http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/453.html
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米国の真の友人からの声「米沖縄海兵隊を撤兵させよ」
2010年 07月 12日
http://amesei.exblog.jp/11527608/
アルルの男・ヒロシです。今日は2010年7月12日です。
先日の10日の学問道場の講演会においでくださいましてありがとうございました。
さて、参院選が終わりました。比例代表の得票率は民主党は自民党を上回りましたが、肝心の選挙区の1人区では惨敗。小沢一郎が二人目を擁立した2人区も多くが枕を並べて討ち死にしてしまった。
そのような中、民主党の執行部は菅直人首相以下、枝野幸男幹事長、安住淳選対本部長は責任を回避。「消費税増税」を打ち出した菅直人首相は気の抜けた敗北会見を行っていました。小沢一郎周辺の幹部は菅執行部批判を始める一方で、小沢グループの一部は前の代表戦で立候補した樽床伸二国対委員長を中心に新グループを作るという動きを見せ始めている。
樽床は松下政経塾出身のマキャベリストであり、樽床の口車に乗せられた、小沢グループの議員とは松本剛明・衆院議院運営委員長とのこと。しかし、松本議員は同時に野田グループ(花斉会)であるし、前原代表の時のネクスト防衛庁長官。これは「野田グループによる小沢グループ分断」と見るべきである。
民主・樽床国対委員長、小沢氏に近い議員を中心に新たな党内グループを立ち上げる方向
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00180616.html
松本剛明
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%89%9B%E6%98%8E
6月2日以後、日本の政治は一層おかしくなっている。今回の参院選では現職大臣の千葉景子法務大臣が落選したものの留任(民間人閣僚として)、恐ろしい顔つきの北澤俊美防衛大臣は当選を果たした。日教組の支援を受けていた輿石東・参院議員会長は、自民党候補が狂信的な右翼系だったために敵失で当選。しかし、執行部批判は行わない。
前の選対本部長の石井一も自宅に泥棒が入って一千万円を盗まれたとの報道があってからは、小沢一郎と距離を置くようになった。盗まれたのは現金だけではないだろう。弱味を握られているようだ。
石井議員宅で1千万盗難 妻が被害届、兵庫県警捜査
http://www.47news.jp/CN/201006/CN2010060401000277.html
選挙最中にゆうパックとペリカン便の統合が行われ、荷物の遅配が発生、選挙後にはゆうちょ銀行のシステムと他行システムとのネットワーク接続が出来なくなったと報じられた。国民新党が進める郵政法案に反対する動きがあり、ウォール街の一部の勢力が郵政株の早期上場や金融部門への経営参加を望んでいるのだろうと推測できる。
金融ネット接続の不具合について、サイバーテロという可能性を指摘する声がないのは非常におかしなことだ。今回議席を増やした「みんなの党」については回を改めてコメントしたい。
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さて、今日のテーマは消費税問題で参議院選挙では脇にやられた感のある普天間問題。
今月10日、アメリカの公共ラジオであるNPRが、民主党と共和党の重鎮政治家が共同で米国軍の予算削減に動き始めたと報じた。
主役は米民主党の下院金融サービス委員長のバーニー・フランク、そして共和党のリバータリアン政治家のロン・ポール下院議員だ。
フランクは超党派の「米軍事費用削減委員会」を設立。ここにリバータリアン系シンクタンクの「ケイトー研究所」や環境運動家や平和運動家が参加しているという。フランクはもともと下院議員としてポールと親しい存在であったと過去にNYTに報じられたこともある。
このタスクフォースは、軍事費削減で1000億ドル(10兆円)の削減を狙っているという。フランク議員は、増税や社会保障の削減、EPAの削減だけではなく、まず軍事費を相応に削減することが必要だ」と述べている。
バーニー・フランクはウォール街規制を何とかまとめ上げた政治的手腕が評価されているし、ロン・ポールは「ティーパーティー」の良識派も含めた幅広い保守派から支持されている人物で、08年大統領選挙では共和党大統領候補として予備選に立候補していた。
そして、超党派のタスクフォースに参加しているケイトー研は、兼ねてから「米軍は母国に帰るべきだ。日本は米国に依存すべきではない」という提言を行ってきた、ダグ・バンドウ研究員やテッド・カーペンター研究員らが所属している。
