http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/544.html
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http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/archive/2010/6/30
先の民主党代表選挙、産経新聞の記事(http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100604/stt1006041356015-n1.htm)によれば、田中真紀子議員は菅直人候補に投票したという。代表選のあと、小沢さんは樽床議員が129票獲得したことについて、「あと90票程度の上乗せがあれば過半数を超える。」と満足していたという。なるほど、小沢グループで一本化すら出来なかったということは、同グループからも相当数の票が菅氏へ流れたはずだ。菅氏の得票の中には、こうした小沢色の強い票や田中真紀子議員のような小沢さんと親しい議員の票が含まれている。
考えてみると、あくまで想像になるが、”鳩山のあとは菅”これは党内で、いや我々民主党を支持する者たちのコンセンサスだったと思う。他の選択肢はなかったともいえる。しかし、このコンセンサスは、あくまでも小沢、鳩山、菅のトロイカによる挙党体制の継続を前提にしたものだ。菅執行部が小沢氏排除を鮮明にしたいま、その前提条件が崩れたといえる。
その最たるものが、「国民の生活が第一」を「国民の負担が第一」に変えるなど、先の総選挙での公約をことごとく軽んじる姿勢からも見てとれる。私たちが応援していた民主党とは明らかに変化してしまった。
公約の修正に関し、枝野幹事長が、「(昨年末、小沢氏主導でガソリン税の暫定税率廃止を撤回したことを引き合いに、)「小沢幹事長時代に(政権公約を)手直ししたことをもうお忘れになっている」と皮肉を込め批判している。まったく味噌糞一緒の話である。(笑)
【枝野氏「小沢氏は大衆迎合」公約修正批判に反論】(6月29日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/election/sangiin/2010/news2/20100629-OYT1T01111.htm?from=main4
たしかに、小沢さんは、ガソリン税の暫定税率廃止の撤回を、党の要望として政府に申し入れたが、これは政府の予算編成作業の行き詰りを打開し、政府を助けるために、自ら憎まれ役を買って出たもので、やむを得ない対応だ。新年度予算を編成できなければ鳩山内閣は崩壊する運命だった。それを救ったのが小沢さんである。しかも大切なのは、ガソリン価格の大幅な下落という環境の変化を受けての要望であることだ。
しかも、その際、土地改良事業予算の大幅削減による大胆な予算の組み替えを求めたのも小沢氏だ。公約実現のために、本来ならば、鳩山内閣の閣僚こそが大胆な予算の組み替えを実施すべきであった。しかし、それを出来なかったことが、その後の内閣支持率低下に繋がったのではないか。
【小沢氏と確執「虚報」、藤井氏が財務相辞任の真相を詳述】(6月19日神奈川新聞)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1006190007/
当時状況を、藤井元財務大臣がこう述べている。
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マニフェストの一部変更などを盛り込んだ予算要望を小沢が行ったことへの反発が要因ではとの憶測に対しては、「党内にあるいろんな意見を小沢さんが抑えてくれた。あの要望は天の助けだった。おかげでいい予算ができた」と全否定。むしろ、ある関係者は予算編成の過程について、「(小沢、藤井の2人の間に)意思の疎通があったのではないか」と指摘する。
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「党内にあるいろんな意見を小沢さんが抑えてくれた。あの要望は天の助けだった。おかげでいい予算ができた」
「党内にあるいろんな意見を小沢さんが抑えてくれた。あの要望は天の助けだった。おかげでいい予算ができた」
「党内にあるいろんな意見を小沢さんが抑えてくれた。あの要望は天の助けだった。おかげでいい予算ができた」
枝野さん、これが事実です。
決して、「大衆迎合」でないことは明白です。
大衆迎合とは、唐突に消費税増税を主張したかと思いきや、世論調査の結果に右往左往し、主張をコロコロ変えることではないですか?
選挙直前なので表立って声を上げる議員は少ないが、菅執行部が、「国民の生活が第一」に基づく国民との約束を次々と反故にする状況を憂い小沢さんがコメントを発してくれた。
【民主党:小沢前幹事長が現執行部を強く批判 公約修正で】(6月28日毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100629k0000m010041000c.html
「政権を取ったら、金がないからできませんなんて、そんなバカなことがあるか」
「必ず私が微力を尽くして約束通り実現する」
民主党から気持ちが離れつつあるコアな支持層の気持ちを繋ぎ止めるのに大きな効果があったと思う。この発言で、みんなの党に流れようとした票が数十万票減ったのではないだろうか。
「こんな好き勝手をやらせるために菅氏に投票したんじゃない!」
こんな思いが党内に満ち溢れているのではないか。そうした党内の声を受け、小沢さんは発言したのではないだろうか。
“選挙を乗り切るには鳩山退陣” “鳩山の次は菅”
それゆえ深く考えず、菅氏へ投票した議員も多かろう。ズバリ、菅氏を積極的に支持する議員は少ないのではないか。予算の大胆な組み替えもせず、ごく限られた案件を対象にした事業仕分けをたった1年やっただけで、2年後の消費税増税を口にするなど、総選挙で民主党に投票した国民に対する裏切りです。政治家として増税を語るのが責任ある行動という認識は、一昔まえなら通用したが、今は、無駄削減や予算の組み替えをやらずに増税を語るのは、無責任な政治家と国民は見抜いている。
いずれにせよ、挙党一致で先の総選挙の公約を実現するという前提が崩れた以上、9月の民主党代表選挙は実施されるべきだ。
結果として民主党代表と総理大臣を分離してもいいではないか。党代表は与党第1党を代表し無任所で入閣すればよい。重要な政策は党が決め、閣僚である代表を通して内閣に反映させる。党高政低となるが当然だ。私たちが選んだのは民主党議員であり内閣(政府)・官僚らではないのだからネ。
(南青山コメント)
たしかにいまの菅政権は、官僚が仮面を付けて出ているようで、そこに国民目線は感じられない。
しかも自信がないのか後ろめたいのか、失言を恐れているのか、菅、枝野、玄葉、野田など、いずれもテレビを見るかぎり、おどおどした表情に終始していて、見るに耐えない。
これでは国民の信頼を勝ち取れないのではないか。
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