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2010年(平成22)年7月9日掲載
税金のムダと天下りの温床なのに…
公務員改革や天下り批判、税金のムダ根絶を売りに、支持を訴えているみんなの党。最近は民主、自民に次ぐ第3極」とか「参院選後のキャスチングボート」なんて言われ、渡辺喜美代表もまんざらじゃなさそうだ。
しかし、一方では「まるで第2の自民党じゃないか」の声も上がっている。発端は八ツ場ダムだ。
「みんなの党が八ツ場ダム建設推進の立場だったのは意外でした。報道関係者でも驚いている人は少なくありません」
こう話すのは、八ツ場ダム間題に取り組む住民団体「八ツ場ダム明日の会」。
参院選の参考になるよう各党にアンケート調査を実施、回答をHPに公開しているが、その結果、みんなの党の化けの皮がポロポロはがれてきたのだという。
「みんなの党は群馬を拠点とする比例代表候補として、上野宏史氏を擁立しました。実は彼の義父は八ツ場ダム推進の急先鋒として知られる建設官僚OBの上野公成・元参院議員。娘婿の宏史氏も八ツ場ダム推進の立場で、地元建設業者がボスター張りをするなど応援に回っています。八ツ場ダムの水没予定地区ではやたらと上野氏のポスターが目につきますが、ダム推進を票に結び付けようとする狙いかもしれません」(地元関係者)
県建設業協会も選挙区の自民侯補・中曽根弘文に次いで、上野を推薦している。与党・民主党候補の富岡由紀夫は上野よりも下の扱いだ。富岡がダム反対の立場だからである。実際、選挙戦でも「選挙区は中曽根、比例区は上野」と呼びかける自民党福田派がいるなど、みんなの党と自民党は一部で二人三脚を組んでいるから驚かされるのだ。
社民党比例候補で公共事業チェック議連前事務局長の保坂展人・前衆院議員が呆れて言う。
「みんなの党といえば、いわゆる改革が旗印で、『無駄な公共事業の横綱格』である八ツ場ダムには当然ノーだろうと多くの有権者が推測しているのではないか。役人の天下りや税金のムタを批判している『みんなの党』が八ツ場ダムを推進するのは不可解としか言いようがありません」
八ツ場ダムをめぐっては、国交官僚OBが工事受注業者に天下りし、受注業者が地元選出の自民党国会議員に違法献金をするなど、政官業の癒着も明らかになっている。
そんなドス黒い工事を、自民党と選挙協力までしてゴリ押ししようとするなんて、みんなの党らしくない。(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
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