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http://www.amakiblog.com/archives/2010/06/26/#001634
(前略)
「戦後65年、日米安保発効50年の節目となる23日、沖縄に二つの『感謝』が届けられた・・・」
こういう書き出しで始まる6月24日付の沖縄タイムスに掲載されていた黒鳥美奈子記者の論評は、菅直人首相の対米外交に対する痛烈な批判である。
二つの感謝とは、一つは菅直人首相が追悼式典の挨拶の中で述べた、「沖縄の負担がアジア太平洋地域の平和と安定につながってきた」事へのお礼である。
もう一つは、23日に米下院本会議に提出された「米軍の駐留を継続して受け入れている日本の人々、特に沖縄の人々への感謝」を表明する決議案のことである。(因みにこの決議案は24日に412対2という圧倒的多数で採択されている。)
黒鳥記者は、これは感謝という言葉に名を借りた更なる負担を強いる空疎な「詭弁」である、と書いている。
その通りである。実際のところお詫びをしながら更なる負担を求めている。それを感謝の言葉で先付けしているのだ。
沖縄の戦没追悼式にこのような挨拶を平気で行なう菅直人と言う政治家の不誠実さに目がくらむ思いだ。
黒鳥記者が、沖縄県民はだまされないぞ、と書くのももっともだ。
しかし黒鳥記者が書かない事をここで付け足しておく。
菅直人首相の読み上げた「感謝」と米下院の「感謝」決議提出が時を同じくして起きたことは決して偶然ではない。
いつものように外務官僚が米国の日本担当者たちと通じて仕組んだ稚拙な芝居なのだ。
それを証拠に、米国の感謝決議案には、次の50年に向けて日本に日米同盟の深化を求める事を忘れてはいない。
奇しくも6月24日の毎日新聞のインタビューで岡田外相はこう再任の抱負を語っている。
「日米同盟の深化をやり遂げたい。30年、50年先の持続可能な同盟に向けてしっかり議論したい・・・」
どうやら菅直人首相と岡田外相は、外務官僚と一体となって、日米同盟を自民党政権でさえも出来なかった未知の世界へ導こうとしているようだ。
それを止める政治的力は政権交代とともに失われてしまったかのごとくである。
完
(後略)
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