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参院選後に始まる菅と小沢の最終決戦 文藝春秋7月 9日(金)
http://www.asyura2.com/10/senkyo90/msg/264.html
投稿者 新世紀人 日時 2010 年 7 月 09 日 19:53:30: uj2zhYZWUUp16
 

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100709-00000000-bshunju-pol

参院選後に始まる菅と小沢の最終決戦(1/2)

文藝春秋7月 9日(金) 12時12分配信 / 国内 - 政治

自らの過信で一敗地に塗れた小沢。起死回生のカードは消費税と普天間だ――

「ギリシャの財政破綻から始まったヨーロッパの動揺。この問題は、決して対岸の火事ではない」

 通常国会閉会翌日の六月十七日。民主党参院選マニフェストの発表記者会見に臨んだ首相・菅直人は、財政再建が焦眉の急と訴え、消費税率を十%程度まで引き上げる方針を表明した。前首相・鳩山由紀夫と前幹事長・小沢一郎のダブル辞任は民主党支持率のV字回復をもたらし、惨敗必至とみられた参院選の情勢は一変していた。

 勢いづいた菅は、従来タブー視されてきた「増税を訴える選挙戦」に打って出る。先行して「消費税十%」を掲げた自民党に抱きつく形で争点を消し、与野党の違いを曖昧にして勝利を確実にする狙いだ。思惑はそれだけにとどまらない。参院選圧勝で長期政権への足掛かりを築き、財政再建の第一歩を踏み出した宰相として歴史に名を刻む――。

 市民運動家から一国のトップに登り詰めた菅が抱く、密かな野望だ。

 鳩山が辞任を表明した六月二日、副総理兼財務相として政権ナンバー2の座にいた菅は「天下取り」へ素早く動いた。

「辞任と同じ日に代表選への出馬表明をするのは『待ってました』と言わんばかりで、イメージが悪い」

 側近の内閣府政務官・津村啓介が進言したが、菅は「勝負は一日半で決まる。先にカードを切る」と振り切り、首相官邸に飛び込んで鳩山に出馬を伝えた。政治とカネの問題を抱え、政権の“がん”と化した小沢切りのタイミングを計っていた国家戦略担当相・仙谷由人や行政刷新担当相・枝野幸男、国土交通相・前原誠司ら「反小沢」の閣僚は相次いで菅支持を表明。小沢包囲網は猛烈な勢いで広がり、勝負は短時間で決した。「小鳩」政権で小沢と付かず離れずの関係を保ってきた菅が、土壇場で見せた「バルカン政治家」らしい勝負勘だった。

 系列議員約百五十人を率いて民主党内に睨みを利かせてきた小沢には、菅が立候補するなら自分の力を頼るはず、という過信があった。六月一日の会談で鳩山がセット辞任を求めてきた際、「私も同じ気持ちだ」と受け入れたのは、幹事長を退いても菅新政権で影響力を維持できるという自信ゆえだった。この日、会談を終えた鳩山は国会を出る際、左手の親指をグッと突き立て、仏頂面で去った小沢とは対照的に笑顔を弾けさせた。

 永田町には「鳩山が辞任圧力を押し返した」という続投説が拡大した。

「あのポーズは何だ!」

 一日夜、環境相・小沢鋭仁、参院議員・羽田雄一郎らと赤坂の居酒屋で食事をしていた官房副長官・松野頼久は、携帯電話で激しく食ってかかる複数の小沢側近への対応に追われた。飛び交う憶測をよそに、小沢は鳩山辞任表明の場となる両院議員総会を二日午前に開催するよう指示。後継の党代表を選出する両院議員総会を四日に開催する日程も固めた。二日間の短期決戦なら、本命の菅にかなう候補はいない。小沢は菅政権誕生へレールを敷き、恩を売ったつもりだった。

