今参議院情勢を＜ネジレ＞と捉えることから、
小沢道連れ鳩山辞任を仕掛けた連中の術中に嵌っていると考えましょう。
衆議院同様の政党合体で全てを処理しようとするからばかげたことになるんで、
もともとが衆議院の暴走をチェックするのが参議院の存立意義。
それを失くし、第二衆議院と揶揄され、
それでも3年前、政党系列化を逆手にとった小沢戦略に乗り
昨8.30の民衆革命をお膳立てしたのも参議院選挙でありました。

さて、３年前と逆の＜ネジレ＞が生じた今こそ
二院制の本質に立ち返るチャンスと捉えましょう。
今、政権を握る民主（もちろん菅ではありえない）のなすべきことは
数合わせのために昨年民衆レベルで否定されたいずれかと手を組むことでは決してない。
参議院所属議員に党議拘束をかけぬこと。

問題は政治家の権謀術数をよしとするか
われ等主権者の主張を断固届け続けるか。

丁寧に主権者国民に納得できる提案さえ出してゆけば、
がちがちの党議拘束で政権弱体化のみを目的に抵抗する野党側に批判が集中するのは自明の理。
数合わせのためによしみGや公明に色目を使うのは
自らの死亡宣告を発するに等しいです。
ありえないことではあるが、
色目を使うのが小沢であってもです。

参議院の本来のありようを取り戻すべし。
第二衆議院のままならば３年後今の形での改選はありえないとおもってください。
全ての党なかんずく与党は議員個人の意思を尊重すべし。
最初にその方向性を打ち出したところに大きな支持が集まるでしょう。

わき道の問題、２点に寄り道します。

一票の格差を云々する方々へ。
あなた方の主張はつまり、
見てくれだけの、政治センスのかけらもない女性に与えた票で、
同様のおばか議員を５人は誕生させることができるのにと、
つまりはそういう要求ですね？

方向が逆！

衆議院選においてその主張には一理あります。
しかし参議院においては暴論です。

衆議院は議院内閣制において、
政権を構成し、
政策の裏づけにともに責任を負うべき与党と、
政府の行動を批判的に検証し、
軌道修正させる役割の野党があってよい。
これに対して参議院の役割は
衆議院とまったく異なった視点から政府をチェックし
さらに広くおおらかな立場から国の行く末を見据えるのが役割。

選挙区の定数は選挙区ごとに各２名（つまり改選ごとに１名を選ぶ）。
そう。
知事選挙と同じ構図になります。
これが公平と言うものじゃないですか？
詳述するのは控えます。

もう一つ寄り道。
議員定数削減が
さも好いことであるかに喧伝されています。
本当に？

わが国にもっとも必要とされる政治とは
地方の声
弱者とされるものの声
耳を澄まさなければ聞き取れぬような声を拾い上げ
政治非政治両面から解決してゆく。
定数削減の主張は、官僚と大臣病の一部政治家を喜ばすだけです。
財政が問題なら歳費その他わけのわからん出費を大幅削減すればよい。
その主張をする政治家が居れば
その点では絶対支持です。
その代わり潤沢にスタッフを使えるように。
政治の現場で学ぶと言うインターン制度と言うのもありかなと思います。

各層から広く国政にコミットするためにも大幅定数増こそが
われ等からの主張であるべきです。
定数削減を唱えるものの裏の思惑に思いをはせていただきたい。

さて、提言の肝です。
比例区について。
どなんとぅの持論は、上記のとおり、
議員定数の削減どころか大幅定数増および必要なスタッフを確保すること。
それで選挙区定員９４名と言うのは矛盾では？と思いますか？

すでにお分かりでしょうが
可能な限り比例区の定数を増やすべし！　

そして投票方式についても提案します。

現行制度では２０万程度の固定票を持って大きな政党の名簿に載ってしまえばほぼ当選できます。

本来参議院全国区を比例区方式に改めた時の言い分
党の力で
必要とされる人材を！として名簿に登載しても軒並み討ち死に。

これを改善します。

名簿搭載者にあらかじめ各政党は１００あるいは１０００を基数とするポイントをつけ公表する。
党名投票された分はこのポイントに応じて按分

つまり
現行と逆に党名投票も個人票に還元してしまう。
そこに各政党の意志が働く。
本当に名もなき必要な人材の当選をアシストしているのか？
口実だけで実際には貢献者を優遇しようとしているのか？
何の手がかりもなく印象だけで○○党に投票する人は
選挙のたびに激減してゆくでしょう。

当選者の決定は各党に議席を割り振る現行方式ではありません。
党名投票の分もこのように全て個人票に還元し、
そのうえで上位から定数分、当選者を決定します。

最初に展開した党議拘束をはずせ！とあわせて理解いただけますか？

単純に人気だけの候補者ももちろん当選するでしょうが
少なくとも政治への意思を持たぬ有名どころを引っ張ってきても
党自体に何のメリットもないわけですから、
お飾り議員の淘汰には寄与するでしょう。
この方式のメリットは他にも多々ありますが
敢えて言及を控えます。
頭の体操として考えてみてください♪

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