http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/353.html
Tweet |
家族の生活に責任を持っている人は、多かれ少なかれ「保守的」な傾向を持っている。政党がどうのこうのというのではなく、要するに「右でも左でも何でもいいけど、あまりコロコロと政策を変えてくれるなよな」という腹の中の声である。
誰であれより良い政策が実行に移されることを嫌う者はいない。ただ農家でこう言われているのをご存知だろうか。「猫の目農政」あるいは「国に従い続けるとバカを見る」。めまぐるしく変わる行政に「愛想を尽かした」発言なのだ。これが農家だけに限らない、としたら。
商人であれ製造業であれ悪いなら悪いなりに、状況にあわせて形を変えて生き延びてきた。環境に順応しようとするのは、なにも動植物の個体だけではない。ただそれにはある程度長い期間が必要になるから、正味の実施期間が1年や2年ぐらいですぐに変更されていては、たまったものではない。そこで前述の言葉にならない呟きがでてくるのだ。
自由民主党の数少ない美点は、政権が何十年にもわたって続いたことにある。当然一旦決められた政策は容易には変更されず、良かれ悪しかれ国民の側には順応する時間があった。世界中から「動きが鈍い」と嘲られようと、亀の動きにはそれなりの利点もあったのだ。最終的に方向を誤ったが。
「すばやい対応」は良いとしても、「とっかえひっかえ」は止めてほしい。「十年間は変えないぞ!」の意気込みと見通しで政権を運営することを、すべての党にお願いする。以上の要望は実際に産業と生活を支えている人たちのものであって、それ以外の人たちには無縁かもしれない。いや、大学入試や指導要領がコロコロ変わるのは、生徒にとってもやはり迷惑か?
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK90掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。