■真紀子が「血判状を持っていけ」

 だが、菅と小沢の間柄は険悪になっていた。三月十九日、菅は小沢が打ち出した「政務三役と都道府県連役員の兼務禁止」の方針に従い、民主党東京都連会長を退いた。新方針の表向きの理由は「挙党態勢確立」だが、小沢の真の狙いは、参院選候補者選定をめぐる地方組織の抵抗封じにあった。菅は会長辞任前、小沢と会談し、蓮舫、小川敏夫に続く東京選挙区三人目の候補擁立に異論を唱えた。「蓮舫は大丈夫だが、小川は苦しい。三人目は勘弁してほしい」。だが、小沢は「複数区は、俺が悪者になって小さい県でも二人擁立を決めた。バランスを考えれば、東京が二人というわけにはいかない」と頑なだった。

 同じ頃、菅は周囲に「野党第一党の自民党が消費税率アップを主張している。今がチャンスなんだ」と財政再建への思いを熱っぽく語り、小沢が忌避してきた増税への意欲を見せ始めていた。菅がこのとき既に、小沢と袂を分かつ決意を固めていたのは間違いない。

 小沢の誤算により、一糸乱れぬ行動を取る小沢系中堅・若手の「一新会」は混乱を極めた。勝負どころは九月の代表選と見定めた小沢の動きは鈍く、代わりに側近議員が菅の対抗馬探しに奔走した。有力視されたのは、小沢に取り立てられて閣僚の座を射止めた総務相・原口一博だ。原口が将来の党代表を見据えているのは間違いない。だが、勝負時をもっと先と見ていた原口は、小沢側近の打診にも慎重姿勢を貫いた。

 対抗馬擁立が不調に終われば、小沢は不戦敗のそしりを受け、求心力低下は避けられない。「形作り」の必要に迫られた小沢は六月三日、参院議員会長・輿石東とともに元外相・田中真紀子と会い、出馬を口説いた。だが、田中は「次は選挙管理内閣。私は出ない」の一点張り。逆に「あなたが出なさいよ。それがいちばん分かりやすい」と小沢の出馬を求めた。言葉を濁したまま小沢が帰ると、田中は小沢側近の党総務委員長・奥村展三と一新会会長の鈴木克昌を呼び出し、「血判状を持っていけば小沢は出るのよ。私の父親(元首相・田中角栄)がああして活躍できたのは、派閥が結束していたからなのよ」とまくしたてた。

「やっぱり俺が出た方がいいのかな」

 一瞬ぐらついた小沢を、側近が「勝負は九月の代表選です。それまでは傀儡政権でいい」と押しとどめた。

 一新会が三日夕、国会近くのマンション「パレ・ロワイヤル永田町」で予定していた会合は、約一時間遅れで始まった。開始がずれ込んだのは、小沢側近の衆院議員・松木謙公が元政調会長・海江田万里に出馬を要請していたためだ。海江田に断られ万策尽きた松木は、一新会メンバーに対し、次善の策として温めていた衆院環境委員長・樽床伸二の擁立を提案した。だが、知名度抜群、百戦錬磨の菅を相手に、樽床では勝ち目がない。

「それが本当に小沢先生の考えなのか」

 会場は騒然とし、収拾がつかなくなった。小沢最側近の衆院議員・樋高剛に伴われてパレ・ロワイヤルに到着した樽床は、部屋に入って出馬の挨拶をすることさえ許されなかった。

 一新会は自主投票――。

――(2)に続く

(文藝春秋2010年8月号「赤坂太郎」より) 最終更新:7月 9日(金) 12時12分


http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100709-00000001-bshunju-pol

参院選後に始まる菅と小沢の最終決戦(2/2)

文藝春秋7月 9日(金) 12時12分配信 / 国内 - 政治

「鉄の団結」を誇った一新会は分裂状態となり、小沢支配に綻びが生じた。その後、小沢系議員は樋高、松木、衆院議員・岡島一正ら「茶坊主系」と、こうした側近の振る舞いを冷ややかに見つめる議員との二極分化が進みつつある。

