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2010年(平成22年)7月14日発行
「野党で参院議長を」がキッカケ
「素人集団だ」「与党ボケだ」と罵り合い
「ねじれ国会」を実現させた野党は、参院を主戦場にして民主党を攻め立てるつもりだ。まずは、数の力で参院議長を民主党から奪う手はず。ところが、早くも野党間で内ゲバが勃発。共闘して菅政権を倒す前に、野党がパラバラになりかねない状態だ。
最初に「野党議長」を口にしたのは、みんなの党の渡辺喜美代表だ。参院選投開票日の11日夜、「野党共闘で新しい人を選ぶ」と、野党統一候補の擁立を宣言した。
参院で過半数を握っている野党が共闘すれば、議長を選出できる。
ところが、野党内から異論が噴出。
まず、自民党の谷川秀善参院幹事長が「シロウト集団(みんなの党)が主導権を握ろうとして言っていることだ」と一蹴。さらに、公明党の山口那津男代表が「比較第1党が要職を占めるというルールがある」と野党議長を否定した。すると、渡辺は「公明党は腰が引けている。与党ボケだ!」とムキになって批判するありさまだ。
このままでは、野党統一候補の擁立など不可能の情勢である。「もともと野党で議長を奪うという話はスジが悪い。統一候補を立てても勝てない恐れがある。擁立するとしたら、自民党の中曽根弘文(64=当選5回)になりそうですが、中曽根では社民や共産が造反し、負ける可能性がある。参院自民党は『余計なことはしないでくれ』という空気です」(政界事情通)
抜け駆け≠、かがい互いに不信感
野党で共闘して戦うどころか、野党間のバトルが激しくなりはじめている。
「たちあがれ日本」の与謝野馨共同代表は、「政策を少しでも勉強した者にとっては、みんなの党の政策は唖然とする」と公然とコキ下ろす始末だ。
「ただでさえ野党票園は難しい。各党の主張がバラバラだからです。解散に追い込むなど目的が一致しないとまとまらない。しかも、野党の間に疑心暗鬼が広がっている。いつ、どの政党が抜け駆けして民主.党と組むか分からないからです。
公明、みんな、たちあがれ、舛添新党……。どこも信用できない。それに自民、公明は『みんなの党』が主導権を握ることを苦々しく思っている。
腹のなかで『どうせ賞味期限は1年のくせに』とバカにしている。いまの民主党執行部ではムリでしょうが、剛腕の小沢一郎なら、あっという間に野党を分断させられるはずです」(永田町関係者)
どこまで野党が「ねじれ国会」を有効に使えるか、見ものだ。
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