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2010-07-13 05:47:33
「民主大敗」
各マスコミのタイトルが踊る。
確かに、与党民主党は議席数を大幅に減らした。
予想はしていたものの、これほどの負けっぷりに、当日は脱力感に苛まれ、一夜明けたら笑ってしまった。
参院選比例代表の各党得票率は、以下の通り。
★民主:31.6%。
過去最高だった2007年の前回選挙(39.5%)を7.9ポイント下回った。
得票数は1845万票余り。03年に自由と合併して以降、計5回の国政選挙で維持してきた2000万票台を大きく割り込んだ。
★自民:24.1%。
前回比4.0ポイント減。
参院に比例代表制が導入された1983年以降最低を記録した。
(選挙区で07年より議席を大幅に増やし、改選第1党となったにもかかわらず)
比例の得票は1407万票余りにとどまった。
比例得票率は05年の衆院選(38.2%)
07年参院選(28.1%)
09年衆院選(26.7%)と続落
★み党:13.6%。
第3党に躍進した。
比例で794万票余りを獲得。
得票率を09年衆院選から9.4ポイント伸ばした
★公明:13.1%
得票率は13.1%。
07年の13.2%とほぼ変動無し。
他方、選挙区での得票率は以下。
★民主39.0%
★自民33.4%
改選数2以上のほとんどの選挙区で2人の候補を擁立した民主が、得票率では自民を上回った。
この事は、小沢全幹事長の2人区2人擁立の作戦は、一応の成果を出したとも言える。
もし、2人擁立をしていなかったら、比例区の当選は11人程度であったと思われる。
ただ、民主は改選数1の「1人区」で自民に大きく負け越したことが響き、獲得議席数では28と、自民(39)に引き離された。
この事は、現執行部の選挙対策、選挙戦術が正しくなかった事を意味するのではないか。
そこで確定議席数を見る。
民主106。
国民新3。
(与党合計109)
自民84。
公明19。
み11。
共産6。
社民4。
た日3。
改革2。
諸派1。
無所属3。
(野党合計133)
ううむ。
菅直人が、直ちに公明に連立を打診しているが、成立すれば与128、対する野114となり、<安定政権>が出来上がる。
当然衆議院でも、333対147となり、めでたく2/3が確保出来る訳だ。
<死に体>菅直人としては、これしか自らの地位を守れる手段は残されていない。
必死で説得するのだろう。
奇しくも、「参議院議長を<野党連合>から出すべきだ」と主張する渡辺某が議長に意欲を示したらしいが、それに公明が反対。
「比較第一党から議長を出す事は、確定した慣習である。民主党から議長を出すべきだ」
と、反対を示した。
ちなみに、自民はこの<野党議長案>を支持。
やはり、もしかしたら?
魚心有れば水心。
それにしても、この種の<交渉事>は、「秘すれば花」である。
(比喩の使い方がやや違う事はお許しあれ)
あらゆる<下交渉>を秘密裏に行い、総てを決定した後に、代表者同士が公式に会い儀式を行って形式を踏んだ後に、正式発表に至る訳だ。
それを、始まる前から<発表>してしまう幼さ。
今回の<参院選>大敗北の例を上げるまでもなく、消費税しかり、選挙前からの連立組み替えの模索しかり、総て「思いついた時点」で口に出してしまう。
これでは(日本で)政治は出来っこ無い。
ましてや、『そーか』に散々敵対発言を繰り返した菅直人が、この手の連立交渉を、成功裏に導く事は難事であろう。
やはり、小沢の様な<幾多の修羅場>をくぐり抜けて来て、交渉術にたけた<剛腕>でなければ、この種の交渉事は難しいだろう。
言い換えると、それを可能ならしめる器を持ちながら、仇や疎かに背中から銃弾を打ち込む様なマネをしてしまっては、貴重な武器を「使いたくても仕えない」状況に、自らを追い込んでしまった訳だから。
と言うよりも、<小沢>カードを仕える状態に有るのならば、今回の参院選での悲惨な結果は、少し違った物になっていた筈である。
やはり、小物だ。
どう考えても、子供だ。
そして、自分が招いた結果の意味が理解出来ていない様で、増々ド壷にはまり込んで行くだけだ。
▶菅首相が解散否定 「これからしっかり政権運営」
>首相は「政権発足1か月ちょっとだが、これからしっかりした政権運営をやっていきたいので、国民にはそれを見ていただきたい」と訴えた。
【読売新聞/7月12日22時59分配信】
「参院選が菅直人政権への審判だ」と言う発言はどうなった!?