「九月の代表選に小沢先生が出るなら当然支援する。そうでないなら菅首相を支えよう」

 八日夜、都内で集まった衆院議員・中塚一宏ら一新会の若手は、「親父(小沢)の世話に専念したい」と公言する樋高らに距離を置く姿勢を確認した。

 一方、勝利を確実にしていた菅は、代表選前日の三日夜から仙谷、枝野とともに閣僚、党役員人事に着手した。だが、菅側近も黙ってはいなかった。二日夕、菅から出馬の意思を聞いた鳩山政権の首相補佐官・荒井聡は、独自に人事構想を練り始めた。しかし、菅は自身のグループではなく、官房長官に仙谷、党幹事長に枝野を充てるなど、前原が率いる「凌雲会」メンバーを要職に起用した。側近よりも、能力的に使える人物を優先するドライな発想は、市民運動から議員に転じ、派閥政治の自民党に所属した経験がない菅の真骨頂と言える。菅の名代を気取った荒井は四日朝、海江田に幹事長を打診するなど独自に動いたが、その後、党本部で行われた菅、仙谷、枝野の「首脳会議」には加われなかった。

 九日、枝野は小沢支配の象徴だった国会内の幹事長室で、小沢から形ばかりの引き継ぎを受けた。落ち着かない様子で入り口近くの椅子に座っていた枝野は、小沢が姿を見せると弾かれたように立ち上がり、「こちらにどうぞ」と席に案内し、ギクシャクした雰囲気の会談はわずか二分で終わった。論戦で言い負けしない弁舌は魅力だが、枝野にとって交渉ごとは鬼門だ。同日開かれた与野党幹事長会談では「古い政治なら幹事長が登場したら結論が出るものだが、私は議論をするために出席する」と、各党との「調整放棄」を宣言し、出席者を呆れさせた。

「参院選が終わったら内閣改造をしてもらって外相になりたい」

 枝野は周囲にこう言ってはばからず、参院選向けの「テレビ用」幹事長であることを否定しない。

 菅内閣は報道各社の世論調査で支持率が軒並み六割を超え、まずは順調に滑り出した。しかし、内閣発足直後に、国家戦略担当相に就いた荒井の事務所費問題が露見した。政治資金で女性下着や漫画を購入していた事実も判明。国会審議で荒井が火だるまとなり、参院選に波及する事態を恐れた民主党は、国対委員長に就いた樽床が野党に提案していた予算委開催を慌てて引っ込めた。みんなの党代表・渡辺喜美は十四日の衆院代表質問で、幕末の尊王攘夷派狩りからたびたび逃れた長州の桂小五郎(木戸孝允)を引き合いに「菅首相は奇兵隊の高杉晋作ではない。逃げの小五郎だ」と皮肉った。

■菅は小泉長期政権の分析を命じた

 今年初めには「逆立ちしても鼻血も出ないほど完全に無駄をなくす」と唱えていた菅が消費増税を掲げたことに対し「財務相就任後、すっかり役所の論理にからめ捕られた」との批判は絶えない。菅は十七日の記者会見前、「税率は十%で行く」と周囲に宣言し、側近の口出しを許さない高揚した面持ちだった。

 枝野は選挙戦への影響を懸念、改選を迎える輿石の了解だけは取り付けるよう注文した。党内論議を省略するトップダウンは、菅が毛嫌いした小沢と同じ「強権手法」にほかならない。打診された輿石は「いいじゃねえか」としぶしぶ容認したものの、党内の反発は収まらない。二十一日の常任幹事会では政調会長・玄葉光一郎が集中砲火を浴び、「すぐに増税するわけじゃない。最短で二年から四年かかる」と釈明に追われた。

 通常国会での郵政改革法案成立がかなわず、金融・郵政改革担当相を辞任した国民新党代表・亀井静香は「内閣支持率が高いからといって強引なことをすれば、大変な事態になる。あまり調子に乗らない方がいい」と警告する。亀井はかつて、野党に転落した自民党を社会党との連立で政権復帰させた政界きっての策士だ。今後、積極財政論者の亀井が消費増税に反対して小沢と連携し、菅を揺さぶる展開も予想される。

