http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/506.html
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≪参院選2010 選挙後の分析 その1≫
◆ ◆ ◆
Roentgenium:権力に迎合するものは、命を脅かされる心配はない。だから、いくらでも強く言えるし、
売国“談合”マスゴミと、利益を共有するならば、そこも大いに活用し、優位性を得ることが出来る。そこに強弱の差が出ることは明らかだろう。
今回、良し悪しは別として、自民党や公明党のCM戦略は力が入っていたし、インパクトがあった。
日本の政党=自民党というフレーズも保守層には、好評だったと思われる。何を訴えるかという点で民主よりも明確だった。
この点は、みんなの党にも同じことが言えるだろう。
一方で、権力に歯向かう者は、命を脅かされる危険と隣りあわせだ。一つ間違えれば、故・石井紘基議員の二の舞になるかもしれない。
だから、リスク分散する為に、束でかかる必要があるだろう。
権力と売国“談合”マスゴミが通じていれば、当然、足を引っ張られることにもなるし、悪意あるネガティヴ・キャンペーンに悩まされることにもなる。
功績の部分は、情報操作によって、報道から抹消され、庶民の理解や評価にはつながらない。
失態は過剰なまでに、国を揺るがす大事件のように、仰々しく煽り立てて書き叩かれる。
今回の、民主のCMは、どこの広告代理店の仕事か分からないが、非常に出来の悪いものだったことは、紛れもない事実だ。
まるで、わざと当たり障りなく地味に作ったかのような、何のプラス要因もない、ゴミのようなCMだった。
何を訴えるかではなく、イメージ作りに躍起だったが、それにはそもそも“官”総理は相応しい役者であるとは決して思えない。
“官”総理は自分をインテリに見せたいようだが、それをやればやるほど、馬鹿に見える。そのことがわかっていない。
「ギリシャ」「ギリシャ」という度に、海外のエコノミストや専門家、評論家から嘲笑されていることだろう。本当に、日本の恥だ。
ブレーンが変わるたびに自論を変え、それをよそに識者ぶって得意げに話す経済音痴の目的は、決してこの国を救いたいと思って“警告”しているのではなく、
いいがかりをつけて金を脅し取ろうとしているだけかもしれない。
先日、ある民主党議員のところに、「現在の消費税5%は、目的税のように色をつけて配分されているか」と問うたところ、
そのまま一般財源に放り込まれているので、何に使うとか、目的税のような使い方はされていないということだった。
それなのに福祉の為に増税とか、よく言えるなと呆れてしまう。本当は、米国債を買う金が足りないから、消費税増税という話なのじゃないのか?
或いは、中国が米国から買った米国債を引き受ける為か?
それと、今回、保守に票が流れたのには、単純な反動もあるだろうが、もう一つ理由があるだろうと見ている。
ちょうど、前原誠司が民主党を牛耳っていた時、「民主党は大学サークルのようだ」とよく揶揄されていた。
実は、今の執行部や閣僚もその時とよく似た傾向があるように、感じている。
学者と政治家の違い、政治家の本分というものをもう一度自問してみてはどうかと思う。
前述の故・石井紘基議員を大いに見習ってほしい。そこから、自分たちと小沢一郎たちとの違いに気付くことが出来るかもしれない。
特に(本気か単なるパフォーマンスか知らないが)、いよいよ満を持して特別会計に切り込む!と意気込むのであれば尚更のことだ。
前回の衆院選で、政権交代に期待したものは、外国人参政権や夫婦別姓のような類のものではなく、
日本らしさを変えてしまうことや、よく売国“談合”マスゴミが専門家などに警告させているような「民主党は家族の形を壊そうとしている」といったようなことも、
だれも期待していなかっただろう。
期待されたのは、景気を良くすること、官僚の天下りや税金の無駄遣いを徹底してなくすこと、“脱・官僚”の政治家主導の政治によって、真に庶民の為の政策を打ち出していくこと、
などではなかっただろうか?
(個人的な意見かも知れないが、“国民”と一括りにすること自体、疑問だ。自民党や売国“談合”マスゴミが言う“国民”は、=富裕層、スポンサー企業、そして自分たち、のことだろう。民主党が軸足を置くべきは、そうではなくて、庶民、中間層、中小企業が主だろう?“全体主義”はある意味、危険じゃないのか?)
