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http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41569215.html
天安艦事件検証(24)オバマがテロ支援国再指定を見送る理由(上)
2010/6/23(水) 午前 10:20
オバマ政権は天安艦沈没事件を理由に北朝鮮をテロ支援国に再指定する動きを見せていたが、「見送る方針を決めた」と読売新聞が伝えた。
ずばり言えば、軍民合同調査団の調査結果に確信をもてなくなったからである。6か国協議再開を口にしだしたのも偶然ではない。
23日付の読売が「複数の米政権関係者」の話として、「現状では再指定の要件を満たすのが困難な上、北朝鮮を過度に刺激し、3度目の核実験実施など危機的状態にエスカレートすることを避けたいため」と伝えた。
米政府は大韓航空機爆破事件翌年の1988年に北朝鮮をテロ支援国に指定し、6か国協議進行中の2008年に指定を解除した。しかし、天安艦沈没を北朝鮮の魚雷によると断定した「調査結果」が発表された5月20日直後から米日が国連安保理対北追加制裁決議採択や独自の制裁強化で口裏を合わせ、クローリー国務次官補(広報担当)は政権内で再指定を検討していることを明らかにした。
それを断念したのは、ロシア調査団からも「調査結果」の矛盾や嘘が暴かれ、北朝鮮犯行説に自信が持てなくなったからに他ならない。
国防総省からはすでに事故説が漏れ出ている。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41489613.html
「北朝鮮を過度に刺激し・・・」云々は逃げ口上でしかない。申善虎(シン・ソンホ)北朝鮮国連大使が「国連安保理が北朝鮮を非難する文書を出せば、軍が対応措置を取る」(記者会見15日)と述べたのは、表現は極端だが、濡れ衣を着せられた側として怒るのは当然のことであろう。
その意味で、無用に緊張を高めているのは、北朝鮮ではなく、米側なのである。
オバマ政権の腰が引け始めた背景には、中ロが北魚雷説否定の姿勢をあらわにしていることに加え、韓国内の対米視線が厳しくなっていることがある。
米国が北朝鮮への軍事的示威として計画している韓米軍事演習についても、「地域での覇権的思惑から、意図的に緊張を利用しているのでは・・・」と疑いの目が向けられ、米国が恐れる反米感情を再燃しかねない状況が生まれている。
2002年6月に京畿道楊州市で女子中学生2名が米第2歩兵師団装甲車に轢かれて死亡した事件では、ソウルの米大使館や全国の米軍基地にデモ隊がなだれ込み、韓米地位協定 (SOFA)是正、ソウル中心部の米軍基地返還などの在韓米軍基地縮小再編へとつながった。
米軍に占領されて骨抜きにされ、普天間基地一つ満足に解決できない日本と異なり、韓国では民主化運動たけなわの時代から独裁政権を擁護してきた米国への批判的な視点が伏流水として流れている。
オバマ政権としては、日本とともにアジアの拠点と頼む韓国でその伏流水が噴出する悪夢だけは避けねばならないのである。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41564678.html
金正日・胡錦涛の「重大合意」履行を中国強調
2010/6/22(火) 午後 1:51
中国共産党組織部長が朝鮮労働党代表団との会談で、金正日総書記が先月3日から7日までの訪中で「胡錦濤主席と中朝間の実務協力強化と関連して重要な合意をした」と確認した上で、「その合意を履行し、両国関係を推進する協力を強化する」と述べたと、新華社通信が今日、伝えた。
「緊密な朝中を誇示した金正日訪中と東アジア国際力学(上)」で「金総書記としては2012年強盛大国建設公約実現の最後の切り札が、中ロの協力で進める豆満江(トマンガン)=羅先大規模開発なのである。それは中国の東北三省開発戦略とも利害関係が一致しており、今後の東アジア情勢を読むキーワードとなろう」と書いたが、予期せぬ天安艦事件で急ブレーキを掛けられていたこの100億ドル規模の大型開発計画がいよいよ動き出すと読める。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41327664.html
キム・チャンリョン国土環境保護相を団長とする総勢47人の朝鮮労働党友好代表団が12日に訪中し、金総書記が訪れた天津や大連などを視察した後、14日に王家端・中国共産党対外連絡部長と会談した。王対外連絡部長は金総書記の信頼厚い人物で、訪中時も案内役を務めた。
金国土環境保護相は李ウィアンチャオ中国共産党組織部長と会談したが、新華社によると、李組織部長は「金総書記の訪中は成功だったと確認した」と述べた上で、金総書記と胡錦濤主席との「重要な合意」を履行段階に移すことを強調した。
それに対して金国土環境保護相は「朝鮮は中国と不変の友好政策をとっており、両国最高指導者間の意志に合致する方向で関係を強化させていく」と応えた。
労働党友好代表団は今日午後の高麗航空便で帰国するという。
中国側が朝中首脳間の「重要合意」の存在を確認し、改めて履行を約したことは、天安艦沈没事件と無関係に大規模の対北朝鮮経済協力を進める立場を明確にしたものであろう。
ロシア調査団が北朝鮮の関与を事実上否定する報告書を発表することが明らかになったこともあり、中国としては天安艦問題は峠を越したと判断したものとみられる。