 菅は「衆院の三百議席を減らす気はない」と早期解散を否定しているが、一方で、五年半に及んだ小泉長期政権の分析を側近に命じている。

 衆院解散・総選挙により自民党内の「抵抗勢力」を一掃、郵政民営化を成し遂げた小泉に倣い、消費税率引き上げに反対する小沢一派を切り捨てるのではないか――。

 永田町では、こんな「消費税解散」による大乱の見通しさえ、囁かれている。

「政府は何でアメリカにちゃんと言わねえのかなあ。九月に普天間は大きな争点になるよな」

 六月十一日、小沢は赤坂の個人事務所を訪れた衆院国土交通委員長・川内博史に対し、米軍普天間飛行場移設問題が九月の民主党代表選で焦点になると告げた。玄葉は仙谷に「普天間はあなたがきちんとやるべきだ」と進言したが、議論好きの側面ばかりが目立つ仙谷に、米国や地元との折衝が務まるのか、不安視する声は多い。鳩山辞任で沖縄の怒りが静まったわけではなく、基地問題は菅政権の足下にも絡まり続ける。

 菅が消費税率引き上げ方針を表明した後に実施された世論調査では、内閣支持率が一斉に下がった。菅が命運を懸けた増税―財政再建路線が、景気や暮らしへの影響を危ぶむ有権者の警戒感を呼び起こした形だ。菅は、参院選で自ら勝敗ラインとした「改選五十四議席」を確保すれば、無投票再選を画策するだろう。

 だが、小沢は参院選公示日の二十四日、盟友・輿石の応援のため訪れた山梨県身延町で記者団の質問に応じ、「政党である以上、常に過半数(六十議席)を目標にするのが筋道だ」とハードルを上げた。さらに「当面消費税を上げないというのが、われわれの主張だった」と語り、公然と菅への不快感を表明した。

 菅の思惑が外れて代表選が実施された場合、小沢サイドが有力な対抗馬を立てるにせよ、小沢自身が名乗りを上げるにせよ、普天間と消費税を対立軸に、党内を二分する激戦となるのは必至だ。菅「奇兵隊内閣」が鳩山短命政権後の単なるあだ花で終わるのか、小沢との最終決戦を制して長期政権を築けるのか。戦いは参院選後に始まる。 (文中敬称略)

(文藝春秋2010年8月号「赤坂太郎」より)

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最終更新:7月 9日(金) 12時12分

(新世紀人コメント)

文芸春秋の記事はあくまで参考と言う事で鵜呑みにしないで下さい。情報の一つとして考えてください。
ドラマチックに書いてあります。読みやすいし、読んで面白く書かれています。

小沢一郎と言う政治家についてですが、鳩山由紀夫や菅直人について、その行動の不味い点や失敗についてあからさまに批判したり行動を撤回させようとする事がないのは何故なのか? と前から考えています。

人は小沢の人の良さによるとか騙されたからとか言いますが、それは当っていないのではないのか?

達観している様子なのですね。判っちゃってるんじゃないのかな。鳩山とか菅の政治家としての器とか予測される行動について。それを言う事は自分自身を暴露する事になるから言わないのではないのか? ましてや相手に撤回などを迫れば相手も必死になって戦争になるから詰まらない事はやらないのではないのか?

私がこの様に考えるに至ったのは、彼と面識があるとかいうことではなく(ありません)、鳩山首相が普天間基地移転問題で米国側の意向を全面的に呑む意志を表明するに至るまでの鳩山の苦悩があったであろう時期に小沢氏がルース駐日大使と会った事があり、恐らくルースから米国側の意向を聞かされていた筈であろうが、鳩山に有効な助言を出来なかった又はしなかったと考えた時からなのです。
鳩山首相に有効な対処法を伝授する事は出来た筈でしょう。
つまりそれは、交渉相手としての米国側があるのだから、「相手を説得し切るには更に長い時間が必要とされるに至った」と国民と沖縄県民に交渉経過を明らかにしてお詫びをしながら今後の支持と助力をお願いすると言う事になろうが、その様な対処法(他にもあろうが)を伝授したようすはない。
「鳩山さんには自由にやらせる他はない。」こう考えたのだろう。これは見えているからだろう。
同じように、
「菅さんにも自由にやらせる他はない。」と考えたのだろう。腹を立てるような子供じみた人物ではない。

