空き菅総理だ。その総理が今度の選挙では国民に総スカンで蹴飛ばされ、『カンカラカン』っていう音がしたわけだ」 −−焦点の民主党との連立や連携はあるのか 「連立の可能性はない。みんなの党のアジェンダを100%丸飲みすればいいが、それは民主党が消滅することを意味する」 −−実際、仙谷由人官房長官が公務員制度改革で連携は難しいとの認識を示した 「(みんなの党が要求する公務員給与削減に)仙谷さんは行政刷新担当大臣当時、『給与下げればいいってもんじゃないでしょ』という答弁をしている張本人。本人自身が労組の代弁者として大臣になっているんだから、両党の埋めがたい溝や民主党の限界をよく分かっている」 −−やはり菅・仙谷政権とは一緒にできない 「組合の代弁者みたいな人たちとは組めない。だから『顔を洗って出直してこい』と言ったんだ」 −−菅・仙谷政権が代わればいいのか 「人の問題ではなく、アジェンダの問題。みんなの党はこの人が好き、嫌いという『好きだ、嫌いだ、コンチクショ−』で政治をやっているわけではない。アジェンダがすべてだ」 −−一方、たちあがれ日本の与謝野馨元財務相は、みんなの党を「デマゴーグ(扇動的指導者)政党」と批判した 「(与謝野氏は)霞が関の代弁人として霞が関の認識で話している。霞が関にとっては路線の違う人たちはまさにデマゴーグであり、筋の悪い路線ということになる」 「われわれは官僚統制、中央集権打破を目標に掲げ、霞が関の既得権益にメスを入れる。霞が関や代弁者から罵詈(ばり)雑言を浴びるのは、百も承知でやっている」 −−注目の参院議長では野党共闘が瓦解しつつある 「私が参院議長交代を唱え、野党統一候補を出そうじゃないかと呼びかけたが、参院自民党は非常に後ろ向きだ。相変わらず与党ボケがとれず、せっかくのチャンスを逃している。公明党も議長は第1党(民主党)から出すという理屈を持ち出し、民主にシッポをふってすり寄っていった。その後、言い分を変えたが、腰砕けだ」 −−政策面ではどこから着手するのか 「まず議員歳費カット法案。日銀法改正を伴うデフレ脱却法案も。具体的には、日銀と政府が手を結んで物価安定目標を設定し、日銀にさらなるマネー供給をやってもらうという内容だ。これは近く与野党に呼びかけたい」 −−民主政権のムダ削減は不発。みんなの党も埋蔵金30兆円発掘などを掲げている。可能なのか 「民主党は官僚に使いこなされたちゃっただけだ。つまり、自民党を支えてきた『できない理屈の大天才』の官僚を居抜きで使えば『あれはできない』『これはできない』のオンパレード。無駄削減や埋蔵金発掘もできなくなるのは目に見えている」 「だから、政権の意向に従うような改革派官僚を配置する人事を先にやらなければ、改革は前に進まない。みんなの党ならば、改革派官僚を国家戦略スタッフとして官邸に配置したりして幹部公務員を入れ替える」 −−大阪府の橋下徹知事が参院選後、みんなの党の考えに「1から100まで賛成」と明言した 「参院選の前にいってほしかったが…。まあ参院選がホップとすれば、統一地方選はステップ。みんなの党の公認・推薦候補を全国で擁立するつもりだが、大阪では知事の『大阪維新の会』と一緒に推薦候補を擁立することはあり得る」 −−次期衆院選が「ジャンプ」になる 「そうだ。まずねじれをテコにして国会でアジェンダを突きつける。国民の支持があれば、民主党でもビビる人が出てくる。民主党はすでに分解過程に突入し、これを促進することはできる。自民党からも、こぼれてくる人たちがいる。こうしたミニ政界再編をやり続けて統一地方選、そして衆院選になだれ込む」 −−17日は参院選後初めて地元入り。「ミッチー」こと父・美智雄氏の墓参りもするが 「父は『派閥の前に党がある、党の前に国家・国民がある』とよく口にしていた。このミッチー語録をもとに私の政治行動があったわけだから、その中間報告を墓前で父に伝えたい」 ■みんなの党 昨年8月、渡辺喜美代表や江田憲司幹事長ら5人が、民主や自民両党の批判票の受け皿政党として結党。今回の参院選では改選ゼロから一気に10議席を獲得。現在は衆参計16人。党首討論参加や予算の絡まない法案提出ができるようになった。 |