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CIAナベツネ新聞のネット愛読者を対象にしたネットモニターの調査報告がYOMIURI ONLINE のヘッドラインのトップに「小沢氏の公約修正批判、共感広がらず…読売調査」見出しが報道されている。 まぁナベツネ新聞の戯言に目くじらを立てるのも大人気ないが、洗脳層の人々に“やっぱりそうだよね”なんて思わせるには格好のデータと云う事になる。
だいたいが読売新聞のネットモニターになること自体、多くは自民党系有権者の可能性が高い。まして小沢バッシングの急先鋒読売の読者、聞くまでもない結果である、こう云うのは調査とは言わない。(笑)そもそも、読売のネットモニターになった時点で90%反小沢なのだよ。(笑)
そうじゃない証拠は、民主党菅政権のお歴々の近時の言動をウォッチしていれば、笑ってしまう程良く判るのである。小沢一郎に叱られて、右往左往している菅直人・仙谷・枝野ついでだから玄葉。ムキニなって反駁や修正、言い訳に終始している。彼らに伝えられる選挙情勢が悪いのだろう。
筆者のコラムも百万分の一くらい役だっているかもしれない。(笑) 菅直人は自民党に擦り寄り、悪女の深情け風情。枝野もみんなの党のコケにされながらも縋りつく。仙谷は今回の選挙は逆風だと責任回避を口にし始めた。だから言ったろう、オマエ達には千年早いって!
しかし、油断は禁物である。そもそもどうでも良いトロイカ体制の第三の男(菅)がノコノコ政権の座につけたのは自然な事なのだろうか?小沢が菅を代表選で応援しなかった、鳩山も態度を曖昧にした。政治とカネ・普天間問題を抱えた二人を隠す戦略の為にしては奇妙な部分がある。仙谷・前原・野田グループの言う事を聞きますと言って菅直人は彼らの支持を得たわけだ。
おそらく小沢、鳩山にも菅直人は声を掛けたはずである。しかし、スンナリと色よい返事を貰えなかったので、一気に仙谷・前原・野田の全面支援に切り替えたのだろう。別角度から見ると、小沢、鳩山ツートップ共に動きにくいと読んだ民主党右派グループが勝負どころと菅直人の権力欲の強さに目をつけ利用したと云う党内クーデターと云うことだろう。
その結果、菅直人は異常な早さで変節した。「米国も霞が関もマスメディアも必ず菅さんの味方になる」仙谷に因果を含められたのだろう。早い話、民主党右派の策略に菅直人は嵌められたのである。(笑)
菅直人を易々アリ地獄に引きずり込んだ民主党右派グループ、仙谷・前原・枝野・野田・玄葉らに誰がシナリオと蛮勇を与えたのか。奴らに一定のシナリオは描けても実行する勇気まではなかったはずである。奴等を絶対的に勇気づける、絶大な権力がバックに着いたからこそ、勇気凛凛で小沢一郎に歯向かったとみるべきだ。
その権力の実像は一つの勢力に限定するのは難しい。辺野古移設案の追随から見る限り米国ペンタゴン、オバマ政権。税制改革・財政再建で財務省官僚。検事総長人事の政治介入、可視化法案などの棚上げで法務省・検察庁官僚。法人税減税で経団連。脱小沢一郎民主党政権樹立でマスメディア。以上のような複合的癒着の再開で民主党右派は民主党の自民党化を実現しようと画策した。
「国民の生活第一改革」の抵抗勢力と手打ちすることが政権安定の早道と考えるのは、頭の良い奴ほど陥りそうな易き道である。「選挙がなくなる残り三年で、また方針変更だって可能だ」と自らを慰めている自慰政権とも言える。政治の結果責任を感じる矜持など持ち合わせていないのが三百代言系の特長である。
尚且つ困った事に、この民主党右派グループは自民清和会とみんなの党との連立方向に走り出す可能性を強く秘めている。こうなると、小沢一郎といえども民主党左派勢力にとって、その連立政権は難敵である。亀井や福島はシンボル的パワーはあるのだが、議員数的に国民新党・社民党が強い味方とは言えないのが辛い。
小沢が≪6日午後、熊本県天草市の御所浦島で街頭演説し、「官僚支配をぶち壊して国民の生活第一という政治を実現したい」と強調、「民主党政権でしばらくやらせてもらうけど、『(言っていることと)違うじゃないか』ということなら、次の選挙で(政権を)代えてください。それが民主主義だ」と語った。消費増税などをめぐり、菅直人首相らの対応に疑問を呈したことについては、「批判しているのではない。本来、政権与党はこうあらねばならない、と当たり前のことを言っているのだ」と述べた。
(時事通信)≫
このような表現はそのまま受けとめる事も出来るが、筆者は場合によると小沢一郎は「国民の民主主義実現の為なら、下野も視野にある」「政治理念・哲学の為なら野党になっても闘うぞ」と言っているようにも聞こえる。
勿論、参議院選後、いずれにしても権力闘争が幕を開かざるを得ない。代表選までに、多くの駆け引きが生まれるのだろう。おそらく菅直人は小沢一郎との手打ちも模索するような気がする。アイツは総理の椅子の為なら小沢に頭を垂れる事も厭わない。それを小沢が受け入れるかどうかは筆者には判らない。個人的嗜好としては、顔を洗って首を持ってこい!と言い放って欲しいものだが、政治の権力闘争、前原と枝野・野田の首を差し出すくらいの事は菅と仙谷ならするだろう。(笑)鳩山が菅と小沢のどちらに与するのかも見どころである。
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