[参考資料]
全体主義 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E4%BD%93%E4%B8%BB%E7%BE%A9
以前から度々書いてきたが、売国“談合”マスゴミが謀とした一連の動きには、ある目的があった。それは、庶民に挫折感を与え、政治への関心をなくさせ、
B層教育(民度を下げる洗脳教育)を拡大=愚民化し、民衆を家畜化することだろう。
もちろん、マスゴミ関係者の全員がそうだとは言わないが、日本テレビ放送網やテレビ朝日などにはそうした悪意を感じている。
詐欺の常套手段は、99%の嘘に1%の真実を混ぜることによって、判断力を奪うといったようなことがあり、それを巧妙に仕組んでいる。
最近は、地球温暖化の嘘も世界中の学者によって暴かれつつある。排出権取引といったビジネスの部分ばかりが先行していて、理念は置き去りにされている感がある。
そうした時、この国でいえば問題となるのが、鳩山前総理が掲げた「CO2 25%削減」といった数値目標だ。
この問題や、自動車社会へのシフトとインフラ整備は、実は原発推進がセットなのです。しかし、それについての指摘や言及があまりにも少な過ぎる。
多くの人は既に過去の話題として忘れてしまっているかも知れないが、実は、“官”総理の消費税増税発言と同じくらい、問題発言だったのではないかと思う。
民主党は、原発推進の動きを公然と打ち出しており、海外への売込みにも熱心だ。とくに前原たちが力を入れている(三菱重工)。
民主党政権が出来た時、心配していたことが顕著になりつつある。つまり、こちらにも紹介したMRA政権という意味だ。
ただ「幼稚な連中だ(怒)」では済まされないのではないか?
[参考資料]
≪bucknumber2009 『「MRA(道徳再武装)」、「松下政経塾」、「統一教会」、「CSIS」等について検証』2010年6月改訂版≫
http://kyosukeyamashina.blog62.fc2.com/blog-entry-383.html#commenttop
そして、実は、売国“談合”マスゴミが排除したかったのは、小沢グループであって、民主党そのものではない。
だから、政権交代前など顕著に、民主党を応援するかのような動きも見せたし、
更にいうならば、民主党−(引く)小沢グループは、保守とみんなが思っている自民党や小泉グループと水面下で連携しているのではないか、と考えられなくもない。
だから、出来レースの要素も少なからずあるのだろう。庶民を無抵抗にし、心を折る(諦めさせる)には、仕分け作業も、今度の参院選の結果も非常に効果があっただろう。
また、僕の周りで、保坂展人候補への投票をお願いした際の反応として、
「社民党や国民新党のような小さな政党やその候補に票を入れても、生かされない。死に票になるだけだ。
だから、入れたいと本当は思っていても入れられない人が実は少なくないのではないか。
そこで、みんな現実的に、大きな政党へ、自民党か民主党かといった選択で票を入れるか、或いは、消費税に反対しているみんなの党へ票を入れるのだろう」という声があった。
あと、民主党がどのような人たちの方を向いているのか、ということも問題だ。
本来なら、中間層や中小企業の人たちの方を向いて政治を進めていくべきだろうが、実際はそうなっているだろうか?
富裕層に対して、自民党と民主党どちらを選ぶかといったら、自民党だろう。
B層に対して、小泉進次郎のいる自民党と、KYな“官”総理の民主党のどちらを選ぶかといったら、それも前者だろう。
そして、民主党に期待をしていた人たちの多くは、裏切られたと感じている。
前原グループは、自分たちの無能ぶりを棚に上げて、枝野ではなく、小沢さんに責任を転嫁するだろうが、少なくとも一人区惨敗の責任は取ってもらわなければならないだろう。
概ね、売国“談合”マスゴミが仕掛けたとおりになった。しかも、これからいくらでも思いのままに政治を操る選択肢がある。逆に、それを覆すには大変な苦労を要するだろう。
本当の狙いは、以前から指摘しているように、“小泉劇場第二幕”だろう。すべてその為の布石と考えれば、腑に落ちる。
保坂さんの事務所にも電話をし、社民党で理想を志すのもいいけれども、保坂さんのような有能な人材がこのまま埋もれていることは、この国にとっても大きな損失なので、
自民から民主に移った田村氏のように、民主の中で暴れること(活躍すること)も検討してほしい、何が今この国の為になるのかを考えて行動してほしいと伝えました。
民主、自民がどのような法案を通すのか、そのチェックをし、問題があればそれを糾弾しなければならないが、その能力がある人、そしてそれを阻止出来る人材が、
絶対に必要だと考えているからです。保坂さんはそのような活動をしてきている、いわばスペシャリストです。
