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長谷川憲正 参議院議員にインタビュー
<< 作成日時 : 2010/06/16 17:50 >>
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先日このブログでお伝えした長谷川憲正先生とのインタビューの一部を、少し長くなりますが掲載します。
≪通信文化新報 6月14日付原稿より一部掲載します≫
長谷川憲正 参議院議員にインタビュー
郵政事業を国民の手に取り戻す郵政改革法案とは?
夏の参議院選挙で国民新党公認候補(比例区)として、全国を駆け巡っておられる長谷川参議院議員にお話を伺いました。=総務大臣政務官室にて=
郵政省での業務とは…
江木 先生は大学卒業後、郵政省に入られましたが、どのような業務に携わられたのでしょうか。
長谷川 郵便の仕事が多かったです。最初は郵便輸送の仕事でした。また、各地の風物を切手の題材とする「ふるさと切手」の発行は、郵務局の総務課長の時です。
江木 全国のとても綺麗な風景などが楽しめる美しい切手ですね。
長谷川 昭和から平成に変わる時、元気が出るような事はないかとアイデアを募り発行しました。それから郵便番号の七ケタ化も、郵務局長の時でした。
五ケタが七ケタに変わりましたが、機械化も進み郵便の仕事はずいぶんとやりやすくなりました。
フィンランドの子育てと教育環境
江木 郵政省退官後は、駐フィンランド兼エストニア大使を務められました。フィンランドは北欧のとてもすてきな国というイメージですが…。
長谷川 フィンランドは長くロシアの属国でした。日露戦争で日本が勝利しました結果、ロシアに混乱が起きて独立した国です。ヨーロッパにありながら民族的には東洋民族です。ウラル地方から我々の先祖は東に、西に行って途中から北上した人たちが、フィンランド人だと言われています。言葉も性格もよく似ています。
日本のおかげでロシアから独立できたと、世界でも屈指の日本大好きの国です。バルチック艦隊を破った東郷平八郎連合艦隊司令長官は、子供でも知っていますよ。
江木 フィンランドは働く女性と子育ての環境が素晴らしいと聞いたことがあります。
長谷川 第二次世界大戦では多くの男性が亡くなりました。戦後、女性が働いて社会を支え、女性が大きな力を発揮しています。大統領も女性ですし、赴任中には女性の首相も誕生しました。ヘルシンキの市長も女性でしたし、国会議員の半分は女性です。
江木 すごいですね。女性が働きながら子育てをする環境が整っているということですね。
長谷川 女性が働かないと国が成り立ちません。保育所も充実しています。乳母車を持っている人はお祖父ちゃんお祖母ちゃんだろうが、親でなくてもバスや電車などの公共交通機関は全て無料です。乳母車も近くいる人が手伝って乗せます。
江木 とても優しい国ですね。
長谷川 子供最優先と言いますか、母親、家族最優先です。幼稚園から大学まで学費は一円もかかりません。給食費も取りません。家が貧しいからと学校へ行けないことはありません。
「素晴らしいですね」と教育大臣を褒めたら、「我々は日本の教育の仕組みを手本にして、追いつけ追い越せと、日本のような教育制度を作ろうとしてきたのです」と言っていました。
江木 同じような話をスリランカの大臣からも聞きました。
長谷川 世界の多くの国が、日本のような教育をして立派な国を作ろうとモデルにしてきたのです。アフリカの国々も日本からいろいろと学びたい、特に教育の仕組みを参考にしたいと、ずいぶんと聞いたことがあります。
しかし、日本は小泉首相になってから逆の方向へ走り、今や教育費については世界の先進国の中でもアメリカと日本が最下位です。
江木 雇用の不安定など親の収入によって、子供たちの教育環境に大きな格差が生じています。学びたくても学べない子供たちも出ています。
長谷川 世界がもう一度「日本の教育の仕組みを学びたい」と言ってくれるようになるまでには、時間がかかると思います。教育も壊れかけています。
