http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/576.html
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情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)
社民党、参院選沖縄選挙区で最多得票を報道しないマスメディア〜えっ、辺野古なんて忘れたよってか?
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/4705043db5a9a53d31d65f726ce2ccae
今回の参議院選で、もっとも、真剣に投票したのは、普天間の県内(辺野古)移転を押し付けられた沖縄の人ではないだろうか。その沖縄の人が、比例区で最も多く投票したのは、県内移転にノーと言い続けた社民党だった。100票当たりの得票数はなんと、22.68票。他方、自民党は、100票あたり17.64票で、自民党としては全国最低の値。つまり、沖縄の人は、いまでも、辺野古移転を決めた自民党を拒否し、辺野古反対を貫いた社民党を支持しており、米軍基地の県内移転を容認していないことがはっきりと分かった。
ところが、沖縄で社民党が最多を占め、他方、自民党は全国で沖縄が一番得票率が低かったことは、ほとんど報じられていない。辺野古移転反対こそが、沖縄の人の願いだということがこんなにはっきりと分かったのに、なぜ、報道しないのか?まるで、普天間移転問題に目をつむるかのような沈黙ぶりだ。
社民党の県別得票率→http://todofuken.ww8.jp/t/kiji/12133
自民党の県別得票率→http://todofuken.ww8.jp/t/kiji/12125
いまのところ、全国紙では朝日の13日付夕刊が次のようにまともな分析をしているようだ。
【民主が不戦敗を選択した沖縄の参院選は自民の島尻安伊子氏(45)が制した。ただ、比例区で最も多く票を集めたのは社民。全国では2議席獲得にとどまった同党への期待は、米軍普天間飛行場の移設問題を抱える沖縄が、民主にも自民にも厳しい見方をしていることを浮き彫りにした。】(http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201007120076.html)
実は、もうひとつ報道されていないことがある。それは社民党福島党首が、公明党を除けば比例区で個人別得票2位だったことだ。民主党における蓮舫氏の一人勝ちは報道されているが、福島党首の健闘ぶりはまったく報道されていないのだ。
http://www.47news.jp/news/election/sanin2010/hireidaihyou_tokuhyousu_ranking.php
しかも、沖縄での得票数がすごい。上記の朝日新聞沖縄県版によると、
【福島氏の影響力は、県内での個人票の獲得状況に顕著に表れている。福島氏は04年選挙の1万351票から2万7679票へと倍増。再選を目指した民主県連代表の喜納昌吉氏(62)が、6万965票から3万6251票と激減させ落選したことと対照的だ。普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対し、閣僚を罷免された福島氏への支持が沖縄で続いていることが裏付けられた形だ。】
という。
こういうと、沖縄は全国で一番投票率が少なかったではないか、本当に危機感を持っていたとは思えない、という反論する人が出るだろう。
しかし、【最大の要因は、全国で唯一、政権政党が候補者を立てられなかったことだろう。政権へ審判を下す機会が失われれば、有権者の関心がそがれるのは必然だ】(http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-164875-storytopic-11.html)という琉球新報の分析は正しいだろう。
そして、自民党候補者までもが、基地県内移転反対を訴えたのだから、盛り上がらないことこのうえない。
そういうなかで、社民党に投票した人が一番多かったことは、それ自体が、ニュースであるはずだ。
こういう分析をちゃんと伝えられないようでは、そのうち、本当に、マスメディアが見捨てられますよ。崩れ始めれば、結構速いかもしれないですよ。
今は経済的にも苦しいから政府も含めたスポンサー依存が高まっているだろうが、新聞ならば購読者が減れば、スポンサーも金を払ってくれません。市民がマスメディアから本当に離れたら、スポンサーも離れていく…。そうなる前に、市民の側に立った報道を始めるべきだと思いますよ…。
【ツイッターアカウント】yamebun
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