また、気力が復活した時に、続きを書いてみたいと思います。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
(全一頁完)
≪クーデター政権に関する資料、追記≫
◆ ◆ ◆
[参考資料]
【討論】「日本はいかに財政健全化を進めるべきか」吉川 洋(財政制度等審議会会長)×小野善康(内閣府参与、菅 直人のブレーン)[全4頁] - MSN産経ニュース 2010年6月11日
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/100611/fnc1006110740001-n1.htm
菅首相のスローガン「強い経済、強い財政、強い社会保障」の「生みの親」は神野直彦だった - kojitakenの日記 2010年6月12日
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100612/1276334132
菅 直人首相とその経済ブレーン小野善康・大阪大学教授との考えかたの違い - 極東ブログ by Finalvent 2010年6月24日
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2010/06/post-0893.html
http://news.livedoor.com/article/detail/4851486/
菅 直人内閣の「税制改革」・・・・神野直彦『「分かち合い」の経済学』-村野瀬玲奈の秘書課広報室 から - 薔薇、または陽だまりの猫 2010年6月8日
http://blog.goo.ne.jp/harumi-s_2005/e/384bfa4d36108b11e8f1362101b510c8?fm=rss
福島みずほ若者セミナー>神野直彦・東大教授講演>アジェンデ政権崩壊と新自由主義の台頭 『日本の社会民主主義の未来』 - 社民党OfficialWeb 2008年2月22日
http://www5.sdp.or.jp/event/branch/080222_youthseminar_jinnno.htm
神野直彦における「福祉国家」の表象操作、「第三の道」の黄昏 - 世に倦む日日 2008年1月15日
http://critic3.exblog.jp/7940463/
注目箇所「」、注釈≪≫
「読みながら、不満に思うのは何が原因なのだろう、政策理論に頑丈な骨格がないと感じるのは何故だろうと思い返しながら、気づいたのは、神野直彦の新自由主義批判や格差社会批判の中に憲法25条の視座がないということだった。
それが不足感の原因のようだった。新自由主義の問題が人間の権利の問題として考えられてない。基本的人権の蹂躙や侵害の問題として把握されていない。そういう根本的な認識が欠落している。
そこが神野直彦と内橋克人の決定的な違いだ。
財政学が単なる財政政策プロパーのレベルに止まっていて、新自由主義の政策もそのレベルでしか捉えられておらず、社会科学的な視角からの新自由主義批判の観点が弱い。
新自由主義は単なる経済政策プロパーはなく、まさに世界観であり、理想と目標を持っている。
≪格差社会というのは、新自由主義政策が齎せた歪(ひずみ)と言うよりも、むしろ新自由主義の目的そのものなのだ。≫
新自由主義は資本主義のネイティヴであり、ネイティヴに対して規制をかけて市民の生活を守ろうとしたのが福祉国家である。本能と理性。資本主義の人類史においては、常に二つの原理が対立と衝突を続ける」
「そしてここから思い至ることは、民主党の政策理論というのは、常に憲法への基礎づけか欠落しているという問題であり、
神野直彦の財政政策論が憲法25条への視角がないように、その安保政策論も憲法9条への基礎づけがないのである。
枝野幸男の「憲法提言」そのものが、現行憲法の条文と戦後日本の歴史を無視していて、何で新しい憲法を制定する必要があるのかが説得的に表明されない。
民主党の政策理論というのは常にそうした曖昧な性格がある。自民党との違いを言おう言おうとしながら、言うべき中身に骨格と精神がないのだ。言葉がふわふわと浮いている。
リアリズムに即した訴えを言いながら、そして社民や共産の非リアリズムを批判しながら、その言葉の一つ一つにリアリティがない。現実問題を把握している実感が感じられない。
上の神野直彦の主張も、中身は表象操作だけであり、官僚が「総合的な教育」とか「自立した福祉社会」を纏めるときのペーパーワークに似ている。
神野直彦は、この本では、福祉国家の政策を貫徹すると資本が重課税を嫌って国境を超えて逃げて行くと言っているようだが、本当にそうなのだろうか」
米国型でも北欧型でもない社会保障の類型、日本独自の再分配を - 世に倦む日日 2010年6月16日
