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【攻防 2010参院選】郵政関係者“菅のまたくぐり” 耐え忍び民主支援 改革法成立を最重視 連立組み替え論には不快感
2010年7月6日 12:28
今回の参院選では、国民新党を支持する郵政関係団体が「我慢」の選挙戦を強いられている。郵政民営化を見直す郵政改革法案を先の国会で廃案にした民主党には不信感があり、菅直人首相ら民主党幹部が言及する参院選後の連立政権組み替え論も不快でならない。それでも、同法案の成立は民主党との連立維持が大前提。郵政関係者は各地で悩みながらも民主候補を支援している。
「われわれは『韓信のまたくぐり』ならぬ、菅(首相)のまたくぐりをやっているんです。改革は道半ば。恥を忍んで連立を組んでいるんだ」
福岡市で6月28日にあった国民新党の演説会。亀井静香代表は、中国・漢の名将韓信が争いを避けるため、屈辱に耐えて他人のまたをくぐったという故事に例え、連立与党であり続ける意義を強調した。会場には大勢の特定郵便局長がいた。
菅内閣になり支持率が急回復した民主党は、通常国会を延長せず参院選へ突入。それに伴い郵政改革法案は廃案となり、反発した亀井氏が大臣(郵政改革・金融担当)を辞任した経緯がある。
亀井氏の演説を聴いた福岡市内の特定郵便局長は言う。「私も亀井さんと一緒。廃案には絶望感すらあった。民主党に不満を抱く仲間は多い」
投票日まで1週間を切った参院選。特定郵便局長などでつくる政治団体「郵政政策研究会」の九州地方本部は、国民新党の現職が立候補している福岡を除く選挙区で民主党候補を推薦した。
「約束をほごにされたのは悔しいが、文句を言うよりも目的を果たすことが最優先」と青木征(ゆく)雄(お)専務理事。九州地方本部の会員は特定郵便局長だけで約2300人。局長OBや家族も含めると約5千人。国民新党の自見庄三郎郵政改革・金融担当相の地元でもあり、九州全体で10万票を出して「郵政票」の存在感を発揮したいところだ。
ただ「また裏切られるかもしれない」(九州北部の特定郵便局長)との不安は残る。選挙戦では首相に加え民主党の枝野幸男幹事長からも、他党との連携をほのめかす発言があった。参院で与党が過半数割れした場合、新たな連立が検討される可能性は否定できない。
この九州北部の局長は連日、民主候補へ投票を呼び掛ける電話をかけ続けている。「民主党が負けては困る。今は信じるよりほかない」。多くの郵政関係者の胸中を代弁するようにつぶやいた。
=2010/07/06付 西日本新聞朝刊=
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