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私は自民党がヨタヨタ政権の果てに与党から陥落したのは、過去のいずれかの時点で「寝技師」をお払い箱にしたのがその一因ではないかと思っている。かつては「永遠のライバル」花形満と・・じゃなくて社会党と連立までして、政権に執念を燃やした時もあったのだ。「そんなことまでするのか」と開いた口がふさがらなかった覚えがある。
当然連立を組めば、自党の政策を100パーセント実現できる保証はなくなる。しかし連立を組まなければ、実現の可能性はゼロなのだ。政治とは50パーセント以上己の主張が通れば「勝ち」なのである。そこが「教科書の政治」と違う。私が共産党に一票を入れるのをためらうのは「オール・オア・ナッシング」の考えから脱却しないからだ。主張は明快で分かりやすいのだが。
今回の参議院選挙の結果を受けて民主党は連立を模索しなければならない。しかし先に述べた「強力な寝技師」がいるのだろうか? 潔い振る舞いを賞賛するのは日本人の常だが、それはあくまで「自分と関係のない人」の場合だけだ。まだ民主党に期待している人たちは、「石にかじり付いても政権を放すな!」と思っているはずだ。政権を握っていればこそ、政策は実現できる。もし、おかしな振る舞いをしたら官邸に抗議してやる。三年後には入れてやらないからな!
政治は「見栄えの良いスローガン」だけで実現するものではない。「議会の承認」と「それを実行する実働部隊の協力」が不可欠なのだ。それらがすべてが揃わないと絵に描いた餅をありがたがっているだけになる。選挙は単なる「人気投票」とは違うのだ。
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