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亀井静香代表、田中康夫新党日本代表、菅原文太氏等
亀井代表はじめ党所属議員らが同日午前、有楽町マリオン前で街頭演説に立ち、増税より景気回復策に全力を挙げることや、弱者や地域にも配慮した政治の必要性を訴えた。6月8日に衆議院で統一会派を組んだ新党日本の田中康夫代表や俳優の菅原文太氏も賛同する演説を行った。
庶民いじめの消費税増税は断じて許さない
亀井代表は一部の大企業が好き勝手にリストラを行い、一般の国民が取り残されたと指摘。今やるべきことは都会も田舎も元気にする景気対策だと訴え、次のように続けた。
「改革と称する間違った経済政策の中で、国の経済が550兆から470兆に縮んで、59兆円の税収が37兆円に落ちた。当たり前の減少だ。日本は間違った政治をしたが、今なお世界一のお金を持っている。ギリシャと違う。アメリカに200兆円以上お金を借りさせた国が、財務省の手の平に載せられて、国が縮んでいく政治をやっているから、ますます大変な状況になっている。わたしはかつて、自民党政調会長として予算編成をやったが、『大蔵省は会社に例えて言えば経理係だ、おれは事業部長だ』と言って、思い切った積極財政をやった。だから、橋本内閣でマイナス成長だったのが、2%成長までいった。それをまた、小泉さんが大蔵省の手の平に載ってこんな状況になった。政治家が政治を官僚に頼むなということ。特別会計だけで20兆、30兆はすぐに出てくる。わたしなら、あっという間に出してやる。民主党も去年の選挙の前に言っていたが、まだ出せていない。こんな簡単にやれることをやらないから、すぐ財源と言えば消費税となって、抵抗できない庶民をいじめる。こんなことは、国民新党としては断固として許せない。」
モラトリアムや郵政など今国会の取り組みを強調
国民新党の今国会での取り組みと実績について、亀井代表は次のように語った。「国会議員わずか10名の政党が、430名を超える民主党を相手に、『ちゃんとやれ、役人主導の政治から決別しようと言ったなら、実行しよう』とやってきた。中小零細企業・商店・サラリーマンの方々の資金繰りをちゃんとするために、『モラトリアム法』を使ってください。まだ渋る所があれば、国民新党に言ってください。すぐに金融庁が検査官を派遣するから。国民新党は、まなじりを決してやっている。
郵政株の売却凍結もやった。しかし、改革法案そのものは約束を破られ、参議院選挙後の臨時国会に先送りされた。まだ、国民新党が民主党にやろうと言って出している重要法案がある。小泉・竹中さんが、零細な人たちが集まって助け合っている共済事業をできなくした。生活できなくした。それを今国会で、民主・社民から賛同を得て出している。これも残念ながら、成立するところが廃案になった。これも参議院選挙後、やらなければならない。」
日本の国は日本人が守る
「それから、このことはしっかり記憶にとどめていただきたい。」と、亀井代表は国家の根本を揺るがす問題に言及した。
「こんなちっちゃな党が駄目だと言って頑張ったから、外国人参政権が成立しなかった。みんな仲良く、いろんな民族の方々が暮らしている。選挙に民族問題を持ち込んだらどうなるか。ヨーロッパや中東の民族問題は厄介だ。こんなことをなぜ、この日本でやらなければならないのか。また、夫婦別姓も。『あなたの姓になりたくない』と、いいでしょう。子供はどうするのか、生まれた赤ちゃんがどうやって意思表示できるのか。中学生になって、『お父さんの姓がいい』『お母さんの姓がいい』と。同じ家族の中で姓が違う。表札がアパートのように違う。こんな家庭になぜしなければいけないのか。これも法務省の法制審をクリアして、今国会で成立するところだった。」
さらに国防問題にも触れ、「日本の国はわれわれ日本人が守らなければ。」と訴えた。
地域や弱者配慮する政策に田中・菅原両氏も賛同
田中康夫新党日本代表は、統一会派を組むに当たって国民新党と合意文書を交わしたことを紹介。「全国の勤勉で誠実な方々が、一億総中流の幸せを形づくれるために、有言実行のプランは3つある。」と述べ、「地域活性化」「景気回復」「日本の伝統文化の尊重」を挙げた。弱肉強食、優勝劣敗の社会観を批判した上で、景気回復について次の点を強調した。「今何か、増税で経済成長などと、語るに落ちた論を述べる方がいる。古今東西、歴史上、増税をして経済成長をした国はない。」と、デフレ下での消費税増税の動きをけん制した。
菅原文太氏は、「男らしく筋を通して(大臣を)辞めた友達の亀井静香を、国民新党を、しくじらせるわけにはいかない。」と励ました。
「彼が生まれたのは本当の山奥の田舎。小学校は何キロも歩かなければならない風土の中で、懸命に生きて、人々にあつい思いを寄せる政治信念を培ってきた。
国民新党の皆さんは、泥水をなめながら、はいつくばりながら政治家になって、そういう同志が集まってきた党。大金持ちの政治家は1人もおらず、みんな手弁当で。どうぞ、そういう党を忘れないでください。小さな党が大きな党に物を言って、公平な政治を国民のためにやるような政治風土を、みんなの力で作ってやってください。」と鼓舞した
http://www.kokumin.or.jp/news/20100625.shtml
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