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-320.html
注目箇所「」、注釈≪≫
「新自由主義勢力が推進する三大政策を、@消費税、A道州制、B外国人移民、だと私は規定している。@を実現すれば、必ずAとBへの着手を始める。
消費税の増税が、何故、新自由主義の政策だと規定出来るのか。
例えば、福祉国家の典型とされる北欧諸国において、世界中で最も高い消費税率が適用されている点を見れば、高率消費税は福祉国家の特徴であって、
それは「大きな政府」だから、消費税増税を新自由主義だと決めつけるのは間違いだという批判がある。
≪私が注目するのは、竹中平蔵が主張した人頭税の導入論で、納税能力に関係なく全ての国民に同額の租負担を求めるという政策思想を、竹中平蔵が衒いもなく開陳して衝撃を与えた。≫
竹中平蔵は、人頭税を冗談ではなく本気で言うのである。
≪すなわち、逆進性の高い税制を社会的公正だと考えるのが新自由主義の特徴で、必ず低所得層に対して重い負担を求め、高所得層に対して負担を軽くしようとする。≫
その思想は、竹中平蔵が指揮をとって設計した(改革した)全ての社会保障政策に一貫していて、具体的には、応益負担の障害者自立支援法がそうだし、後期高齢者医療制度がそうである。
弱者に対して無理で過酷な負担を求める。
≪弱者に無理を押しつけ、弱者の生きる権利を奪いながら、それが公平で公正な社会制度だと嘯く。
それが新自由主義政策(=構造改革)のイデオロギー的特徴だ。新自由主義者には理想があり、強者や富裕者が権利と幸福を独占する社会である≫」
小野善康と神野直彦、消費税増税イデオローグの論理と心理 - 世に倦む日日 2010年6月24日
http://critic6.blog63.fc2.com/blog-entry-327.html
小野善康 - きまぐれな日々 2010年7月9日
http://caprice.blog63.fc2.com/?tag=%BE%AE%CC%EE%C1%B1%B9%AF
注目箇所「」
「歴史的にいえば、日本が福祉国家であったことは過去一度もない。
田中角栄というのは、先見の明のあった政治家で、1972年に総理大臣に就任した彼は、1973年を「福祉元年」と位置づけ、日本を福祉国家へと転換しようとした。
それまでの日本は、新自由主義者たちの大好きな「トリクル・ダウン」が成り立っていた国だった。
高度成長期においては大変な人手不足で、正社員よりパートタイマーの方が時給が高いこともあったが、大企業は従業員への手厚い福利厚生や終身雇用制で正社員を繋ぎ止めていた。
だが、それは高度成長経済で初めて可能だったことであり、本来政府がなすべきことを企業が肩代わりする、そんな時代は長くは続かない」
リミテッドPR代表・伊藤雄一郎(元・日経記者で、菅 直人のブレーンの一人)と菅 直人
http://www.limited1.jp/keyman/000152.html
【新民主党解剖】第6部 - 「革命政権の行方(上)」 何をやりたいのか分からない [全5頁] - MSN産経ニュース 2010年6月22日
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100622/stt1006220049001-n1.htm
以下転載、注釈≪≫
「自民党が提案している10%を一つの大きな参考にしていきたい」
21日夕、首相官邸で行われた記者会見。首相の菅 直人は消費税率を上げる場合、自民党案に便乗する考えを改めて示した。
増税案が国民に受け入れられればそれで良し。反発が広がった場合でも、「自民党も一緒だ」と釈明する為の布石にも見える。
「菅はずるい。極端に言えば、ずるさだけでここまで上り詰めた」民主党長老議員は指摘する。
≪菅は市民運動家出身であり、自身も昭和49年の参院選で婦人運動の草分けの元参院議員、市川房枝の選挙を支援したことを政治活動の原点と強調している。
だが、東京工業大学でノンセクトの学生運動を続けていた頃には、意外な人物との接点も浮かぶ。
東京都知事の石原慎太郎だ。菅は石原の43年の参院選初挑戦時、石原を支援する若者でつくる「日本の若い世代の会」の東京事務所に出入りしていたのだ。≫
「石原知事とは結構古いいろんな縁があり、多少気の合うところもないわけではありません」
昨年11月の党東京都連パーティーで菅はこう挨拶した。実際、石原事務所の古参関係者は、「菅君」と親しみを込めて呼ぶ。
≪菅は30歳で初めて国政に挑んだ際には、徹底して「反・田中角栄」を訴えた。一方、平成15年には民主党代表として、田中直系の自由党党首、小沢一郎を民主党に招き入れもした。
翌16年元日から、毎年必ず小沢邸の新年会に顔を出してきたのに、政権を握ると人事で露骨な「小沢外し」をやってのける。野党時代に繰り返した沖縄の「米海兵隊撤退論」もあっさり撤回した。≫