税金の使途が明確なフィンランド
江木 郵政の問題と同様に壊していますね。
長谷川 全て根は同じです。小泉構造改革は国がお金を使わない、みんなどうぞ自由にやってください、格差が出ても仕方がないということです。お金のある者だけはどんどん豊かになりますが、お金のない人は落ち込んでいくという社会にしてしまいました。
江木 フィンランドの社会保障の財源も税金ですね。
長谷川 税金ですが、国民は減税しろとは言いません。公平に恩恵を受けていることと、税金の使途を明確にしているからです。国民はどのような理由で、どういうところに税金が使われているのかを分かっています。
江木 国民が政治と税金の使い方に目を光らせているということですね。
長谷川 しっかりと見ています。政治家はスキャンダルなどを起こせば、二度と当選できません。国民がものすごく厳しいです。
江木 マスコミの風潮に流されることもありませんね。
長谷川 面積は日本の九割ぐらいですが、人口は約五百二十万人です。国民は良くまとまっています。日本は一億二千七百万人もいて、全てを東京で決めていることが間違いです。
民営化でサービスが大きく低下
江木 参議院選挙にもう一度挑戦されますが、そもそも参議院議員になられた経緯は?
長谷川 二つあります。小泉さんが郵政民営化と言って、名前は民営化だが実際は郵便局つぶしの仕組みをつくろうとしていました。郵政の出身として、正しいことを国民の皆さんに分かってもらうため、政治の場に出ようと思ったのが一つです。
二つ目は、フィンランドを見て、日本はもう一度基本に立ち返り、立派な国家をつくって次世代に渡していかなければならないと強く感じました。多くの国が手本にしてきたという、謙虚に学び、一生懸命に努力する日本の良さを再び取り戻すことです。そういう思いで政治家になりました。
江木 日本の郵便は正確で速いという評価を得てきましたが今後はどうなるでしょうか。
長谷川 正確で速かったのですが、民営化後は多くの問題が生じました。コストばかりに目が行き、配達をする郵便局を減らし、正規社員からアルバイトに変えました。安かろう悪かろうという感じがありますね。
江木 長い年月をかけて信頼を築いたのに、崩してしまってはもったいないですね。
長谷川 何事もそうですが、つくるのには時間がかかりますが、壊すのは簡単です。例えば朝一番、ポスト収集に集は明治以来ずっとやっていましたが、民営化後は朝一番のポスト取集を止めました。
江木 夜書いた手紙を、朝に投函しておけば、明日には着くだろうと思っていましたが……。
長谷川 それが郵便でした。今はずいぶんと遅れています。それから誤配も多くなりました。社員は一生懸命にやっていますが、仕組みが大きく変わったのです。民営化でサービスが良くなるとされましたが、全く逆です。
郵便局のお客さま離れが進みました。東京などの大都会の人はあまり気がつきませんが、全国では不便になったとの大合唱です。
江木 そうした声をもっと上げないと、国民の多くは理解していませんね。
長谷川 利用者からの多くの声が出ていますが、なかなか新聞もテレビも報道しません。コストを減らすことばかりで、もうかる部分だけのサービスをしようということです。しかし、昨年の政権交代から見直しが進められてきました。
江木 前島密が郵便局を各地につくった経緯は、地域の有力者が土地も建物も提供して普及したということですね。地域の皆さんの奉仕の精神があってこそできたことですね。
長谷川 民間活力という言葉がありますが、郵政の仕組みはまさに民間活力でした。心は官ですが、民間の人たちの力を借りてつくりました。
今でも奉仕の心は同じです。地元が発展しなければ郵便局が発展するわけはありません。そういう気持ちで一生懸命に地元に貢献しようと思っています。しかも明治の時代から今まで税金を一円も使っていません。
郵貯限度額の見直し、民間に影響なし
江木 それと今回の郵政改革で、郵貯の上限を一千万円から二千万円にすることをマスコミは問題とします。でも、銀行には上限がありませんね。
