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1.法務大臣の職務とは
政治的混乱を防止せず、民主的政権交代を破壊に至らせた法務大臣の責務とは何かを考えたい
閣僚として: 法務官僚に取り込まれている。法務省記者クラブはオープンになっており、論理的追求は勿論あるが、こうすべきではないかという提言めいた質問もされている。しかし、法務大臣の受答えは「聞いていない」「その立場に無い」という官僚答弁一色。記者の苛立ちがつのる。
「聞いていない」と述べながら、次の記者会見で聞かれても「まだ、正式には聞いていない」「意見を述べる立場にない」と回答したうえで「課題と対策をしっかりと整理し、皆様の納得のいく形で‥‥」などの発言が繰り返される。わけが判らない。
検察の暴走やリークについての質問がある。意地悪質問ではない。むしろ記者は、小沢幹事長や民主党議員としっかり確認すべきであり、検察は法務大臣の指揮下にあり、検察記者会見のオープン化も業務指導できるはずだと指摘している。
千葉大臣の答えは、「検察は独立機関であり、法務大臣は意見を述べる立場には無い」で見事に一貫している。
政治家として: 野党時代の旧民主党が「自由闊達な議論の場」であったこと理想化して、小沢氏が自由闊達を壊したと暗に非難している。法務官僚に祭り上げられ、おだてられ、心地よく大臣室に座っておられる、と想像する。
国際連合人権規約委員会総括所見−日本(警察検察関係)で数度にわたって厳しく是正勧告されてきた冤罪防止策−警察、検察、裁判所の改善も、野党時代とは打って変わって、大臣になると知らぬふり。逮捕や起訴は裁量行政の一つに過ぎない。冤罪の最終責任は法務大臣個人に及ぶと知るべき。
足利事件で裁判長謝罪に続く最高検察庁による捜査・公判の問題点等の検証結果公表があった。冤罪防止対策として捜査の可視化は挙げられていない。法務省の採った唯一の対策は、法務大臣訓令「係検事に関する規程」を改正し,新たに「本部係検事」を全検察庁に配置することであった。
「本部係検事(全検察庁に配置)」が法務大臣への直接報告義務を課されているのなら少しは変わるが、特捜の恣意的あるいは冤罪を厭わない捜査が非難されているときに、地方検察に本部係検事を設置しても何も変わらない。検事昇進ポストを増やしたにすぎないと思う。
足利事件のような冤罪事件やでっち上げ事件が多発しても、本心から謝罪することもなく、冤罪防止の対策を検討している振りをして先延ばし。小沢さんが起訴された後に可視化法案出すつもりと邪推するものである。
政治はそのようなものではない。まして今は、明治以来の官僚独裁体制を民主主義体制に切り替える大改革の途上である。検察官による逮捕や起訴も裁量行政の一つに過ぎないのに、千葉大臣は座っているだけ、決済も全て承認するだけ。この方に法務大臣を任せておくと、改革に100年かかる。
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2.小沢氏の政治改革
数十人の旧民主党をどのようにして450名の議員集団に育てるか? 自民的な利権誘導ではなく、全国国民の苦しみや悩みを吸い上げる非常に困難で苦痛すら伴う議員としてのあり方が自民と官僚の支配する日本を改革する原動力になる。《続》
小沢さんの考え方を代弁するとこうなると思う。新人代議士候補を300名も発掘して各候補者に国民の苦悩を知る苦行を教えるには多数の個人秘書を派遣し手伝い指導しなければならない。当然30名の正社員が在籍する企業と同じ経費が必要になります。《続》
ですから、小沢さんの政治改革は資金と法律との戦いだったのです。ほかに何がありえたでしょうか。調べてゆくと、小沢氏は一切法律に触れないように懸命でした。疑われている話も、法には触れていません。むしろ、リーク報道の方が違法なのです。《続》
早くから、12万円のP券まで水谷建設に断っているそうです。自民の利権政治に倣うなら、小沢さんの政治力なら官僚や業界と手を結んで楽に資金を獲得できたはずです。ですが、それをなさいませんでした。《続》
検察やマスコミのいわれ無き疑念の数々が、彼らのどんな動機から出てきたのでしょうか? 彼らが怖かったのは、小沢さんの政治的豪腕などではなく、全国国民の苦しみや悩みを吸い上げるために、非常に困難で苦痛すら伴う活動を厭わない300名の議員集団が構築されたことだったのです。《続》
国民の苦労を体で知り、体力と知力の限りを尽くしてその解決をはかる300名の議員集団です。官僚に都合の良い作文はすぐに見破られるでしょう。過去に自民と馴れ合ってきた国民騙しも修正を余儀なくされるでしょう。新しい国民政策のために、官僚が積上げてきた特別会計も明るみに出される。《続》