朝鮮労働党が実務家を中心とした大型友好団を派遣するのも異例といえば異例だが、「重大な合意」の細部を詰めることに目的があったのであろう。
先の最高人民会議では張成沢国防副委員長=チェ・ヨンリム総理という実力者による経済重視ラインにシフトされ、北朝鮮側も受け入れ態勢を整えている。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41499734.html
開発重視の北朝鮮・中国・ロシアと制裁派の韓国・米国・日本の緊張が一時的に高まるであろう。
しかし、6・2選挙でバランス感覚を示した韓国の民意が天安艦沈没の原因を北朝鮮魚雷に求めた軍民調査団の結論には無理があるとの方向に傾いており、大勢はほぼ決しつつある。
なお、私が北朝鮮による天安艦撃沈説を疑ったのは、訪中計画を控えた時期にそれを台無しにする事件を起こすはずがない、つまり、動機がないというのが第一の理由であった。
訪中に反対する軍強硬派の可能性も無論、考えたが、5月20日の軍民合同調査団の発表をみて、それも消えた。
当日、朝10時から2時間以上、ネットの生中継で最初から記者との質疑応答までつぶさに観ていたが、調査団の挙げる自称「科学的で客観的な決定的証拠」が、どこからでも持ってこれるような二次的な証拠ばかりで、矛盾が多く、天安艦の断面、ソナーの記録、天安と海軍司令部との通信記録など肝心の一次的な証拠は全て隠匿されていたことを確かめたからである。
日本の新聞各紙は調査報告を検証もなく鵜呑みし、「やはり北朝鮮の犯行」などと社説で一斉に非難していたが、軽率のそしりを免れない。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41558306.html
天安艦事件検証(23)ロシア調査団は「内部爆発説」か
2010/6/21(月) 午前 10:37
ロシア調査団が「2000年に沈没したロシア原潜クルスク号の状況と似ている」との見解を示した。
駐韓ロシア大使が野党民主党幹部との会談で述べたもので、韓国で現地調査したロシア調査団にクルスク号沈没原因を調査した専門家が含まれていたことも明らかになり、ロシア調査団が韓国の軍民合同調査団の「調査結果」を事実上否定したとして、韓国で大きな物議を醸している。
「北朝鮮魚雷説」を鵜呑みし早とちりした日本のマスコミはだんまりを決め込んでいるが、韓国では調査報告の新たな嘘が暴かれ、真相究明の声がさらに高まっている。
国会天安艦事件真相調査委員会で政府を追及している民主党のチェ・ムンスン議員が18日に発表した報道資料を通して「17日にブヌコプ駐ロシア大使との会談で、大使が『天安艦沈没はクルスク沈没事件と全く同じだ』と述べたと明らかにした。
それが「ロシア調査団は内部爆発説」とネットで伝えられると、ロシア大使館は同日午後、報道資料を発表して否定し、韓国外交通商部に「大使は天安艦事件とクルスクホ事件が同じだと話していない。原因を内部爆発と結論を下したことは事実ではない」と説明した。
チェ議員は同日夕方、解明資料を出し、「クルスク号と同じだという言葉は韓国に派遣されたロシア調査団が専門的で、ロシアにも韓国のように潜水艦沈没経験があるという意味であり、ロシア大使は天安艦沈没原因については全く触れなかった」と釈明した。
さらに、朝鮮日報との電話インタビューで「ブヌコプ大使が'『クルスク号事件のようだ』と語ったのは事実だが、内部爆発とは言っていない。一部のマスコミが誇張して伝えた」と述べた。
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=4&articleid=2010061903113838134&newssetid=1352
ロシア大使館が訂正に動いたのは、韓国の外交通商部が「国連安保理で天安艦問題を議論している最中に内部爆発説を流すのは外交的な問題を起こす」と強く抗議したためとみらfれるが、チェ議員は「ブヌコプ大使が『'クルスク号事件のようだ』と語ったのは事実」と確認しており、ロシア調査団が来月にも公表される報告書で「内部爆発説」の可能性を打ち出すのは間違いなかろう。
それを裏付けるように、メドベージェフ大統領は18日、「天安艦事件と関連して、一方的な見解だけが広がっている。私達はそのような見解をそのまま当然のことと受け入れてはいけない。事件に対する徹底した調査が必要だ」と明言し、韓国側の調査結果に疑問を投げている。
http://blogs.yahoo.co.jp/lifeartinstitute/41548688.html
クルスク号は2000年8月にノルウェー北部のバレンツ海で沈没し、118人が死亡した。
当初、米艦との衝突説が流れたが、ロシア政府は02年7月に、潜水艦内部の魚雷から燃料が漏れ、爆発したと調査結果を発表した。
ロシアは天安艦沈没と同事故との類似性に注目し、クルスク号沈没事件を調査した専門家を含む3人の調査団を韓国に派遣し、調査を終えている。
EU議会は北朝鮮非難決議を採択したが、肝心の韓国議会は真相究明が先だとして非難決議を行っていない。李明博大統領は数の力を頼みに与党ハンナラ党の尻を叩いているが、国会天安艦沈没真相調査委員会では次々と軍民合同調査団の調査結果への矛盾や疑問が指摘され、世論は厳しい目を向けており、決議採択は容易でない。
ロシア調査団の「内部爆発説」には当然、中国も強い関心を注いでおり、李大統領の「天安優先原則外交」を挫折させる決定打になりそうである。
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