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れんだいこのカンテラ時評762 れんだいこ 2010/07/03 21:22
【公職選挙法考】
今日初めて公職選挙法なるものに目を通してみた。全17章からなる膨大な条文から成り立っている。まだ読んでない。読み切れるものでもない。よくぞこういう煩雑法律を意に介せず立候補したり、僥倖にも当選して代議士になり政治に取り組んでいるものだと感心すると云うよりあきれさせられている。れんだいこは従来、難解膨大文の例として税法、著作権法を挙げていたが、これからは公職選挙法も加えることにする。
それにしても、公職選挙法はかくも膨大な条文で構成せねばならないものなのだろうか。未だ読んでもないのだが、真っ当な選挙活動、政治活動を縛る悪法のタマリになっているのではなかろうかと推定する。本来であれば、公職選挙法自体は誰でも読め習熟できるように簡潔なものにしておき、細かく規定するくだりは別途に細則、施行規則を設けて二段構え、三段構えにしておくのが普通なのではなかろうか。付言しておけば、本来他愛ないことなのに、目下の公職選挙法を盾に誰それの選挙違反をナジる者がいるようだがクダラナイ。
現在、第22回参院選のさ中であり、党ないしは立候補者は議員定数削減を詠い、有権者の関心を引こうとしている。れんだいこに云わせれば臭い話である。昨年の総選挙時の政権交代公約と同じで、政権取ってみれば、この場合は代議士に当選してみれば、喉もと過ぎて熱さ忘れるの類のものでしかなかろう。要するに有権者を嘗めている。
議員定数削減論者に云いたい。君たちがまず為すべきは、公職選挙法の見直しではなかろうか。どう見直すべきかが肝心であるが、要するに金銭買収や利権誘導型はダメとしても、もっと自由に活動、演出、主張、議論、評論できる方向へ、且つシンプルにすべきではないのか。法は守る為だけにあるのではない。どうせ人が作ったものであるからして、適合性を見て具合が悪ければ改変するのも知恵であろう。
これをきっちりやれる能力を身につけてから政治に采配振るえば良かろう。目下のお化け条文からなる公職選挙法を良しとしする感性、能力では碌な政治ができまい。あれもダメ、これもダメを良しとする公職選挙法から生まれる政治家は、あれもダメ、これもダメの政治に向かうのが法理である。お陰で日本は、左右から揺さぶられて高コスト規制社会の土壺に入ってしまっている。一見マジメそうに会議をしたり分厚い文書を渡されるが、本当に議題せねばならないテーマがいつも外されており、何の意味もない他愛ない話しに時間をつぶして仕事をした気になっている。全てが形式に流れている。この現象も又或る意味でのガラパゴス化ではなかろうか。あらゆる方面で日本のガラパゴス化が急速に進みつつある。そんな気がしてならない。
第22回参院選のさ中であるから、これに関連するガラパゴス現象を述べておく。民主党は、昨年の衆院選で政権交代を掲げてこれを成功させた。その時、多くの公約を掲げた。れんだいこは、高速道路の無料化法案に賛成した。無料化にならなくても現行料金の3分の1ぐらいにはなれば良いと考えてのことだ。政権交代後すぐにできるのに延び延びにされ、ようやく過疎地限定の無料化区間が生まれた。随分長くかかった無惨な結末である。「消費税据え置き、その前にムダ節減」も然り。れんだいこは支持した。「ムダ節減」は事業仕訳で評判を呼んだが、重箱の隅をつつくような他愛ない削減に終始している。
そういう訳で、政権交代時公約がたな晒しのまま据え置かれ、遂にカビ臭くなりつつある。というのも政権交代政権一番手の鳩山政権が殆ど手を付けず、二番手の菅政権となると風呂敷にまとめて包んで捨てようとしている。これは、政権交代前公約を信じた側から見れば、公約がレイプされているのに等しい。そう思ってレイプ許さじのブーイングしたところ、政治は生き物論を説き更にレイプに励み始めている。オカシイのではないのかと小沢前幹事長が抗議すると、党の団結を乱すのかとドウカツする。暫く蟄居して黙っておれと云い渡した筈だろうがと。
小沢の為すことは何でもダメ派のマスコミは、小沢が早くも出しゃばり始めたと云ってなじる。これにソウダソウダと合唱する声が高まるに応じて、日本のガラパゴス化が進行する。なぜなら、明らかな正論の小沢がなじられ、逆が支援されるなどと云うのは世界では通用しないからである。小沢前幹事長が、政権交代前公約のレイプ化、風呂敷包み化に抗議するのは真っ当である。ただの一度でもやってみて軌道修正するのならまだしも、やる気そのものが端からない。菅、枝野、野田、仙石よ、小沢前幹事長に対して指をくわえて黙って見ておれとは。それは余りにも筋が違うのではないかな。
れんだいこが告げる。今や、菅派は逆走逆漕ぎに精出しつつある。人は正念場で本性を表わす。連中は、せいぜい評価しても政界遊び人派である。れんだいこは、腹話術師的政界ピエロと命名する。小泉以来である。恐らく裏で繋がっているのだろう。結論はこうなる。菅派を選挙支援に呼んではイケナイ。碌なことにならない。票が逃げるだけである。今からでも遅くない、菅派をカンヅメにせよ。これが民主党各候補者のの唯一勝てる道筋である。まだ日にちがある。
2010.7.3日 れんだいこ拝
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