小沢も亀井も米国側の思惑や官僚組織の思惑については鳩山は勿論、菅よりはるかに熟知しているだろう。

視野の小さな市民派と全共闘過激派崩れが落ちた枯葉で分解する運命である事は自明である。小泉一派の米国御用達一家ほどの強さは無い。使い捨てにされる輩である。

だから悠然としていられるのである。

多くの人は小沢は菅に裏切られたと見ているが、小沢はかなり承知していたのではないのか? 何故なら菅の行動は彼一人のものではなく、民主党内反主流派の派閥連合の大きな動きであるからだ。自民党の複雑な党内抗争を十分に経験してきている小沢や亀井には何でもないことではないのか。

さて、11日に控えた投票の結果を予測するのは困難だが、無意味な事とはいえ、判断の少しを提出しておきたい。

これはあくまで参考にしかならないだろう。

米・官・電の誘導は、民主党・国民新党の連立側の惨敗が目的であったろうと考えられる。

鳩山辞任が与党側大勝利をもたらすことを阻止したかった筈である。

それで、消費税増税の自民党抱き込み発言を唆された菅を使ってやらせてきて、政治への嫌悪感を有権者に植え付け、民主党に新たな連立相手を探さなければならないように追い込もうとしてきたと考えられるが、どうもスンナリと巧くは行かない状況になってきているのではないかと考えるのである。

何故なら、消費税発言への批判が民主党惨敗を招かないのではないかと考えるのである。

自民党も同じ事を言っているからだ。ここはあくまでみんなの党のようにあくまで国民騙しに徹しなければ民主党惨敗には追い込めないだろう。

消費税増税批判票は自民党には行かない。この批判票は全部が目論み通りにみんなの党には流れない。分散する。

民主党支持の有権者は菅執行部に批判的であってもマニフェストを支持して党そのものを支持する部分が多いと考えられる。

つまり、前回の衆院選や参院選の時のような自民党惨敗には民主党を追い込む事はできないだろうと言う事だ。

となれば、政権運営を巡って菅執行部は苦しい局面に直面する事が多くなる事になるだろう。

菅の独走は民主党支持者や国民からストップがかけられる事になりそうだ。それを振り切って米・官・電の操り人形が務まる程の力量は無く、途中でダウンになるのではないのか。

今後は動きが激しくなる事は確かだろう。


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コメント
 
01. 天橋立の愚痴人間 2010年7月09日 20:38:55: l4kCIkFZHQm9g: QssqyHlD52
小沢は、鳩山、菅、前原、枝野、仙石などが現実にこのようになることはある程度見切っていたと思います。これほどまでとは思わなかったでしょうが。

以前、自民党との大連立に食指を伸ばしたのは、いずれ自民党も割って、本当に改革できる人材を集めたかったからではないでしょうか。

新進党発足いらい、結局は小沢についてこれる人間は自由党時代の20〜30人でありました。
いろんな人が小沢を離れて行きましたが、彼らのその後を見ていますと、とても本心で小沢に共鳴した連中とは思えません。

最近の渡辺恒三の離反などはレベルが引くすぎて話しになりませんが、藤井ですら、肝心のところで財務官僚と手を握ってしまいました。
全てが原理主義的な信念に基づいて動こうとする小沢には期待に反する人間で会ったのです。

それでも、そういう人間が、実際には殆どを占めていますので、彼らを批判していては一人浮き上がっても結局は元も子もなくすることを十分に知っていたのでしょう。

一方で、なにわともあれ政権に近づかねばならない小沢にとって、民主党と手を組むことは必要でした。
ところが実際は、民主党には旧社会党系の人間や、労組に支援を受けている人間が多く小沢の考えている改革をやろうとすれば色々と齟齬をきたす状況が発生することは目に見えていたでしょう。

肉を切らせて骨を絶つ、ではありませんが、横路と接近したのも横路を取り込むと言うよりも人間としての信頼を横路に求め、自分への賛同を得たいと思ったのでしょう。

元来、小沢は人の悪口をいいません。一々悪口を言って事を構えていたのでは、その都度敵を作り世間を狭くして行くことを身にしみて知っているのでしょう。
これが出来る人間は、そうはいませんが、稀にいることを認識しなければなりません。