小沢氏にそんな300名の議員集団を構築させない戦いが15年近く続いてきたのです。今後どうすべきかを考えるにあたって、これ以上背景をおさらいする必要はないと思います。最後に一言だけ。小沢さんと秘書は“微罪ですらない”のです。《続》
そのことを知って、悪の仲間達は検察審査会を利用しました。2007年(第一審査会)と2005年(第五審査会)の二回の決算報告書について別々にです。何度でも苦しめてやる。政治的に動けぬようにしてやると、補助員弁護士の選任根回しまでしての執念深さにはすざましいものがあります。(終)
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3.社会民主主義新党
参院選挙制度の特徴から、党内改革では捩れ解消に数年。全国民の苦しみや悩みを吸い上げるために、非常に困難で苦痛すら伴う活動を厭わない300名の議員集団による新党設立しかないという考えです。
朝日新聞 星氏の言う「民主党は仲良しサークルと体育会系の合同」「選挙では体育会系が頑張る、政権取ったら(仲良しサークルが)色々な意見をわいわい出し合って‥‥」は権力を握った組織がどうなるかを分かっていない。そして、仲良しサークルはリベラル人脈と新自由主義者の合体です。《続》
岡田氏、前原氏と相次いで自らへたれこんでしまった過去の民主党を思い出してください。仲良しサークルだったからです。そして小沢氏と鳩山氏が勝ち取った政権交代を党内クーデターで横取りし、40日で国民に否定されました。人が苦労して作り上げた政党基盤を三度も破壊したのです。《続》
その欠点は、権力闘争に打ち勝って国民の支持を勝ち取る力も、またその実現に対して理不尽に抵抗する官僚やマスコミを説得しきる覇気も実力もないから「仲良しサークル」なのです。前原氏が自民党に謝罪に行ったり、今回参院選直前に助けてと謝罪メッセージした菅首相で明白です。《続》
リベラル人脈も官僚に取り込まれ易いのです。そのことを、政権交代後の法務大臣や防衛大臣、更には経済産業大臣などに見ることができます。「天安艦事故」で北朝鮮を、「原子炉・軍事」外交をインドに対して派手に展開して、中国台湾東南アジアの自由貿易圏を牽制もしました。《続》
普天間問題では彼らが官僚の走狗となって、鳩山さんをシカトし、結局党内クーデターという漁夫の利を得ました。優しさや思い遣りや労わりは身内だけ。権力に酔いしれ、国民の疲弊など聞く耳を持たない。彼らは検察と官僚とマスコミの走狗になって引きこもり内閣をGETした。《続》
彼らにとって、沖縄の人たちの苦労などどうでもいいのです。軍事同盟や安保条約や地位協定や思い遣り予算などをいじる気はさらさらなく、東アジア共同体構想などは鳩山の勝手な思い込みで、中国を牽制しておいてほうがアメリカが喜ぶと思っているのです。《続》
また、仲良しサークルは閉じた世間の中で安住したい人たちの集団であって、民衆の悩みや苦しみや怒りをバランスよく汲み取る能力に欠けています。大臣室に座り込んで、官僚にちやほやされて、政府専用機を乗り回して、悦に入っているだけという構図が見えます。《続》
従って、「仲良しサークル」の皆さんは、小沢さんの議員としての生き様(土着的直接民主主義)によってこそ、民主党が“へたれ野党”から脱却し、今日政権の座にあることをしっかりと認識すべきです。(クーデター起した閣僚には無駄な箴言でしょうが)《続》
小沢さんによる政策審議会停止や議員立法停止および陳情窓口の一元化は小沢独裁を目的とするものではなく、自民党議員が個別に官僚を直接利用した“利権調整”をして、民主主義を歪めてきた反省に立っているのです。《続》
政調会の一時的停止についても、内閣の閣僚と民主党の政調役員の間で官僚の引っ張り合いが起こる危険性が高く、それが官僚に利用され、付け込まれるからです。「政治の利権化」と「主権の官僚化」を防止する的確な方策を提案しないで、小沢氏を非難するのは妬みとしか理解できません。《続》
朝日新聞の星氏は、官僚を媒介にして民主党と閣僚の間を分断させ、起こる葛藤によって、政権が混乱すること(政局)を待っていたのでしょう。そして見事にしかし星氏の予想を超えたクーデターと国民の否定が起こって、日本の政治と経済は長期低迷に戻る、と感じました。邪推でしょうか?《続》
民主主義の萌芽を無残に破壊し尽くしました。小沢さんや鳩山さんの再度の決起を期待するほかありません。参院選挙制度の特徴から、党内改革では3年以上6年かかるでしょう。国民新党、社民党、自民党のリベラル派をも結集して、真の社会民主主義新党を作り直すほかないと思います。《続》
民主のリベラル派60%+国民新党+社民党+自民リベラル派40%の結集です。公明は委員長が竹入氏や矢野氏のように護憲・福祉重視・安保の段階的解消を再度誓うなら入って良いと思う(終わり)
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