http://www.asyura2.com/10/senkyo89/msg/479.html
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「発展途上国」という言葉には非常に違和感がある。
我々、欧米や日本は「先進国」であって、“市場化”“近代化”の遅れた国々は、「現在、発展の途上にある」というわけだ。「我々が介入して遅れた国を発展させてあげよう」という口実で、グローバルスタンダードを押し付けていっているわけであるが、彼ら現地の人々(欧米の傀儡や太鼓持ち連中を除いた、その土地で普通に生活する人々)が近代化や市場化を本当に望んでいるのか考えたことがあるのだろうか? よくもまあそこまで思い上がれるものだとあきれるばかりである。
実際に過去、欧米列強諸国は、世界中を侵略し植民地化してきたが、現在でも“発展途上国”を搾取の対象=食い物にしているのは変わらない。
メディアはこぞってW杯開催地の南アフリカの成長をもてはやしているが、差別も貧困もまるで無くなっていない(ひどくなっている)。アフリカンドリームなど欺瞞にすぎないのは明らかである。
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日本が幕末(1858年)に結ばされた日米修好通商条約などの安政の5か国条約は,相手国の治外法権(領事裁判権)をみとめ,日本に関税自主権がないという不平等条約だった。
日本は、それらの条約を撤回させるため、必死で帝国主義国家のモノマネをしてアジアに侵略し、そこから搾取して国力を高めなくてはならなかった(そうしなければ自分達が一方的に搾取されるだけだったからである)。
しかし、不平等条約が表立って結べなくなった欧米諸国は、「貿易の自由化」などと称して、他国に関税自主権を放棄させる事をWTOなるものを通じて、半強制している。
途上国が飢餓にあえいでいる原因の一つは、この貿易の自由化、WTOなのである。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=600&t=6&k=0&m=191276
現在、世界の貿易や途上国の開発を司る、WTOとかIBRDとかIMFとかいう様々な組織があるが、いかにも「公平」で「平等」で「自由」…みたいな顔をしているが、その実は「先進国」の利益を代表しているているにすぎない。キレイごとの観念で虚飾しながら、現実には相変わらず途上国は不利な条件を押し付けられ、搾取されつづけている。
http://blog.new-agriculture.net/blog/2007/03/000210.html
(参照:新しい農のかたち〜「途上国はなぜ飢えるのか」Blog 報道写真家から)
「途上国の問題は、自分たち先進国には関係の無い問題だ」
「君たちが貧困なのは、君たちの問題であって我々の問題ではない」
そんなことを言ったとしたら、欧米をはじめとする「先進国」と呼ばれる国々による搾取によって貧困状態に置かれている途上国の人々はどう感じるだろうか。
「足を踏んでいる人間には、足を踏まれた人間の痛みは分らない」…とはよく言ったものである。
不平等条約を結ばされ、欧米諸国により搾取された経験を持ち(実は現在でも搾取さえているのだが…)、共同体を壊されやむを得ず近代化の道を進まされ、現在、世界で最初に市場システムの限界を迎えている日本は、まさに、
>それに替わるシステムを市場を超えたところで考えなければならない(31466 森氏)
の通り、搾取と貧困、環境破壊と精神破壊を無限に推し進める「市場システム」を超える新たな社会統合システムを構築し、それをもって世界を主導していくという重要な役割を“当事者として”担っていかなくてはならないのではないだろうか。
にほん民族解放戦線^o^
http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/0220acc10db9a25d3722613eaa9ed502
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