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■悪政自民を消滅させるための参院選(日刊ゲンダイ)
来週末が投票日の参院選は、民主党を大勝させることだ。
どう考えても、国民に賢明な策はそれしかない。
理由はいくつもあるが、最大のものは「脱自民」政治はまだ始まったばかりであり、ここで停滞させるわけにはいかないからだ。
この国の国民生活は、年金、医療に始まり、少子化、老後不安、不況ドロ沼化と、すべてが行き詰まりの状態だ。
大学を出た若者は就職もままならず、結婚もしなければ、子供もつくれない。
フリーターや派遣社員になった人は一生浮かび上がれない絶望社会になっている。
アジアやアフリカの四流国ならともかく、経済大国といわれ、800兆円もの借金をこしらえる国力があるのに、このザマだ。
年々衰退し、日本は老人病のような国になってしまった。
この国の舵取りがあまりにヘタクソすぎる。計画性がなさすぎるのだ。
一体、だれが悪いのか。
自民党政治と官僚機構に最大の責任があるのは言うまでもないだろう。怠慢と無能は明らかだ。
で、「いい加減にしろよ」と国民も次第に思うようになって、
自民党に代わる政党を育て、ついに昨年の総選挙で自民党を政権の座から追い出し、民主党という新しい政党に国の舵取りを任せたのである。
そうであれば、せっかく実現させた「脱自民」政治を今しばらく見守り、後押しするのが務めというものだ。
でなければ、破綻した社会システムの再構築なんて、永久に無理な話である。
▼自民政治が根絶されれば暮らしは変わる
「大多数の国民が、自民党政治にはほとほと愛想を尽かしたから、戦後初めて選挙による政権交代が起きた。
その政権交代は始まったばかりです。
民主党政権の細かい欠点を探せばキリがないでしょうが、限界にきていた官僚支配体制を壊し、まず国民生活を豊かにする国づくりの方向性は間違っていません。
足りない部分は、国民が応援してやって、どんどん前進させればいいのです。
官僚に予算と政治を丸投げしてきた自民党政権のせいで、役人の天下り団体がクモの巣のように広がり、予算が国民生活に還元されなくなってしまった。
自民党に連なる企業や団体、役人ファミリーが太り、国民はやせ細る国になっている。
財源不足といいながら、特別会計には国民の税金がうなっている。
こんなデタラメは徹底的に直すしかないでしょう。
それには民主党政権に大きな力を持たせることが第一。
大ナタを振るえる世論の支持を集めてやることが大事なのです。
その視点で考えれば、参院選の投票行動も簡単なことなのです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学)
民主党を圧勝させ、政権を安定させ、「脱自民」の改革を実行させる。
それが、国民の抱える年金や雇用、子育ての不安を少しでも解消する近道なのだ。
(中略)
「自民党が参院選で、この国を元気にしますとアピールしているのを聞いて、唖然としました。
元気のない国にしたのは一体だれなのか。本当に反省のない政党です。
こんな懲りない政党と連立を組んだら、また元の木阿弥です。
政治が安定するどころか、昔に戻って、国民生活は悪化するだけです。
マスコミは自分たちの既得権益を守るために、民主党政権を弱体化させたいのでしょうが、
国民サイドから言えば、逆に強化してやることです。
自民党政治と大マスコミの古い体質を根絶させる。
そうなれば、今は模様眺めの役人も民主党政治のために懸命に働くしかない。ムダを省くようになる。
元気の出る日本はそんなところから始まるのです」(小林弥六氏=前出)
(中略)
民主党が単独過半数を維持できたら、自民党は終わる。
最低、今後3年間も予算と利権にタッチできないとなれば、発狂して、集団脱党、党内四分五裂が始まり、この政党は消滅だ。
参院選の焦点は、まさにここにある。
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1523.html
関連:
■自民党のCMは、ひどすぎる。
「がんばって、一番になりましょう」と小泉進次郎がCMで訴えているが、
がんばってもがんばっても豊かになれない社会にしてしまったのが自公政権ではないのか。
がんばっても、小泉進次郎のような四世世襲貴族や、ホリエモンみたいな一部の天才(詐欺師?)しか
豊かになれない社会をつくったのが、自民党であり、小泉&竹中である。
まだ、菅政権の「最小不幸社会」のほうがリアリティがあるスローガンだ。
評論家の宮崎哲弥氏もこう評価しています。
「最小不幸社会」(注)は、ベンサム以来の「最大多数の最大幸福」に代わり得る、そしてジョン・ロールズ(注2)の格差原理
(最も不遇な人々の便益を最大化すること)などとも適合性の高いアイデアだと思います。
【「日本経済復活 一番かんたんな方法」(勝間和代、宮崎哲弥、飯田泰之著)より】