小沢の悪口が渦巻いていますが、実際はどれも小沢個人の人格を言っている訳ではありません。

今回の出来事は、期せずして菅一派の本質があぶりだされ、小沢と何処が違うのか浮き彫りになりました。

小沢非難のメディアの報道に訳が解らなかった人にも、小沢の本質が良く理解できるようになったのは、民主党の危機の中で一筋の光明といえます。

同時に、仲間と思っていた多くの同士に見切りをつけざるを得なく、一からの出直しとなるでしょう。

政治的にも人間的にも、そういう大局観をもって行動している小沢を今こそ国民は受け入れるべきであると思います。

最後に言わせていただきますと、文芸春秋の記事ですが、幾ら金をもらったか知りませんがジャーナリストとして、よくもここまで腐りきった人間がいるかと憤るばかりです。


02. 2010年7月09日 20:43:06: vaytr3a1Bk
菅直人のヒョットコ振りをからかい半分に見くだして雑書きしているが、小澤さんに対する意地悪さが見て取れる。
 どっこい、テメエらの筋書き通りに、疲弊させられた日本国民が動くかな。
民主党単独過半数が成就して、9月にはダラ菅直人は前原ら売国奴どもと共に追放されるだろう。
 民主党に投票する。国民新党に比例投票すること、ぐらい、B層諸兄は分かっている
に違いない。
 「郵政改革法案の成立」こそ、当面の最重要課題である。ダラ菅は不要。

03. 2010年7月09日 20:45:20: q3L2Y7vVIk
多くの民主党支持者は、菅執行部に批判的であるがマニフェストに期待し、党そのものを支持する。
その通りである。ゾンビ自公(みんなNO)の台頭など望んではいない!


04. baka 2010年7月09日 21:16:43: RQJEnV9HbG4Tk: UPfwbFJVww
 外国人参政権反対!
この1点のみで、小沢も民主党も失格。

05. 2010年7月10日 01:31:06: pp0EWQcIBU
>>04
民主党候補には、選挙公報に「外国人参政権反対」と書いているのがいるが、
あれは何なの?

06. 2010年7月10日 02:43:12: lFtrGPhedw
>「政府は何でアメリカにちゃんと言わねえのかなあ。九月に普天間は大きな争点になるよな」

代表選で小沢さんは普天間の日米合意見直しで行くのか、それなら確実に社民党が連立に戻ってくる、そうすると衆院で3分の2を得られるのでねじれでも大丈夫


07. 2010年7月10日 09:10:31: SCRtlVWYT2
英語に「川についたら橋の事を考える」というのがある。
政治はリアリストで無ければいけない。
自民、公明はリアリストであるから相手が何であろうとパートナーとなる。
小沢氏もリアリストである。

まだ予選中に決勝トーナメントの試合を考えていてもしょうがない。

まじめな与党支持者はなまじっかいろいろ考えるから、そういう者たちは「いろいろと細かいことを考えさせて袋小路に追い込め」なんて情報戦略のイロハなんです。けっこう知識のある層はこれではめられる。

今、自民で党内対立なんて出てきてないでしょう?
メディアの与党分裂作戦はうまくいっている。

まず与党でどれくらい勝つか?
そこに集中して、その後は情勢に応じて考えないとね。
先手読みすぎも時には面白いけど。



08. 2010年7月10日 11:28:57: mEZSoDieTk
01さんの投稿、まったくそのとおりですね!!!
冷静で客観的なご意見です。
02、03さんのご意見にも賛同します。
今日一日になりました。小沢さんが活躍できる選挙結果になることを祈っています。皆さん、小沢さんを支える人に投票してください。自民公明党、隠れ自民党・小泉売国党のみんなの党に騙されている友達に真実を話してください。

09. 2010年7月10日 12:13:46: FRONV22raU
政治家に成って現在まで 明けても暮れても権力闘争を遣ってきた 小澤に取って

民主党の反小澤グループは おしめの取れない只の幼稚園児 

喧嘩の相手じゃない 小澤の大きなクシャミ一発で全員すっ飛ぶ

ズルイ管は 先生(小澤)に 泣きつくだろう 全てを仙石のせいにして

前原は枝野と玄葉と小宮山と安住を連れて 民主党を出て行くでしょう

仙石は阿波に帰って 狸と暮らします。


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