01. 2010年7月10日 14:25:49: q1gf0gzNbs ’10参院選:無党派へ浸透、苦心 各党の「顔」奔走 与野党が過半数を争う参院選はいよいよ大詰め。選挙戦の焦点は毎日新聞の全国世論調査で約3割を占める無党派層の動向だ。インターネットを利用した選挙運動の解禁が見送られたこともあり、各党は今回も無党派層への支持拡大に頭を悩ませた。11日の投開票日に笑うのは果たしてどの党か−−。【小山由宇、木下訓明、朝日弘行】 民主党で選挙戦の主役に躍り出たのは、「事業仕分け」で知名度が一気に増した蓮舫行政刷新担当相。応援要請にこたえるため党が借り上げた小型飛行機で各地を飛び回り9日までに22府県を回った。報道各社の情勢調査では同党に厳しい結果が相次いでいるが、蓮舫氏に同行する手塚仁雄衆院議員が「党が苦戦しているとは思えない」と漏らすほど、各地で反応はいいという。 菅直人首相も遊説先で「蓮舫氏に無駄削減を進めてもらう」と訴える。自身は消費税増税を巡る発言のぶれを党内外から批判され、最近はやや精彩を欠いているだけに「蓮舫人気」にすがりたい思いもにじむ。党のテレビCMでは菅氏が大きな布を洗う。「日本を洗濯いたし申しそうろう」と手紙に書いた幕末の志士、坂本龍馬のブームにあやかる戦術だ。 自民党では、「攻撃力の弱さ」が指摘される谷垣禎一総裁を補う存在として、当選1回の小泉進次郎衆院議員がクローズアップされてきた。選挙戦中盤以降、激戦区を中心に「物理的にさばき切れない」(選対関係者)ほど応援依頼が殺到した。「自民党は一流の野党を目指す」など、父親の小泉純一郎元首相譲りの歯切れのいい演説で人気を集める。党のCMにも抜てきされ、ホームページでの再生回数は「谷垣版」を大きく上回る。歯に衣(きぬ)着せない弁舌で定評のある河野太郎幹事長代理も遊説にフル回転している。 それに比べ、参院選を仕切る大島理森幹事長のメディアへの露出は極端に少ない。公示後のテレビ出演は石破茂政調会長らに任せ、東北地方を中心に各県連との調整など実務に徹している。党内から「顔が怖い」と指摘されたこともあるだけに、「大島隠し」という憶測は消えない。 ◇龍馬、サッカー…ブームに便乗 公明党は昨年の衆院選では使わなかったテレビCMを高齢者からの要望にこたえ復活させた。自民党との選挙協力を解消した同党は、従来の固い支持層以外にどう訴えを広げるかがカギ。山口那津男代表は演説で、サッカー人気にあやかり民主党にレッドカードを突きつけるパフォーマンスが定番になった。 国民新、新党改革、みんなの3党は党首の知名度が頼み。国民新党の亀井静香代表は街頭演説で川内康範氏作詞作曲の「おかあさん」を熱唱し聴衆を沸かせる。連立政権で選挙後も同党が発言権を確保できるかどうかの戦いを亀井氏に託す。 新党改革も舛添要一代表の「一枚看板」だ。舛添氏は街頭演説で自身の名前を連呼し、携帯電話のカメラを向ける聴衆に「どんどん撮って」と笑顔を向ける。 みんなの党は渡辺喜美代表の人気を武器に、44人の公認候補を立てる強気の戦いを展開した。渡辺氏は9日、東京都内で「みんなの党が参院でキャスチングボートを握れば、民主党の悪法を次々にけ飛ばす」と訴えた。渡辺氏をあしらった看板を立てて街頭演説する候補者も少なくない。 共産党は消費税増税反対と米軍普天間飛行場の無条件撤去を2大争点に政策論戦で支持拡大を図る。ネットCMでは主婦やハムスターに生活への不満を代弁させる手法で「ソフト路線」も狙っている。 普天間問題で政権を離脱した社民党は、福島瑞穂党首が各地で「筋を通す政党」を強調。たちあがれ日本は平沼赳夫代表が地方中心、与謝野馨共同代表が首都圏を中心に遊説する「ツートップ」の選挙戦を展開した。 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100710ddm005010165000c.html 筋を通した社民党にも応援している国民新党 それでも自主憲法・自主防衛・自主外交の道を開く本格保守国民新党 社民党よ。自主防衛は重要な政策だよ。
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