http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/567.html
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http://udonenogure.iza.ne.jp/blog/entry/1677671/
近頃のマスコミと民主党、そして野党に転落をした自民党を見ていて異様に思えるのは、なんでも「悪いのは小沢」といえば、それで済みまた済まそうとすることである。
民主党政権の立て役者どころか、メール事件で壊滅状態であった民主党を新たに作り変えた人間をコケにした最近の枝野や前原・玄葉・野田に対する反発がかなり強くなっている。
そもそも、この小沢氏執行部批判とも取れる発言は、今回の参議院選挙用のマニフェストが、 2007年参議院・2009年衆議院選挙に掲げたマニフェストから大きく修正をされた事から起きている。
そもそも、昨年の夏に民主党政権になった時に、「マニフェストは、有権者との約束で4年間かけてじっくりと公約を果たしていく」と述べているのである。それが、「政権をとったら金がなかった」それで、消費税の引き上げや公約を違反する方向へ転換をしたのであれば、決定的に信頼を失う。
何よりも、菅氏の「国民の不信を招いたのだから、小沢幹事長はしばらく静かにした方がご本人、民主党、日本の政治にとってよい」と代表選の出馬会見で述べた事に反発を招いている事に気がつかないのであろうか。
これは、今日の岩上氏の高田昌幸氏氏へのUstの中でも面白い話がされていて「政治とカネ」と「小沢氏」の話を記事にしないと新聞社が「商売にならない」と某大手の新聞社のデスククラスの人間が真顔で語ったそうである。
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi#utm_campaign=twitter.com&utm_source=3532343&utm_medium=social
政策が重要なのであって、政局は有権者にとってはどうでも良い事なのである、それを経営のプラス(売り上げ部数のために)小沢氏の名前を用い政局を煽り立てるやり方が果たして正しいものであろうか。それこそ既存の大手マスコミは読者を馬鹿にした話ではないだろうか。
そもそも、枝野幹事長が29日に「無責任な大衆迎合だ」と小沢氏を批判をしたことさえ、何気なく伝えているが、「大衆」などと上から目線の発言を見逃すマスコミが、枝野幹事長と同じ「上から目線」で記事を書いているから気がつかないのであり、非難をされるのは、枝野であり大手既存マスコミである。
「政権を取ったからと喜んでいる場合ではない。国民に約束したことを実行しないと駄目だ。筋道はきちんと通すべきだ」と小沢氏が言うのは何の不思議もなく、政治家として正論そのものである。
財源があるなしは、先日の菊池英博氏へのインタビューの中で50〜60兆円の埋蔵金の存在を明確にしているのと特別会計にも切り込んではいないのである。それもせずして、「お金がありませでしたのでマニフェストを変更します」であれば、議員バッチを外すべきである。
http://www.youtube.com/iwakamiyasumi#p/u/33/HsvKqGwVJEo
鳩山・小沢辞任は6月2日であるが、民主党HPの5月21日と24日には次のように書かれている。
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2010/05/21
参院選マニフェスト企画委員会ほぼ完成へ マニフェスト企画委員会開く
第15回マニフェスト企画委員会(委員長=仙谷由人国家戦略担当大臣・高嶋良充筆頭副幹事長)が、21日午後党本部で開かれ、企画委員会としての議論をほぼ終え、来週にも最終文案を確定し、政権公約会議(議長=鳩山由紀夫代表・総理)にかけることとなった。
会議後、細野豪志企画委員会主査(副幹事長)が明らかにした。
細野副幹事長は、「企画委員会としてはまとまった」として、安保・外交に関して、委員長、主査に一任されたことを報告し、衆院選で掲げた5本の柱(ムダづかい、子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済)についてはほぼ決定したとした。
また、財政再建については、中長期のビジョンの中に入れるとして、この中長期ビジョンには、鳩山代表の思いが書き込まれ、東アジア共同体構想なども盛り込まれるとした。
さらに、政権獲得後の実績もマニフェストに盛り込むことも明らかにした。
全体としては、「国民に夢を与えることができ、なおかつ現実的なマニフェストになりつつある」との感想を披歴した。
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2010/05/24
国民と約束したことは実行するのが我々の任務 小沢幹事長が会見で
小沢一郎幹事長は、24日午後党本部での定例記者会見で郵政改革法案の今国会内の成立に関する質問に答え、「会期が残り少なく、日程は厳しいのは重々承知している。小泉郵政改革なるものは国民に何の利便ももたらしていない。これを正すと約束したのだから、今国会で成立を期すのは我々の任務だと思う」とした。
