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【必見】民放連の広瀬会長、政治圧力があったことを認める〜砦は必要とも…
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メディア(知るための手段のあり方) / 2010-07-01 02:50:25
総務省で表現の自由を守るとりでをテーマに議論されている「今後のICT分野における国民の権利保障等の在り方を考えるフォーラム」で、民放連の広瀬会長が、行政指導による圧力がもっとも問題だと考えていることを明らかにした。これまで、自民党一党支配のもとではほとんど語られることのなかった経営者側の本音が政権交代によって、やっと、表に出始めたという感じだ。表現の自由を守る砦づくりが本格的に議論されることを期待したい。
広瀬会長の発言は、http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/kenri_hosyou/31238.htmlの頁にアップされている議事動画で見られる。だいたい、1時間12分6秒くらいから始まる。3分ほどなのでぜひ、視聴してほしい。
広瀬会長はいきなり、「放送の事業者あるいは番組編編成の自由に圧力をかけるのは具体的に何かということなんですけれども」と発言。思わず、眠気がふっとんだ。
そして、「ひとつは、新聞雑誌によくあることだが、番組編成の仕方をすれば広告を出しませんよという圧力がひとつある。しかし、これはめったにあるもんではない。」…。えっ、スポンサーの圧力に言及した、いま?と思う間もなく…。
「じゃ何かというと、役所からいろいろ指導を受けるという点なんです。砦という言葉に抵抗感を感じないのは、役所の圧力、与党のと言っていいかも知れませんが、政治なり役所の圧力を阻止するものという意味では砦というものはあるだろうと思うわけです。」総務省の中で、行政指導の圧力を暴露…。
「いま選挙中で開票日の夜は8時まで投票時間があって、8時2、3分から当確が出てくる。選挙のたびに全国でひとつ、ふたつ、当確の打ち間違いがされる。それに対して、1週間、2週間前に、役所から全放送事業者に対して打ち間違いのないようにしていただきたいという指導がある。おそらくここにいらっしゃる方の半分くらいは当然の注意じゃないか、しょうがないじゃないかととるかもしれません。それが行政指導、圧力の始まりといっていいかもしれまない。注意しなさいよ、というのはまったく不要なことであって、そういうこという権限は放送法にはどこにも書かれていない。去年の衆議院選挙まではそういうのがあったが、今回は砦の論議の真っ最中だし、今年は出さないという話も聞く。」
…とりあえずの出だしとしては当たり障りのない点をついてはいるが、こういう場で具体的な話が出てくるのはすばらしい。
そして、締めの発言。「行政指導というのが私にとってみれば、目下のところ、放送にとってプレッシャーになるわけで。本来放送法上許される行政指導は外形的なもの。番組審議会をつくっていないとか、番組基準をつくって公表しろというのにつくってないとかですね、外形的なものに反すれば行政指導を受けても仕方がない。一般の番組についてこうしたらいいですよ、なくもがな、なくもがなのものがこれまでいくつもあってきて砦論議があるんだと受け取っている。しかし、屋上屋を重ねるものではしょうがない。何が番組編成の自由に圧力をかけているかというとそういうもの。それを念頭において議論すれば結論が早く出てくると思う。」
そう、まさにそのとおり。何から、放送の自由を、インターネットの自由を守らなければならないか。それは、行政の不当な圧力・不当な規制からだ。
次回のICTフォーラムでこの広瀬会長の話がさらに深化されることを期待したい。
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