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2010⁄07⁄02(金) 08:58
小沢一郎は既に菅政権および民主党自体を見限っている、と見た
菅さんが報道ステーションに出ていたが、小沢さんに対して次のように言っている、ように聞こえた。
「メディアが気にしすぎなんですよ。一兵卒なんだから、小沢さんは。無視していればいいんですよ!以前、ひっこんでろ!黙ってらろ!と言ったから2度は言わないけど・・・」
これを聞いて、あっ、もうこれは決定的だな、と確信した。
小沢さんの参院選第一声は軽いジャブだった。(参照)http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10572499961.html
≪「3年前の参院選も昨年の衆院選も、『すぐ増税はしない。無駄を徹底的に省き、財源を捻出(ねんしゅつ)する。それでも財源が不足する時は消費税の論議をする』というのが我々の主張だった。(そうした認識は)変わっていない」≫
本ブログ6/25エントリー≪争点なき「消費税選挙」のもう一つの闘いが始動した≫で、この第一声を聞いた感想で次のように書いた。http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-511.html
≪やはり、この言葉を聞いて安心したと同時に、選挙後、消費税増税の議論の過程で民主党が真っ二つに割れる可能性が出てきたと思えた。この時に報じられていた写真の隅に「選挙カー」が小さく写っていて、次のキャッチフレーズが書かれていた。「生活が第一」「地元と中央の架け橋に」民主党の参院選におけるキャッチフレーズは「元気な日本を復活させる」だ。言葉が多すぎる。短い言葉でわかりやすくが基本だと、民由合併後の最初の選挙で小沢さんが菅さんに教えたのに、また元に戻ってしまった。この二つのことはそれぞれのスタンスの象徴であり、小沢さんは既に菅政権とは完全に一線を画した、ということが何よりも第一声に「受けて立つ」姿勢を感じた。≫
この最初の第一声から小沢さんのスタンスは変わらず、ますます声を大にして、本来の民主党の政策と照らして、現政権を批判している。(参照)http://ameblo.jp/asuma-ken/entry-10576500348.html
仮に小沢さんが民主党にあくまでもこだわり、菅政権をささえていこうという腹づもりならば、消費税増税や子供手当について政府や執行部をこんなに批判するだろうか?
民主党自体を考えれば、党実力者と執行部との確執であり、メディアにも格好の攻撃材料を与えることになって、分裂選挙を印象づけるだけで、いいことは一つとしてない。
こういうことを言えばどういう反応があるかは小沢さんが一番よくわかっているはずだ。
それをあえて菅政権執行部を批判しているという現実を考えたときに、小沢さんの中には既に民主党を通じての改革を諦めているのではないかと思えてならない。
そんな悠長な事をやっている場合ではないとでも言っているように聞こえてくる。
民主党に政権交代で期待したところは、戦後、自民党一党独裁の政治の中で、国民の生活に目を背き、ひたすら既得権益を貪ってきた政官業癒着政治からの脱却であったことは、菅政権支持者たちも異論はないだろう。
鳩山政権下では、それを真剣に成し遂げようとした痕跡は確かにある。
その政権交代のキモともいうべき政策が、官僚主導の、国民生活にも目を向けない、対米隷属的なものになったなら、それを阻止しようとするのは、昨年の自民党にNOを突きつけた図式と全く同じことなのである。
小沢さんは、既に菅さんが総理になってから打ち出しているものが、完全に財務省を中心とした官僚に手篭めにされたものであり、政権交代で目指した55年体制打破は、この政権ではままならない、逆戻りしかねない、と早々に見切りをつけていた。それが第一声で現れ、現政権批判というものとなり、対決姿勢を鮮明にした、ある意味それは宣戦布告だったのではないだろうか。
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ここは、やはり仕切り直しが必要である。
国民も意識を変えなければならない、特に民主党支持者は・・・。
何度でも言うが、我々が政権交代に望みを賭けたのは、ただ民主党を政権与党にすることだけではない。
それまでの官僚支配政治、政官業の癒着構造を断ち切り、国民中心の政治に転換させることであった。また、戦後アメリカの植民地としての対米従属外交を改め、在日米軍基地を根本的に見直すことであった。
少し気が早いが、参院選後の新たな枠組み構想としては、ベストなのが9月の代表選で小沢グループから候補者を出して、菅総理を引きずり降ろすことだ。
次には、菅政権はまだまだ支持率は下がり、参院選後は衆参ねじれにより、新たな連立を模索しなければならず、もし自民党と消費税増税で結託しようものなら、参院選で民主党を応援した有権者もさすがに愛想を尽かすことになる。
そこで菅さんが、破れかぶれ解散に打って出た時が絶好の機会ともなる。
菅政権が、消費税増税で息詰まりながら"信を問う"として解散総選挙に打って出るタイミングで菅民主党と袂を分かち、小沢新党と社民党と国民新党を軸に、救国戦線を敷く。
最大のテーマは消費税になるものの、その"こころ"は普天間基地移設の見直しと同時に日米安保の見直しであり、二国間関係の全面的な見直しである。
また、昨年の選挙で国民に約束した全てを掲げること。
これは国民主導の国民戦線と官僚が主導する守旧派軍との闘いなのである。
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