「市民運動の限界に気付き、権力を握っていかない限り、思いを実現出来ないと変わっていった」
菅の学生時代からの知人でさきがけ、民主党でも行動を共にした元衆院議員、佐藤謙一郎は語る。
菅と30年以上の付き合いで時に政治行動を共にした閣僚経験者は呟いた。
「長年いろいろ話してきたけれども、結局何がやりたいのかよく分からない」
「もっと元気のいい国歌でもいいかな、という意見が(民主党内に)あった」
菅は14日の衆院本会議で、11年の国旗国歌法案採決で、現幹事長の枝野幸男らと反対票を投じたことを釈明した。ただ、菅はそれまで「日の丸・君が代」を容認していた。
≪「市民革命」を口にする一方で、国の基本的要素についての無定見・無頓着はどこから来るのか?源流を探ると、菅が青年期に出会った1冊の本に行き着く。
政治学者の松下圭一が、昭和50年に出した「市民自治の憲法理論」だ。≫
同書には、こう書いてある。
「行政の意義設定をめぐって必要とされるのは(中略)市民の具体的な政治課題からの出発と、その主体を『国家』から『市民』へと置換することである」
かみ砕くと、「国家統治」を崩壊させ、市民と地方自治体へ権力を移行させていこうという考えだ。
[参考資料]
松下圭一 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E4%B8%8B%E5%9C%AD%E4%B8%80
丸山眞男(松下圭一は門下生) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E7%9C%9E%E7%94%B7
≪菅は昨年末に出版した「大臣 増補版」で「松下理論を現実の政治の場で実践する」と明記した。11日の所信表明演説でも、松下思想を「私の政治理念の原点」と掲げた。
政策的な融通無碍(むげ)さの背景には、国家観の欠如がある。
官房長官の仙谷由人も、松下の著書を「枕元に置いて、年中読んでいましたね」(早野透著「政治家の本棚」)と高く評価する。≫
≪民主党幹事長、枝野幸男の資金管理団体が平成8年から11年までの4年間で、全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)と東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)から、
計404万円に上る献金やパーティー券購入を受けていたことが21日、分かった。≫
両労組について政府は5月11日の閣議で、
殺人など多数の刑事事件を起こしている左翼過激派、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)の活動家が「影響力を行使し得る立場に相当浸透している」とする答弁書を決定している。
枝野はこの閣議決定に行政刷新担当相として署名しているが、矛盾は感じなかったのか?
JR総連は5月20日付で、答弁書は誹謗中傷だとして民主党側に指導を求める要請書を送ったが、枝野自身はどう考えているのか?
小学校時代から、将来の夢は「政治家」と答え、弁護士の職を選んだのも政治家になる手段だったというのに、献金先には注意を払わなかったのか?
枝野事務所は産経新聞の取材に対し、「政治資金規正法に則り(のっとり)、適正に処理している」と答えた。
≪ただ、こうした左派勢力への無警戒(※Roentgenium:無警戒なのか?それとも・・・・)ぶりは、独り枝野だけの問題ではない。≫
民主党は参院選の比例代表候補としてJR総連の組織内候補でJR総連政策調査部長、JR東労組中央本部政策調査部長などを歴任した人物を公認している仙谷も枝野と同じく弁護士出身だ。
(仙石は、)東大時代は全共闘で活動し、司法修習生時代から学生運動に関わって逮捕された学生を支援する弁護士を手伝っていたという。
弁護士時代に労組絡みの裁判を通じて政治に目覚めた。現在も地方公務員労組で構成する自治労の組織内議員を務める。
≪仙谷は平成4年、菅らとともに社会党、社民連、連合議員を集めた政策研究会「シリウス」を立ち上げた。第1回勉強会の講師に招いたのが、政治学者の松下圭一だった。≫
当時、社会党参院議員としてシリウスに加わっていた小林正によると、仙谷は度々、「ポスト・モダン(近代の次)」という言葉を口にしていたという。
「プレ・モダン(前近代)、モダン(近代)と来てポスト・モダンに至ると。今後、最終的には国家は崩壊するという国家解体の思想を語っていた」
≪実は、前首相の鳩山由紀夫のブレーンとされた劇作家の平田オリザも今年2月、都内のシンポジウムでこう語っている。
「鳩山さんとも話をしているのは、政治家は非常に言いにくいことだけれども、21世紀は、近代国家をどういうふうに解体していくかという100年になる」≫
旧来型の社会主義革命とは別の、独自の革命像を追い求めているのか?
