123. 2010年7月17日 17:49:32: LbkZWfNpPs 牧野氏の発言が、正しいかどうか、数字で確かめてみましょう。1 2004年参議院選挙静岡選挙区得票数 当選 501618 坂本 由紀子 55 女 自民 新 当選 369573 藤本 祐司 47 男 民主 新 361938 海野 徹 55 男 民主 現 343368 山下 善彦 58 男 自民 現 132972 島津 幸広 47 男 共産 新 2 2007参議院選挙 静岡選挙区得票数 当選 823184 榛葉 賀津也 40 男 民主 現 当選 549375 牧野 京夫 48 男 自民(公明推薦) 150306 木部 一 42 男 無所属 新 137627 平賀 高成 53 男 共産 新 86354 土田 博和 57 男 3 2010年参議院選挙静岡選挙区得票数 554,459 岩井 茂樹 自民 元参院議員秘書 485,507 藤本 祐司 民主 国土交通政務官 359,983河合 純一 みん 水泳選手 206,870 中本 奈緒子 民主 化学会社員 94,416 渡辺 浩美 共産 党県書記長 17,633 中野 雄太 諸派 幸福実現党県役員 4 2010年比例政党別得票数 民主党 18,450,140.559 14,433,171 31.56% 自由民主党 14,071,671.422 10,657,166 24.07% みんなの党 7,943,650.369 7,229,391 13.59% 公明党 7,639,432.739 3,555,970 13.07% 日本共産党 3,563,557.090 3,259,068 6.10% 社会民主党 2,242,736.155 1,614,821 3.84% たちあがれ日本 1,232,207.336 757,939 2.11% 新党改革 1,172,395.190 1,050,977 2.01% 国民新党 1,000,036.492 481,892 1.71% 日本創新党 493,619.989 321,123 0.84% 女性党 414,963.935 341,625 0.71% 幸福実現党 229,026.162 161,018 0.39% 1の6年前の2004年選挙は、自民党2人、民主党も2人たてました。結果自民坂本氏当選501618票、民主藤本氏当選 369573票で次点に民主海野氏361938票、4位山下氏 343368票でした。自民の得票が844986票、民主の得票が731511票、これがそれぞれの基礎票となっています。 2の2007年のときは、風が吹いていており、民主党は1人だったので82万3184票でした。2位の自民党は公明党の推薦をうけていたにもかかわらず549375票でした。つまり、自民党の基礎票も民主に流れたのです。この時点で、3位が15万票ですから、82万票を2つに割れば、40万票、このままなら2人でも共倒れの心配はないだろうと考えるのが当然です。
3の2010年選挙結果は、自民1、み、1、民主2で、6年前の自民2のところにみんなの党1がきた構図です。当初はマスコミによる反小沢キャンペーンが効を奏して、かなり厳しい選挙戦になるということで、40万票程度では、みんなの党も強いので、共倒れになるかもしれないという危機感を懐いて、静岡県連は1人を主張したのでしょう。鳩山・小沢氏が降りて、V字回復し、衆議院選より高い支持率になったので、そのままいけば、二人が10万票ずつ上乗せして、二人は無理でも現職は確実に当選となるはずでしたが。が、菅総理の消費税発言や枝野氏らの不規則発言により、急速に支持率が低下し、30%近くに落ちてしまいました。しかも静岡県では、同じ民主党候補なのに、まったく応援をしないということで、中本さんは孤独な闘いを続けました。結果、自民岩井氏が554,459票、 民主藤本祐司485,507票、次点みんな河合359,983河合、4位民主中本206,870票でした。自民党は55万票で1人当選ですが、6年前よりも30万票少ないです。つまり自民党支持者は30万票減ったのです。みんなの党とあわせると90万票ですから、10万票ほど民主党支持者から流れたのでしょう。民主党は合計692377票です。消費税の逆風のなかでも70万票の人が民主党による改革を期待していたのです。もし、民主党が協力して、反自民として2人が改革に頑張る姿を県民に見せていたら、2人3脚を続けていたら、おそらく、20万票は上乗せできたでしょう。 次に、比例区をみると、民主党が自民党を400万票も圧倒しています。これは2人区での票の掘り起こしがなされたからでしょう。これは小沢戦略により、より大きな敗北が免れたのです。民主党への改革の期待は依然として強いのです。 牧野氏が民主党静岡県連代表であるならば、今回、反小沢キャンペーンと消費税選挙の逆風にも関わらず、民主党に投票してくれた改革に期待する人々に、藤本派も中本派もなく、感謝し、次回の選挙には一致して、その70万票をさらに1票でも増やしていく努力をすることでしょう。 県連代表としてのあなたのすべきことは、今回の選挙の直接采配をふるった菅執行部、枝野氏の失敗を、私怨をもって小沢氏へすり替えて大げさに見当違いな批判をすることでもなく、他党を利する行動を行うことでもなく、冷静に、この大事な70万票を、次回は90万票、100万票にして、静岡を民主王国にしていくことかと考えます。 岩手や愛知が民主王国となったのは、そこにいた議員のふだんの努力があったからですね。 |
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