▶枝野幹事長、続投を表明【産經新聞/7月12日17時36分配信】
▶幹事長続投を表明=「首相指示受け全力挙げる」―民主・枝野氏【時事通信/7月12日17時23分配信】
▶枝野幹事長会見で続投「個人的な思いは個人的な思いだ」【産經新聞/7月12日20時36分配信】
▶枝野幹事長会見 代表選「代表を支えるのが普通だ」【産經新聞/7月12日20時41分配信】
▶幹事長ら続投で「政治は成熟」=小沢グループに反論―官房長官【時事通信/7月12日19時13分配信】
これら、一連の報道でもたらされた情報を、どう読むべきか。
あくまで、もたらされた結果の重要性が理解出来ていない事による、能力不足の露呈?
あるいは、<懲罰人事>?
自ら「9月の代表選までは・・・」と発言している以上、普通であったら<懲罰>で有る筈だが。
な、訳ないか。
<懲罰を自らに課す>だけの胆力が、現執行部に有るのなら、はなっからこのような問題は起こらない筈だから。
それにしても。
菅直人/枝野/仙石/野田/玄葉/安住/その他の各氏は、生き恥をさらさない方が良いと思います。
そして、「我関せず」とばかりに<ダンマリ>を決め込む、前原さん、岡田さん。
あなた方の考えも聞きたいのですが。
今回の総括は、誰しもが一致する所の筈だ。
「消費税増税を言い出したから」ではないゾ。
前回衆院選で、民主党が示した国民との約束を、無造作に捨て去ったからである。
国民は、利口では無くとも、執念深いのだ。
「政権を取ったら、何をやっても通るだろう」という、旧自民党政権時代の感覚に、菅直人と、その執行部が陥ってしまったからである。
その事を、良く理解し、過ちを深く反省し、原点に立ち返って<国民の為の>政治を推進する事を、国民の前にはっきりと示す。
それが為された暁に、始めて国民は『民主党』にもう一度希望を託してみる気持ちになれる、と言う物だ。
そして、やはり菅直人及び前原派7奉行達が、大人になって、小沢派を復帰させて、本当の意味での<挙党一致>体勢を組む。
さすれば、ねじれ国会といえども、(小沢なら)乗り切れるであろう。
いくら<嫌>でも、ねじれ解消の為には、小沢なら『公明党』を引き込む事も出来るであろう。
そのような事態が出来すれば、松下政経塾出身のおりこうサン達が、自らの実力を理解出来た、と言う事を意味する。
無理だな。
それが無理なのであれば、9月の代表選まで<現執行部>を続投させ、連立組み替えやら、なんやら、ボロボロになってもらった上で、小沢派から代表を選出する。
勿論ご本人がでないとダメだが。
その際、悔い改める(フリをする)反小沢派は、取り込んでおいて、手足をもいだ状態にして<一陣笠>にする。
<改悛の情>を示せない輩は、トットと離党してもらう。
民主党を、本来の「国民の生活が一番」を目指す議員だけから成るの政党にスリム・ダウンしよう。
こう成らないと、小沢派が離党せざるを得ない様な状況に追い込まれてしまう恐れも出て来る。
さすれば、せっかく成った<政権交代>が、雲散霧消してしまい、又6年くらいが必要と成ってしまうだろう。
我々は待てても、御大の体力が。。。
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