また、国会議員の定数削減、国家公務員の人件費の2割削減などが実行されないため、みんなの党に支持が集まっているのではないか、面談・調査するとそういう結果だとの質問に、「我々は、ムダを排し、自らを律し、血税を有効に使う、そうすれば財源が十分出てくると言って選挙を戦った。それが十分にできていないのは事実だろうと思う。衆院議員定数を比例で80、参院議員定数を40削減のマニフェスト作成の段階。
言ったことは実行することが大事。時代の要請などに合わせて変更、修正するのもいいが、約束したことを実行、実現するという姿勢を堅持しないと国民から見放されてしまう。マニフェストに取り入れると同時に実行していかなければならない」と答えた
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つまり、24日の時点までは、明らかに2009年の衆議院選挙のマニフェストを踏襲していたのは間違いない。また小沢・鳩山氏の辞任をした3日に第16回マニフェスト企画委員会を開催され、その中で高嶋副幹事長が次のように述べている。
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本日の会議で配布するマニフェストに関しては粗方素案をまとめたうえで、新代表の考え方を尊重しながら変更すべき点については、新たな政権公約会議のメンバーで最終的な結論を出していくとの方針を述べた。
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ようは、2日に辞任をした小沢氏が3日に素案を知っていたとしても、「新たな政権公約会議のメンバーが最終的な結論を出す」ということなのである。
鳩山前総理も次のように語っている。
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鳩山氏「消費税の議論は別」
2010.6.26 22:16
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100626/stt1006262218001-n1.htm
鳩山由紀夫前首相は26日、鳥取県倉吉市で講演し、消費税増税の議論について「参院選ではなく、衆議院の解散で国民に信を問うべきだ」と述べ、参院選とは切り離して考えるべきだとの考えを示した。
鳩山氏は「社会保障を充実させるためにいつかは(増税を)お願いしないといけない」とした上で「参院選で民主党が勝っても、皆さんが消費税を上げることを認めたとは思っていない」と述べた。
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感のいい方なら今回のマニフェストが、誰によって書き換えられたのか想像がつくだろうと思う。参院選後に消費税引き上げの議論を始めると言いながら、詭弁をいう菅内閣とオリジナル倒産民主党議員幹部たち。彼らはメール事件で何も学んではいなかったようである。
菅政権は鳩山政治を踏襲すると言いながら@官僚主導A米国主導(追従)B小泉市場原理主義の復活C枝野の経団連訪問に見られる大資本との癒着危惧
つまり、自民党政治への回帰そのものとしか思えない。そもそも、財務相時代には消費税アップと増税に取り組むと発言をしだした頃から道を外しているのである。
何よりも財務省主導と思える年間12兆円の政府支出削減案の断行を容認しているし後任に野田を大臣の椅子につけている。これではさらなる深刻な不況は間違いなく訪れるだろうと自分は思っている。
(南青山コメント)
枝野のお子ちゃま発言はともかく、玄葉の「(小沢氏を含む)前執行部の下で(マニフェストの)見直し作業は進んだ」や野田の「参院選公約は鳩山首相、小沢幹事長の下の(党マニフェスト)企画委員会を中心にまとまった。ご自身も当然、企画委員会の話を聞いていたと思う」という発言は気になっていた。
小沢は本当に菅政権のマニュフェスト改変を容認していたのか。
本投稿を読むと、小鳩政権が退陣直前までマニフェストで何を訴えようとしていたのか、それが退陣後にいつ誰の手によって改変(改悪)されてしまったのか、その工程がだいたい浮かび上がってくる。
本投稿で明らかになっているのは、玄葉の「(小沢氏を含む)前執行部の下で(マニフェストの)見直し作業は進んだ」や野田の「参院選公約は鳩山首相、小沢幹事長の下の(党マニフェスト)企画委員会を中心にまとまった」という発言は、小沢に対しても有権者に対しても事実をねじ曲げた虚言、あるいは小沢を貶めることを目的にした詐称、捏造発言なのではないかということだ。
小沢は5月24日の時点で「国民と約束したことは実行するのが我々の任務」と述べていたのであり、直近の発言はそれを繰り返しているにすぎない。
前者は方針の確認のための発言であり、後者は疑義の表明という違いはあるが、小沢にぶれはない。
いまだに菅政権を民主党政権の正当な後継者として擁護する人がいるが(小泉政権の後継者として擁護している人もいるかもしれないが)、末尾の一節
「菅政権は鳩山政治を踏襲すると言いながら@官僚主導A米国主導(追従)B小泉市場原理主義の復活C枝野の経団連訪問に見られる大資本との癒着」
という本投稿者の危惧に対してどうこたえるのだろうか。
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