■NHKスペシャル
ワーキングプア〜働いても働いても豊かになれない〜 2006年 (小泉政権時代)
働いても働いても豊かになれない…。どんなに頑張っても報われない…。
今、日本では、「ワーキングプア」と呼ばれる“働く貧困層”が急激に拡大している。(後略)
http://www.nhk.or.jp/special/onair/060723.html
(注)最小不幸社会:
価値観の多様化、ライフコースの多岐化が進み、かつてのように個々人の幸福観について国や社会が一様の枠組みを与えることはできない。
しかるに、不幸のほうはいまだに昔ながらの「貧・病・争」に関わるものが多く、政策的に解決可能な部分もある。
そこで政治の目標として不幸が最小化した社会の構築を目指すべきだ、とする政治哲学。(宮崎哲弥解説)
(注2)ジョン・ロールズ(1921−2002):
政治哲学者。「正義論」「万民の法」など著し、アメリカを代表する政治思想家として知られる。
リベラル派。
関連2:
■ベーシックインカムへの賛否: 自民党「検討するつもりなし」、民主党・社民党「ベーシックインカム的政策を検討」
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/331.html
■ついにベーシックインカム制導入か?/還付金付き消費税 年収200万で20万還付か/民主党政権で事実上の“ミニ”BI導入?
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/648.html
■民主党の有田芳生候補(比例区)が、ベーシックインカム導入を公約/自民党・公明党が推進するアニメ・漫画規制への反対も表明
http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/181.html
■「ベーシック・インカム」を支持します
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/df9729ff82024e97dd3447d08d9c5f27
■ベーシックインカムに関する補足
http://blog.goo.ne.jp/yamazaki_hajime/e/39789e023a0ba7d25be7d882d9fc84d8
■年金・福祉事務所が不要になる(プレジデント・ロイター)
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/180.html
■ツイッターで原口総務大臣にベーシックインカムの質問をした人が居るようです。
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/103.html
■ベーシックインカム 一番かんたんな方法/財源は政府通貨を発行することで確保/インフレターゲットをベーシックインカムで実装
http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/838.html
■ベーシックインカム7つの長所=中抜きなし、行政の裁量なし、使途が自由、恥ずかしくない、行政のムダなコストを大幅削減等
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/404.html
■失われたGDPを取り戻す秘策:若田部昌澄(早稲田大学教授)/財源として危機対策特別国債を発行し、日銀が直接引き受けよ!
http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/409.html
■“貧困”国家 日本の深層 内橋克人氏がNHKの番組で日本のあり方を問う【“日本の良心”内橋氏、“日本の悪意”ネット右翼】
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/614.html
■日本経済の現状とベーシック・インカムという考え方
http://www.videonews.com/on-demand/0471480/001428.php
■飯田泰之:日本経済の現状とベーシック・インカムという考え方
http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20100519-01-0901.html
■「生活に必要な金額は国が支給する」ベーシックインカムで所得再分配を見直せ!/BIの理念を共有し、社会保障の改善を求めよ
http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/662.html
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