長谷川 民営化の時、郵貯を一度に普通の銀行にすると他の銀行も面食らうだろうということで、法律には上限はないが政令で一千万円を当分は維持するとされました。
国営時代は国の保証がありましたが、民営化でなくなりましたから、今や有利なことはありません。民間の金融機関と同じように預金保険機構に保険料を九百億円も払い、一千万円までは保証するとなっています。
むしろ今度は、民営化に伴ってなくなった全国一律にサービスをしなければならないという義務が課されます。国からは何の援助も保証も受けません。本来ならば上限は撤廃すべきでしょう。
江木 郵便局の貯金と銀行とは、その役割が異なると思います…。
長谷川 銀行が民業圧迫などと問題視しますから、影響が出ないようにということで二千万円に落ち着きました。しかし、二千万円になったとしても、別に特別の保証もなく高い利率でもないのに、わざわざ銀行から下ろして郵便局に持ってくる人はいないでしょう。
今回の改革は、業界の論理ではなく、不便になっている地域の皆さんにとって、郵便局の便利なサービスを取り戻すのがポイントです。今回の改革で金融業界への影響はほとんどないと思います。
郵政改革の見直しで郵便局を守る
江木 郵政改革法案の成立が注目されています。
長谷川 法案は小泉構造改革の最も間違った部分を見直すのが基本です。二つありますが、まずは精神です。お客さまサービスを大事にするよりも会社が儲けること、普通の企業になれということから、公共性、地域性を大切に、お客さまのための良いサービスをすることです。
もう一つは、郵便局で貯金と保険はサービスをしなくてもいい、ゆうちょ銀行とかんぽ生命の株は十年以内に全て売り飛ばしてしまえということで、アメリカが売却を求めてきました。今年の春から売り出しにかかる予定でしたが、政権交代によって去年の臨時国会で、株式処分凍結法を成立させました。郵便局の収入は、貯金と保険が八割を占めています。
江木 郵便局がなくなると、銀行のない地域は本当に困りますね。
長谷川 日本でも郵便を配達していた郵便局以外は、ほとんどがなくなると思ったほうがいいでしょう。税金を使わずにうまく運営されているものを、なぜ壊す必要があるのか。同じような民営化を行った国が世界で二つあります。ニュージーランドとドイツですが、両国とも郵便貯金を売ってしまいました。その結果、ニュージーランドは七割、ドイツは八割の郵便局がなくなりました。
国民の怒りでニュージーランドは新たに国が資金を出して郵便貯金をつくり直しました。ドイツも一度切り離して売りに出した株を買い戻しました。
江木 日本はそうしたことを分かっていて、同じ方向に行こうとしているのですね。
長谷川 失敗した悪い例を日本でやろうとしました。もっと議論をすべきでした。しかも、民営化法は国会では一度、否決されました。それを解散に出てひっくり返したのですが、本質的な正しい報道はされないままでした。
江木 間違った民営化が見直されないと、全国から多くの郵便局が消えてしまうことになるのでしょうか。
長谷川 郵貯残高はピークから八十兆円も減りました。それから簡易保険の契約件数も六割ぐらいまでに減っています。郵便局の手続きが非常に複雑になり、「簡単で、便利で、ゲタ履きで行けていいね」と言われた郵便局がなくなった結果です。
働いている人たちも監視労働と言いますか、難しいことばかりを要求される状況の中でやる気が失われていきます。正社員が減ってアルバイトばかりになる、責任感も薄くなる、今の民営化は悪いことばかりです。会社も事業ごとにバラバラになり、協力関係がなくなったというよりも、協力してはならないという仕組みになったからです。
江木 それは、今の民間企業が行っていることから逆行していませんか。統合して総合力を発揮することを模索する時代です。
長谷川 逆行ですが、前の郵政改革でバラバラにされ力を失っていっている状況です。郵便局に限りませんが、国民生活、国家の将来に役立つものは大事にし、そうでないものはつくり直すという原点に返った見直しが必要です。