≪ただ、党執行部や中心メンバーがみな、こうだというわけではない。党の「3本柱」は枝野の他、政調会長と公務員制度改革担当相を兼ねる玄葉光一郎、選挙対策委員長の安住 淳だ。
2人の目線は革命よりも、“小沢をどう封じ込めるか”に向けられている。
2人はもともと国土交通相、前原誠司の議員グループのメンバーだったが、平成18年の偽メール事件で前原が辞任し後任代表に小沢が就くと、示し合わせて「反小沢」の前原グループと距離を置き始めた。
「前原グループで固まっていたら党内に広がりが出てこない。それでは小沢と対抗出来ない」というのが理由だった。≫
2人は岡田克也(現外相)に目をつけた。「野心家で時に危うさのある前原に比べ、堅物の岡田は安定感ある兄貴分」と映ったからだ。
昨年5月の代表選では2人は岡田を担いだ。岡田が鳩山に敗れた後、安住は周囲に宣言した。
「地道なレジスタンス活動を続けるぞ」
東京・赤坂の衆院議員宿舎の自室を「バー安住」と名付け、夜な夜な新人議員から小沢体制に対する不平不満を聞き出し続けた。
≪2人は「菅政権は3年、その後に長期の岡田政権」との絵図を描く。玄葉と安住、前原グループ、保守色の濃い財務相の野田佳彦を支える野田グループ。
安住は「3グループが3本の矢となって菅を支える」ことで、復権を睨む小沢と対峙する考えだ。≫
菅、鳩山、仙谷、小沢・・・・と一見、政治家としての個性も経歴も志向もバラバラな民主党政権の主役たちには、実は一つの共通項がある。
それは「革命」という言葉を肯定的に、好んで使うことだ。参院選を前に、彼らの世界観、目指す社会像に迫り、民主党の行方を考える。(敬称略)」
【新民主党解剖】第7部 - 「ねじれ再び(上)」 定見なき迷走に「ノー」 [全5頁] - MSN産経ニュース 2010年7月12日
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100712/stt1007120418001-n1.htm
◆ ◆ ◆
Roentgenium:民主党の惨敗を望んでいたのは、自民党や公明党、みんなの党だけではなく、実は“ねじれ”こそ“官”総理自らが望んだことなのかもしれない。
(郵政民営化見直し法案を廃案に追い込む等、そして、何よりもデヴィッド・ロックフェラー―ヒラリー・クリントン陣営もそれを望んでいるだろう)
その為の、消費税増税発言だったのではないか?参院選2010に勝とうとしていた、というふうにはどうしても思えない。そして、それはおそらく“小沢復権”へのシナリオとして描かれたものではないだろう・・・・
「1133」【2010年ビルダーバーグ会議・緊急報告】“主役”不在の今年のビルダーバーグ会議。崩壊しつつある“グローバル・ガバナンス”の行方(1) 2010年6月10日
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1393
「1138」あのジェラルド・カーティス(と船橋洋一)の正体CIAへの情報提供者だった!そのカーティスが菅首相を操ろうとしている。そして「参院選選挙区事情」を分析する。 2010年7月1日
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1398
「1140」【座談会】今、振り返る。鳩山政権はなぜ敗北したか。属国・日本論の視点で分析する(1)[中田・古村・廣瀬・日野研究員による] 2010年7月9日
http://www.snsi.jp/tops/kouhou/1400
[45]国民的現実 - 投稿者:近江太郎(副島隆彦の学問道場 気軽にではなく重たい気持ちで書く掲示板より)
http://www.snsi.jp/bbs/page/1/
注目箇所「」
「6月8日重掲NO.7における副島先生の「反小沢クーデター」という一文が出てからはネット上ではクーデター説が多数を占めています。しかし、一般的にはこのことは知られてはいません。
この事実は大変重大です。
かつて、中南米のラテン諸国においては軍事クーデターといわれるものが頻繁に起こっていました。
選挙によって選ばれた政権が、戦闘機と戦車によってつぶされるということが繰り返し行われてきました。その裏にはアメリカの意思が働いていたのでしょう。
日本では、さすがにそのような乱暴であからさまなクーデターは出来ません。しかし、もっと巧妙で一見合法的なやり方でこのクーデターが行われたのです。
