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2010-07-14 05:36:58
やはり、既存の『自由民主党』に対する<対抗軸としての『民主党』>では、二大政党制には成り得ない。
何故なら、と敢えて言わなくとも、今回の参院選の経過が雄弁に物語っている。
皆さん。
今回、<誰に>投票するか。
比例は<どの党>に。
悩みませんでしたか?
民主党の<コア>な支持者達は、『小沢信者』と『自民政治の悪弊を絶ちたい一身派』とに分かれるのでは無いだろうか。
勿論、昨年8月30日には、単に「流れに呑まれて」の浮動票の<風>も大きかったのは事実だが。
落ち着いて考えると、戦後65年の抑圧と搾取とに、ついに氾濫(反乱)を企てた<目覚めた>有権者達は、『民主党』がその可能性を示したから、民主党に投票した訳であった。
誤解を恐れずに言うならば、別に<民主党>でなくとも良かったのでは有るまいか。
例えば、民主党が掲げた<選挙公約>は当然支持された訳であるが、あの時点で『みんなの党』がもし300名の候補者を擁立する力が有ったとしたら、そして、例えば民主党が未だ少数勢力であったなら、民意は『み党』に集まったのでは無いだろうか。
少なくとも、「公務員制度改革」は、受け入れられたのでは無かろうか。
勿論、政策の中身が正しく<理解>出来て、判断出来る有権者は、『み党』の言う中身はデタラメである事は、すぐ解る。
「公務員を20%削減する」と簡単に言うが。
法的に首に出来ない公務員を削減するとなると、所詮は民間で引き取るしか<手>は無い訳だ。
その分一般社員が間引きされる事に成る。
しかも、公務員を引き受けると言う事は、平社員では無い訳で、その分コストが嵩む以上、普通の社員の待遇がさらに圧迫される事に成る。
体のいい<天下り>に過ぎない。
そのようなディテールは、今述べるつもりは無い。
ただ、言いたかった事は、昨年の政権交代は、なるべくして成った訳で、たまたまそれが『民主党』だった、に過ぎないと言えるのでは無かろうか?
だって皆さん。
旧社会党<左派>から、<新自由主義者>まで、あたかも「真左から真右まで」の百花繚乱たる『政治思想の盛り合わせ」ではないですか。
こんな<政党>に、確たる<指針>が示せて、目的に向かってまっしぐらに邁進出来るなどとは、到底考えられない。
それ以前に、本来の意味での<政党>の枠組みを形成していないのではなかろうか?
それでも、国民は支持した。
絶対に<この『民主党』>でなければ成らない、という訳ではなくとも、とにかく民意は民主党に託された。
そこまで、自民党政治=官僚支配のもたらした結果が、我慢の限界を超えてしまっていたからである。
そこに登場した<白馬の騎士>民主党。
そりゃ、雪崩を打って一票入れますわな。
そして、<誰が>引っ張るか、で山車の向かう方角は変わってしまう。
社中の<息が合う>事が、山車が無事奉納先に到達出来る条件であります。
山車の頂上で指揮を執る<代表>は「宇宙人」だった。
引き手達は、同床異夢。
お囃子は、耳をつんざく大音響で、引き手達の三半規管を狂わせ、見物の衆の感覚を麻痺させた。
交通整理の警官達は、行く手を強権でリードして、予定のコースを大きく湾曲させた。
引き手達も勢子達も、徐々に求心力を失って揺れ動く山車を、夫々が<自分の社(やしろ)>へ向かわせようと、テンデンばらばらに引き綱を八方に引っ張り、<社中の親方>の立てた工程表をことごとく無視し始める。
事ここに至ってしまえば、安全に山車を御する事等出来なくなってしまった。
道中で山車が壊れる恐れがでて来て、慌てた社中連中は、代表を入れ替える。
親方も入れ替える。
とたんに山車は、Uターン。
後ろから付き従っていた<見物集>をなぎ倒しながら、逆方向に大暴走。
かくして、お祭り騒ぎは<阿鼻叫喚>の大事故と相成り果てた。
先頭を走る名誉は仇に奪われ、山車は潰れる寸前と言う有様で、無惨な姿をさらしてひっくり返ってしまったのです。
さあ、そこでだ、お立ち会い!
「真左から真右まで」を、改めるべきなのではなかろうか。
そうでなくとも、山車をUターンさせた<新代表>は、息のかかった<引き手>達と、他の町内の社中と合同して、一番槍を競い合っていた<かたき>と手を結んで、押しも押されもせぬ<大型社中>をもくろみ始めた様だから。
<相仇>の中にも、いろんな異なるハッピを纏った連中が寄せ集まっている。
なるべく<仲間割れ>しないで済みそうな相手を、一人でも多く取っ捕まえて味方に引き入れないと、置いてきぼりを喰っちまった日には、目も当てられない程落ちぶれてしまう。
なんて、『真夏の夜の夢』か。
はたまた『テンペスト』か。
離合集散には悲劇は付き物。
誰がマクベスに成り、誰がオイディプス王に成り果てるか。。。
破れかぶれの<ほら噺>はさておくとしても。
『国民の生活が一番』派と
『自分の地位が一番』派とは、
袂を分かつ必要が有る。
絶対に有る。
そして、往々にして『自分の立場が一番』派が、常に先手を取り、巧く立ち回る物である。
数が物を言う民主主義。
バカでもチョ○でも、数のうち。
本気で日本を変えてくれる人達には、遅れをとる事無く、今回ばかりは「機を見るに敏」であって欲しい。
切に望む所です。
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