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2010-06-28 07:13:36
政権交代して、初めてハッキリ見えてくるものがある。それは、表題にもある「法の支配と人の支配」の分離 乃至 乖離、齟齬・ズレである。
鳩山政権の普天間移設「国外、最低でも県外」の公約も、その顕著な例である。
強い国民的支持がありながら(国民受けしながら)、最高権力者たる首相の、かつてない大号令だったのだから。
但し、どうやら普天間問題の関係4閣僚には、異存があったようである。そして、ご案内の通り、結局、内外の離反、軋轢に耐えかね、鳩山内閣は総辞職した。
極めて遺憾ながら、民意を蔑ろにしながら、普天間問題も、その対処方針も、かつての自民党政権時代に逆戻りしたようだ。この間も、日本国憲法を最高法規とするわが国の秩序・法体系には、一切変更はなかったのに、である。その具体化、政策(理解・解釈)等にブレはあったにしても。
偶々かどうか、昨年来、鹿児島県阿久根市に、独裁的道化(竹原信一市長)が現れた。
地元をはじめ賑わしているらしい。無論、道化として。しかし、市民、国民にとって迷惑千万なことだ。
今のところ、法に基づき、この無法者を実際的に制裁できていない。判決も繰り返されたが従う気が豪もないようだ。法の不備もあるのかも。彼の信条等が自衛隊生活と関わりがあるのか、ないのか不分明であるが、今の彼に自衛隊のような実力部隊が備わっていれば、クーデター騒動も夢ではないかもしれない。
裁判所に何度か通い、判決も受ける中に、法定手続き、或いは、議会等民主主義的手続きに背を向けるようになったのか。只管(軍隊式でもあるかのように)、市長をトップとする上下関係に依拠して、地元(市役所)では、独裁者然と振舞っているようである。
日本国憲法下の公務員としては、不適格者というほかない。なぜ、出現を防げなかったのか、検討を要する。
彼のように、法の支配を真っ向否定する愚か者がいる外、改憲を党是としながら、国民の人権を含む日本国憲法を実際は蔑ろにして来た政府も過去にはあった。
民主党政権、というより菅政権が、従来と同じように振舞うのかどうか、われらの自由と権利(人権)実現のために、監視し、可能な限り、われらの欲する方針・政策を立案・実行するよう見守りたいものである。まだまだ、国民一人一人が中心の国民主権とは程遠い政権であるように思う。
※参照資料:
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Bull/1503/hounosihai.html
法の支配
>法の支配とは、専断的な国家権力の支配を排斥し、権力を法で拘束することによって、国民の権利・自由を擁護することを目的とする原理をいいます。
>法の支配の内容としてはいろいろ挙げられますが、特に
1. 憲法が最高の法規であること
2. 個人の人権が権力によって侵されないこと
3. 権力の恣意的行使を抑制する裁判所の役割に対する尊重
4. 法の内容・手続の公正を要求する適正手続
◆ 特集「阿久根市政」 ◆ 竹原市長再選1年 (南日本新聞)
http://www.373news.com/_kikaku/akune/index.php ※法の支配、民主主義破り
>2010/06/27 阿久根市長リコールへ28日から住民説明会 市民団体
2010/06/26 阿久根市長に法順守要請 市職員200人、上申書と署名
2010/06/26 鹿児島県知事、阿久根市長と面会 臨時議会招集など要求
>2010/06/19 議員報酬を日当制に 阿久根市長が専決処分
>2010/06/18 阿久根市長が決裁拒否 老朽化保育園改築できず
>2010/06/01 阿久根市長、5月中の定例議会招集せず
>2010/05/07 阿久根市長「必要施策は専決」 議会無視と批判の声
>2010/04/21 阿久根市、「復職」男性に給与支払わず 地裁決定以降6回目
「護憲+コラム」より
蔵龍隠士|
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