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証明された「脱小沢では無力」な民主党
参院選で世紀の大惨敗を喫した菅民主党は、執行部の責任回避に躍起だ。しかし、今度の選挙でハッキリしたのは、「脱小沢路線」が大失敗だったということだ。
「小沢さんにはしばらく休んでもらう」と言い、クーデターのごとく、小沢切りを断行した菅政権。その主役は菅であり、知恵を授けたのが仙谷官房長官や枝野幹事長であるのは言うまでもないが、その結果が、このザマだ。脱小沢でいい気になったのは一瞬で、あとは国民も呆れ返る迷走の連続だった。
しょせん、小沢がいなければ何もできないじゃないか。菅らの“幼稚さ”をまざまざと見せ付けられた選挙戦だったのである。
(⇒続き ゲダイネット http://www.gendai.net/articles/view/syakai/125164)
菅、枝野、仙谷たちの青二才体質
「50議席を割ることはないよ」
朝日や読売が民主党の50議席割れの可能性を伝えた日。番記者の前でこう言い放ったのが、安住選対委員長だ。
「枝野幹事長も同じように楽観的でした。さすがに『大丈夫か』と騒ぎになりましたよ」(全国紙記者)
根拠なき楽観論に支配されていた民主党執行部。これぞ、ダメな組織の典型だが、それ以外でも、民主党は負けるべくして負けた。菅、枝野、仙谷の3人は、脱小沢で世論の支持率がV字回復したことで、すっかりテングになったのである。
いい気になっている3人は、シロウト感覚で小沢から引き継いだ選挙体制をことごとく壊した。これが傷口を広げていく。
「例えば、選挙資金の配り方ひとつとっても、小沢は緻密でした。選挙区によって、渡す相手を本人、選対、県連と変える。常におカネを効果的に流す方法を考えていました。しかし、菅体制になって、選挙資金は公平配分が原則。あと一歩で通りそうなのも、てんでダメなのも一緒にしたのです。揚げ句が1人区の大惨敗。カネの使い方を知らなすぎる」(小沢に近い関係者)
組織票もみすみす逃した。小沢は、連合幹部と一緒に全国行脚して、組織を固めた。頭を下げ、酒を酌み交わし、血の通った人間関係を築くことで、組織票を一票一票積み上げてきたのである。枝野は連合任せでほったらかし。それじゃあ下部組織は動かない。
その一方で、連日、激戦が続く選挙区に大勢の幹部が入り、駅前で応援演説をやる空中戦が目立った。代表、幹事長、政調会長、選対委員長、財務委員長、組織委員長、大臣、副大臣、政務官……と、じゅうたん爆撃みたいだが、「受け入れ体制づくりに人手を取られたり、動員疲れで逆効果のところもあった」(県連関係者)という。これでは勝てない。選挙のイロハも知らない青二才が選挙を仕切ったことが、大間違いだったのである。
(日刊ゲンダイ 2010/07/13 掲載)
★ハシゴをはずされた日本国民 (⇒2010/07/13 olive news http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=93109)
思えば、『国民の生活が第一』といって、政権奪取を目指した頃の野党=民主党がなつかしい。
今、菅民主党は、『元気な日本を復活させる』といいながら、実際には、完全に国民に背を向けた政策に明確に舵を切った!
わずか、1年足らずで、ひとつの政党が、こんなにも変節するものだろうか!?
多くの国民は戸惑っているに違いない。
今回の惨敗の原因について、記事は延々と続きますが、ゲンダイにしろ、当ブログにしろ、疑問や不満を持ちながら菅民主党を支持していていました。勝てるはずがありません。それにしても、菅、枝野、仙谷、安住、千葉景子など…、オソマツです。
(南青山コメント)
民主主義国家は選挙が基本であり、国民の声の反映であり、これを無視するようでは独裁国家と変わりない。
菅および民主党執行部はいつから独裁政権になったのか。
枝野や野田らは小沢を独裁者と批判していたが、自分たちのほうがよほど民主主義のルールを無視した、時代錯誤の独裁者かぶれではないのか。
菅のお粗末ぶりも目にあまるが、その取り巻きの自民党を彷彿とさせる勘違い政治家たちも何をか言わんやだ。
心ある民主党議員は一刻も早く、菅、仙石、枝野、安住、玄葉、千葉、野田、前原など、劣化自民議員を排除すべきではないか。
そうでないと、本当に民主党は国民から見放されてしまうだろう。
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