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2010年07月03日
「逃げ菅」と野党に責められ、遂に菅直人が党首討論に出席することになった。慣例的に当然の党首討論だが、1対8の討論が菅直人に有利に働く可能性は少ないだけに、民主党幹部は冷や冷やものだろう。
相当の確率で財政再建、消費税、経済成長戦略で菅直人はその底の浅さを露呈するのではないのだろうか。そもそも攻めに強い人間は、攻められると弱いのは相場だ。菅直人がその相場を覆せる政治家と思える根拠がないだけに、支持率を5〜10%落とす要因になる不安で民主党は熟睡出来ないだろう。
THE JOURNALが「内憂外患」で「田原総一朗×二木啓孝×山口一臣×高野孟:政局緊迫! 緊急オフレコトーク 与党過半数割れの危機!!」のトークショウをしていたが、目立ったことは高野孟の旧民主党グループ政権の擁護だった。言いかえるなら、菅直人を批判しながらも、最後には「落ち着いて政治をさせないと。駄目なら、3年後にW選挙で落とせば良い」と相変わらずの言い訳論調が根底に流れていた。
高野孟の目指す民主党は、どうも仙谷由人が中心にいるようだ。 全体的につまらぬトーク番組だったが、面白かったのは、高野が現在の民主党政権の話しかせず、小沢一郎への言及を極力避けていたことだ。これはとりもなおさず、小沢一郎の存在が怖いのである。
高野は 小沢は終わった、終わって欲しいと切に願っている心情が明らかだった。
しかし、流石に政局好きの田原は小沢がそんなことで終わるわけがない。離党だよと云う表現を二人はしていたが、それこそが民主党の分裂である。 そこを突かれるのが一番困ると高野の目が泳いでいた。(笑)
小沢一郎の選んだ候補者の支援も資金も枯渇させる作戦を枝野・小宮山ラインが行っているが、重大な選挙戦術の過ちである。選挙資金の分配はメリハリが必要であり、だから選挙の上手下手が出て来るのだ。最も天才的選挙能力を発揮する小沢一郎を排除した選挙の結果はどのようなものになるのだろう。
筆者は民主党は51議席程度の敗北なのではないかと見ている。現在は54議席ギリギリの情勢だが、この10日間で菅直人の政治理念のなさ、政権のお子様ぶりが結果を悪い方向にだけ作用すると読んでいる。 民主党支持者にとって不愉快な事なのだが、やるべき事をやらずに、国民からカネを取る事だけ確実に実施しようと云う政権の支持率が上昇するのは天変地異である。
あれだけ高野が小沢は終わったと思いこみたいところを見ると、現民主党政権が小沢が今後どのように出るのか、怖いものに蓋をして政治をやろうとしている、無謀さというか、青臭さを感じる。
だいたいが、自分が頭が良いと思った瞬間から、その男は馬鹿になる。菅直人と云う男はそういう男なのだ。その周りを屁理屈弁護士で固め、周りに教条的人材(小宮山)を配した布陣は、脆さの塊りである。こんな政権が長引く訳もないし、長引かれても困る。
やはり、壊し屋と揶揄されようと、小沢一郎には民主党を壊して貰う方が結果的に日本の政治が落ち着くと思われる。菅政権人材を排除するか、出て行かせるか、小沢が出て行くか、その辺は状況次第だ。
仮に一時野党的政党になっても構わないから、菅直人政権とは袂を分かつべきである。今の菅民主党政権の政策は「日本改造計画」の一項目にも一致していない。
≪「攻め菅」一転「逃げ菅」?TV討論回避、批判集中懸念
菅直人首相が、テレビの討論番組への出演を渋っている。相次ぐ新党発足で政党数が増えたため、各党参加の場では首相に批判が集中して「つるし上げ状態」(菅首相)になるのを懸念したためだ。だが、党首討論は有権者にとって各党の政策の違いを一度に知る格好の機会。首相の姿勢は、有権者の判断材料を減らすことになりかねない。
「1対1の真剣勝負ならいつでもやるが、1対8の議論は議論ではない。下手をすればつるし上げだ」。2日、富山市のJR富山駅前。参院選の応援演説に立った菅首相はこう語った。
菅首相は、NHKや民放番組の党首討論会への出席について、これまで難色を示し続けてきた。2日夜になってようやく2局の党首討論会への出演が決まったが、野党時代に国会論戦で「攻めの菅」で知られた首相に「逃げ」の姿勢が目立つ。
新党が次々に誕生し、野党は7党を数える。唯一の連立与党の国民新党にしても、亀井静香代表は消費税問題で「首相は寝言を言っている」と手厳しい。党首 が一堂に会せば、一方的に攻め立てられる展開になるのは確実だ。短気な「イラ菅」ぶりがあらわになれば、イメージダウンにもつながりかねない――首相側に はそんな懸念がある。
実際、6月22日に東京都内で行われた日本記者クラブ主催の9党首討論会で、首相は防戦一方に。仙谷由人官房長官も2日の記者会見で「他党は全部、民主党批判を展開する。民主党批判一色にならないか」と首相をかばった。
首相は6月24日の公示日にNHKのニュース番組に、1日にはテレビ朝日の「報道ステーション」に出演したが、いずれも単独でキャスターとの質疑に応じる形式だった。民放関係者によると「番組での党首討論を要請したら、逆に首相側から単独出演できないかと持ちかけられた」という。
ただ、最近の国政選挙では選挙期間中、各党首がテレビ各局の党首討論会に出演するのが通例となっている。昨年の総選挙では、低支持率に苦しむ麻生太郎首相(自民党)でさえ、NHKをはじめ、民放の討論番組に出演した。
首相はテレビでの討論会だけでなく、選挙時に報道各社が行う党首としてのインタビューにも応じていない。
こんな首相の姿勢に、「見せ場」を奪われた格好の自民、公明、共産、みんなの党の野党4党の国会対策委員長は6月30日、首相がテレビでの党首討論に応じるよう求める申入書を民主党に送った。
自民党の谷垣禎一総裁は2日、「首相たるもの、野党党首がどんなに攻めようと、ばったばったと切り捨てるぐらいの覚悟がなくてどうする」と首相を強く批判。公明党の山口那津男代表に至っては、こう怒りを爆発させた。「逃げるな菅、出てこい菅、山口那津男は『カンカン』だぞ」(朝日新聞)≫
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