アメリカの保守派は本当は増税を伴う戦争を嫌う。アメリカの保守が好戦的に見えるのはそれがユダヤ系を中心とするシオニストのネオコン派にハイジャックされて、それに軍産複合体が寄生しているからだ。
フランク議員は削減すべき軍事費の筆頭に沖縄の15000人の海兵隊を挙げている。彼はこれを「冷戦期から引き継いだお荷物」と言っている。どうせ強化するなら海軍や空軍を強化せよということのようだ。
帝国軍はその膨張を維持できなくなったら本国に撤退する。米国の債務危機が日本にとっての福音になるのかもしれない。
このバーニー・フランクとロン・ポールの共闘関係、今のところWSJの日本事情を紹介したコラムなど報じられている。
日本のメディアはアメリカの声というといわゆる「知日派」の声ばかり報じて、アメリカが普天間基地の国内移設を主張しているという印象づけを行うが、実際は米下院の重鎮から「海兵隊なんて沖縄にいらない」という声が出ているのである。
刮目すべき情報だと思う。
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フランク米下院議員、沖縄の米海兵隊の撤退を主張
普天間基地の県外・国外移設を望む沖縄の人々にとって強力な助っ人が新たに現れた。米民主党のベテラン議員、バーニー・フランク下院議員だ。
名前のごとく歯に衣着せぬ発言で有名なフランク議員は、米議会の中でも発言が最も注目される政治家の1人だが、先週のトークショーで普天間基地問題について物議を醸す発言をした。フランク議員は7月8日のMSNBCの番組“モーニング・ジョー”で「私が(海兵隊が駐留する普天間基地について)話をした人のほとんどが、アメリカの海兵隊はジョン・ウェインが亡くなったころに沖縄から撤退していたと思っていたみたいだ」と往年のハリウッドスターの名前を交えながら語り、「海兵隊がいまだに沖縄にいる意味が私にはよく分からないね」と話した。
フランク議員はさらに「確かに私も沖縄周辺で台湾と対峙している中国を野放しにしたくはないが、1万5000人もいる沖縄の米海兵隊が今後、中国本土に上陸して、中国軍と戦うことになるとは思えないね。他に空軍も海軍もあるだろう」と発言を続けた。
マサチューセッツ州選出のリベラル派の民主党員であるフランク議員が、テキサス州選出の共和党のロン・ポール下院議員と共同で、防衛費の削減、特に海外駐留の支出の大幅削減を主張する論文を7月6日に発表すると、メディアで大々的に取り上げられ、このところ同議員に対して取材が相次いでいる。この論文自体は沖縄の米軍問題について言及しているわけではないが、フランク議員はメディアの取材で、第2次世界大戦の遺産で21世紀には意味のないものとなっている無駄な支出の象徴として沖縄の米軍基地についてたびたび言及している。
フランク議員は7月10日、米ナショナル・パブリック・ラジオの取材に対して「沖縄に1万5000人もの海兵隊は必要ない。沖縄に駐留する海兵隊は 65年前に終わった戦争の遺物に過ぎない」と述べた。
こうした意見に対しては海兵隊のみならず、異を唱えるアメリカの政治家は多い。米太平洋海兵隊司令官のキース・J・ストルダー中将は2月、ウォール・ストリート・ジャーナルの取材に対して、沖縄における米海兵隊のプレゼンスは、米軍のアジア展開において不可欠な要素であり、広範囲にわたる同地域に持続的な安定をもたらしていると説明し、「短期的に普天間基地が撤退されることになれば、日本に非常に深刻な影響をもたらすことがこの地域で起こる可能性がある」と語った。
フランク議員が沖縄の米軍基地問題について今後どの程度関与するのかは不透明だ。フランク議員の民主党内での影響力は大きいが、同議員が影響力をもつのは、主として自身が委員長を務めている米下院金融委員会であり、軍事政策ではない。しかし、景気後退に対する不安の高まりを受けて歳出削減への圧力が強まっている現状において、沖縄の政治家も米軍基地の駐留を望んでいないと明言していることもあり、フランク議員の意見によってこうした動きが加速する可能性がある。
フランク議員はMSNBCのニュースキャスター、キース・オルバーマン氏に対して「沖縄の海兵隊を活用できる機会はない」と主張した。
記者: Jacob M. Schlesinger
http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2010/07/12/okinawa-marines-out-says-barney-frank/tab/print/
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- Re:↓の方で姉葉大作氏が投稿していました。 近藤勇 2010/7/12 22:20:25
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