良き伝統、文化を次世代に
江木 私は「改革、改革と叫んできましたが、国民の生活は本当に豊かになりましたか」と訴えています。改革の中身を見ることが重要で、フィンランドのように、十年先を見て、社会や国民生活はどうなるのかを判断して、政策に賛成か反対かを考えるべきですね。
長谷川 言葉でごまかされてはいけません。中身の議論をせず、単なるスローガンだけで物事を見ていくのは非常に危険です。
江木 これまで努力して経済大国になっても、大切なものを壊していったのでは、次の世代の子供たちに負担を背負わすことになります。私は戦後のいい時代を過ごさせてもらったので、このままでは孫たちに申し訳なく思います。
長谷川 市場原理主義によって、経済大国そのものも崩れかけていますが、経済が安定したら、次は「衣食足りて礼節を知る」のように心の豊かさを大切にする国家を、もう一度つくり直すことです。私たちが頑張って、次の世代に一歩でも二歩でも良い形に直して、手渡すことをしなければなりません。
江木 このままの社会でいいのか将来を見据え、考えなければいけませんね。
長谷川 民主主義の国ですから、国民の皆さんの一票一票でしか政治が変わりません。ぜひ多くの国民の皆さんがよくお考えになって判断をしていただくようにお願いしたいと思います。
郵便局がなくなっていく、それは地域にとって大事な柱の一つを失うことになります。たかが郵便局ですが、しかし交番、役場、病院、学校といろんなものが地域からなくなっていく、そして税金を使ってない郵便局までつぶしていいことが大きな疑問なのです。
江木 郵便局は地域の絆を担う意味でも、大きな役割を果たしていますね。
長谷川 社会には大事に守らなければならないものがあります。国の伝統や文化、助け合う精神というものを維持するには、必要なことがあります。
ついこの間までは維持されていたものが、この十年でガタガタと崩れています。それの原因は行き過ぎた自由競争の結果です。
江木 だから、もう一度見直すことが大切なのですね。本日はよいお話をありがとうございました。
コメント
雨でも頑張っている江木さおりさんに一票
http://egisaori.at.webry.info/201006/article_22.htm
昨日、国民新党の静岡大会に行ってきました。中身が長谷川先生の助け演説しかなかった。異常に残念な大会であった。でも亀井党首の少しピリー(自分よりは弱いが)とした民主党の今の裏切りの態度の批判、少数政党の故に、足元を見られてしまったとの自己反省、更に保守として政治を行うという強い信念が聞こえてきました。最後にあれくらいいわせなきゃ駄目だよ。森田議員よ。「さっさと言って帰ったよ」と民主党の応援者におべっかいをかけたが。国民新党があって民主党なんだと。主客逆転な演説は。この国を悪くする内容であると。あくまでも国民新党の主体な連立政権の仕組みにしなければ国を滅びる。亀井党首もいっていたが、民主党に応援したいただいた議員候補者と議員に。党ではなく、国家国民の為の議員になってほしいと。国家国民の為の政策をと。正にその通りだと思う。それ故に、参議院議員の候補者の全員の名前を読み上げて支援を取り続けるようにして、国家国民の為の政策、国民新党に投票を呼び掛けるのが正当だよ。あれでは、長谷川先生と民主党だけの支援演説しか見えない。国民新党の党大会だと思えない。残念な応援演説だった。国民新党の党大会にしなければならない。
長谷川先生だけではないでしょう。亀井党首が言っているように、全員が議員になるようにこれからの選挙運動にしなければ。森田議員よ。宜しくお願いいたします。国民新党があってこそ民主党だよ。主客逆転の応援は、比例に民主党に取られるだけだよ。
オフィシャルブログ
http://egisaori.at.webry.info/201006/article_13.html
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