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民主党惨敗に終わった参院選。菅直人は、いち早く続投・現体制維持を宣言した。前もって予防線を張ることに余念のなかった彼の言動からは予想できたことではあるが…。
退陣無用の大合唱 敗北前提?閣僚ら予防線
参院選で与党が敗北しても、首相は退陣する必要はない−。こんな発言が閣僚や党執行部から相次いでいる。与党が参院で過半数を大きく割った場合でも、首相の退陣論が広がらないよう予防線を張っておく狙いからだが、選挙戦の最中に敗北を想定した発言は、有権者に弱気と受け取られ、逆効果になる可能性もある。首相というのは安倍晋三であり、党執行部というのは自民党執行部である。記事は中日新聞・2007年7月25日付けのものである。
しかし、政治家というものは進歩のない連中である。
参院選勝敗ラインで綱引き=首相50、輿石氏ら60−民主(jiji.com 2010年6月9日)
与党過半数割れなら、首相責任論に「予防線」 (YOMIURI ONLINE 2010年7月10日)
民主党の枝野幹事長は9日、高知市内で記者団に、与党が過半数割れした場合の菅首相の責任について、「日本の憲法では、首相を選ぶのは衆院ということになっている。(首相は)衆院で300を超える方に指名をいただいている。その基本は全く変わらない」と述べ、参院選の結果に関係なく、首相は続投すべきだとの考えを示した。
発想といい、やることといい、まるで同じことの繰り返しではないか。勝敗ラインを出来るだけ引き下げて、更に責任逃れの予防線を張る。ここまで似ていると、次の行動もまた簡単に想像がつくというものである。
どちらも大敗。直後に続投宣言。
その後の安倍晋三の行動を追うと・・・・・・・
2007年7月29日 参議院議員選挙投票日
8月27日 安倍改造内閣発足
8月27日 所信表明演説
9月12日 退陣表明
安倍は見苦しく40日あまり悪あがきを続けて力尽きる。安倍退陣で、福田・麻生と続くことになる。3年で三人の総理大臣である。
このままでいくと、民主党は1年で3人の総理大臣ということになりそうである。コロコロと総理大臣が替わるこの国は、確かにみっともないかもしれない。世界の笑いものになるかもしれない。しかし、笑われるのは一時のことである。このまま菅内閣を存続させて、国民に何かいいことがあるのか。どうせ笑われついでである。もう一回ぐらいどうということもあるまい。
自民党の場合、安倍→福田→麻生というたらい回しで人材払底の惨状を露わにしてしまった。幸い、民主党にはもう一人いる。交代は、早ければ早いほどいい。民主党の代表選挙が9月にある。菅はそこまでは見苦しく粘るだろう。小沢の決起はその前後か?
小沢の行動を制約するものが一つある。検察審査会である。腹立たしいことに、クジで選ばれたたった11人の素人の判断がこの国の政治の行方を左右する。小沢一郎はこの検察審査会の結論を待って動くことになるかも知れない。それでもいい。
最後の決戦は次の総選挙である。
172億9700万円
これは10年度に、民主党が受け取った政党交付金である。枝野幸男・小宮山洋子の嫌・小沢コンビが金庫の鍵を握って小沢に嫌がらせをしている。小沢はこの金に近づけない。
それならいっそ党を割って新党結成に踏み切るべきだろう。100人程度集まれば、40〜50億円程度はついてくるだろう。民主党にとどまって兵糧攻めにあっているよりはずっと動きやすくなるのではないか?菅直人は今後厳しい批判をかわし、逆風の国会を乗り切るために八方美人の屈辱外交を進めることになる。
野党にすり寄り、官僚にへつらい、マスコミにおもねり、アメリカに隷従し、なおかつそれを恥ずかしいとも思わない政治を、わたしたちは見せつけられることになる。もともと理念も哲学もない人間である。総理になること、総理であることだけが目的である。だれとでも妥協するし、誰をでも裏切れる。
民主党そのものが独自性を失い、存在意義を失い、液状化していく。相手次第でどんな形にでも変身するだろう。わたしたちに必要なのはそんな政党ではない。「国民の生活が一番」という姿勢を貫き通す政治家と政党である。
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