政権発足以前から執拗に行われた、検察とマスメディアを使った圧力で小沢、鳩山を痛めつけ、最終段階ではアメリカの意図を汲む官僚と政治家を動かしてこのクーデターは静かに、巧妙に、かつ合法的に行われたのです。
ラテン諸国の軍事クーデターの様なことが行われたのであれば、日本国中大騒ぎとなり、おとなしい日本国民も黙ってはいないでしょうが、余りにも巧妙に行われた為、大半の国民は気が付いていません」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
(全一頁完)
≪BGM≫
◆ ◆ ◆
YouTube - 坂本龍一&David Sylvian - 「World Citizen 〜I Won't Be Dissapointed(Live JAPAN TOUR 2005)」[7分14秒]
http://www.youtube.com/watch?v=G8yEe55gq2c
YouTube - 坂本龍一&David Sylvian - 「World Citizen 〜I Won't Be Dissapointed(音声のみ)[World Citizen収録]」[6分19秒]
http://www.youtube.com/watch?v=8CY2rUFuxys
[日本語訳]
「World Citizen - I Won’t Be Disappointed」 lyric by David Sylvian(翻訳:星川 淳/Thanks to Yuka Fujii)
http://www.melma.com/backnumber_67106_1488277/
http://blog.livedoor.jp/momohachi0212/archives/51168157.html
ワールド・シティズン≪世界市民≫――失望なんてするものか
ここで何が起こったんだ?
蝶は羽根を失った
空気が濃過ぎて息苦しい
飲み水には何かが入っている
陽は昇る
陽は昇るけれど、君は独りぼっち
目的も見失い
流れのままに101号線の迷路へ紛れ込む
空から降り注ぐニュース
何もかも
今日は明るいものばかり
そう思えないのは君だけさ
ワールド・シティズン
ワールド・シティズン
ここは安全じゃない
空気が悪くて
黄色い鳥(注.1)は総倒れ
ここは安全じゃない
僕らは何故、存在出来ないの?
始まりや終わりなしでは
僕らは何故、存在出来ないの?
ワールド・シティズン
ワールド・シティズン
もし立ち止まって
君の話を少し聞いたら
君が感じているすべての重みに
打ちのめされてしまう
孤独な心の緊急事態
感じたい
心がはちきれそうになるまで
この世で叶うものなら何でも与えてあげたいのに
破りたい
日常を覆う無関心を
覚醒し続けられる良心がほしい
失望なんてするものか
失望なんてするものか
するものか
顔が見えた
知らない顔だった
彼女の悲しみは、僕の悲しみを丸ごと映す鏡
忘れられない顔
思いもかけない時、現われる彼女
僕らを隔てる時間と空間は消えた
でも、僕は安全じゃない
皮膚がもう一枚ほしい
安全じゃないんだ
ワールド・シティズン
ワールド・シティズン
夜のあいだに旅したい
草原や海原を越えて――
消えてしまったあらゆる種の
損失を測り
その名をすべて正確に読み上げたい
ワールド・シティズン
ワールド・シティズン
失望なんてするものか
するものか
彼女は笑わない
舞台は喜劇(コメディ)から商売(コマース)へ変わったのさ
彼女はもう、歩いても地面を感じない
僕は目をそらす
寝苦しい夜
これじゃいけないとわかっているけれど
どうしたらいい?
失望なんてするものか
するものか
(注.1):かつて鉱山で一酸化炭素などの中毒を防ぐ為、鉱夫たちが検知器がわりに鉱道へ連れて下りたカナリアのこと。
[参考資料]
現代アメリカのカースト制度 - 日本人が知らない 恐るべき真実
http://d.hatena.ne.jp/rainbowring-abe/20060428
格差大国アメリカの貧困(2008年2月27日記載)
http://www.geocities.jp/yamamrhr/ProIKE0911-87.html
堤 未果「やっぱり多くの人が、何がどういう仕組みで起こっているのかを知る必要がある」〜アメリカは、日本の5年後の姿 - マガジン9←Roentgenium:必ず読んで下さい。
http://www.magazine9.jp/interv/mika/mika.php
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