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チロルチョコって、子供のころは10円だったのに、いつから20円になったのかな?‥‥ってボンヤリと思いながら、あたしは、普通に生活してた。別に、四六時中ずっと考えたワケはないけど、コンビニでチロルチョコを目にするたびに、「昔は10円だったよな」って思ってた。そして、「昔の10円のチロルチョコって、今よりも、ひとまわりくらい小さくて、今よりも硬かったよな」って思ってた。
コンビニに駄菓子を買いに行くと、どうしてもチロルチョコが目に入るし、駄菓子を買いに行った時じゃなくても、コンビニによってはレジの横にチロルチョコの新しい味を置いてるから、どうしても目に入っちゃう。あれは、レジでお会計する人が「ついでにコレも」って感じで買っちゃうことを狙ってる「ご一緒にポテトもいかがですか作戦」の一環なんだろうけど、1日のおやつ代を100円までって決めてるあたしは、そんなベーシックな罠には引っ掛からない。
だけど、今だと、レジの横に小さな棚があって、エヴァンゲリンのデザインの四角い缶が何種類か並んでて、その前にエヴァンゲリンのデザインのチロルチョコが並んでて、好きな絵の缶に好きな絵のチョコを詰めて360円てのをやってる。チョコは3×3=9個入るから、チョコが180円、缶が180円てワケで、缶はタバコケースや小物入れにも使えるから、エヴァンゲリンが好きな人なら、そんなに高くないタイアップ商品だと思う。
他にも、お正月の福袋バージョン、端午の節句の鯉のほりバージョン、夏の南国ムードバージョン‥‥って感じで、いくつか入って100円程度のセット商品が、定期的にチョコチョコと出る。チョコだけに‥‥ってのも織り込みつつ、次々とリリースされる新しい味や人気アニメとのタイアップなどで、どうしてもチロルチョコに目が行っちゃうから、そのたびに、あたしは「昔は10円だったよな」って思ってた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?
‥‥そんなワケで、駄菓子マニアのあたしとしては、やっぱり、チロルチョコの「20円」は高いと思ってるから、ふだんはあんまり買わない。あたしがチロルチョコを買うのは、新しい味が出た時くらいだ。3月23日の日記、「ブラックサンダーの社会貢献」にも書いてるように、あたしは、20円のチロルチョコを1個買うのなら、あと10円足して「ブラックサンダー」を買うし、使えるお金が20円しかなければ「ちびサンダー」を買う。
ま、それはそれとして、チロルチョコに関しての長年のあたしの疑問が、やっと解決したのだ。しばらく前に、ある企業が主催のメークレッスンで、マーケティングリサーチをしてる30代の女性のヘアメークをしたんだけど、その人とすごく気が合っちゃって、今日、一緒にお茶する約束をしてた。それで、自由が丘で会って2時間ほどおしゃべりしたんだけど、いろんなおしゃべりの中で、こんな話が出た。
A子 「きっこさんは、チロルチョコって知ってますか?」
きっこ 「ええ、もちろん。新しい味が出ると買ってますよ」
A子 「チロルチョコって、コンビニだと1個20円ですが、年間にどれくらいの売り上げがあるか分かりますか?」
きっこ 「う〜ん、1個20円でも、全国のコンビニで数え切れないほど売れてると思うから、合計すれば何億円とかって単位になりそうですね」
A子 「答えは、100億円です」
きっこ 「え〜〜〜!」
A子 「チロルチョコって、昔は10円で、今は20円に値上がりしたと思ってる人が多いのですが、そうじゃないんです。今でも10円のチロルチョコはちゃんと製造されてて、町のお菓子屋さんや駄菓子屋さんで売られてるんです」
きっこ 「へ〜」
A子 「90年代になってから、チロルチョコは、コンビニやスーパーなどにも進出するために、今の20円のチロルチョコを開発したのです。昔からのチロルチョコは、小さくてバーコードを入れることができなかったんです。それで、バーコードを入れられる大きさにしたのが、今の20円のチロルチョコなんです」
きっこ 「じゃあ、ちゃんと内容量も増えてるんですね」
A子 「ええ。そして、このバーコードをつけた20円のチロルチョコを開発したことで、全国のコンビニやスーパーなどでも売られるようになり、売り上げはどんどん拡大して行ったのです。2003年度は50億円、2008年度は90億円、そして現在は推定で100億円を突破したと言われてます」
きっこ 「すごいですね〜」
A子 「従業員がわずか50人の会社が、年商100億円、経常利益5億円を叩き出しているのですから、これはホントにすごいことなのです」
‥‥そんなワケで、実際には、もっと砕けたしゃべり方をしてたんだけど、内容を分かりやすくするために、キチンとしたしゃべり方にして書いた‥‥ってことで、あたしは、ずっと疑問に思ってたことが、ぜんぶ分かってスッキリした。あたしの記憶に間違いはなく、昔のチロルチョコは、今の20円のよりも小さかったのだ。それにしても、1個20円のチョコを売ってて年商が100億円だなんて、ホントにビックル一気飲みだ。それで、あたしは、あたしの好きな「ブラックサンダー」のほうはどうなのかと思って、「有楽製菓株式会社」のホームページを見てみたら、「61.3億円」て書いてあった。
もちろん、これは、30円の「ブラックサンダー」だけじゃなくて、20円の「ちびサンダー」も、50円の「ビッグサンダー」も、他の商品もぜんぶ合わせた年商だけど、それでも、主力商品は「ブラックサンダー」なんだから、チロルチョコには及ばないとしても、ものすごい売り上げだと思う。だって、チロルチョコは、いろんな味がある上に、次から次へと新しい味やタイアップ商品をリリースしてるけど、「ブラックサンダー」は、ずっと1種類の味だけで勝負してるからだ。ま、あたしの希望としては、前にも書いたように、ぜひ「ホワイトサンダー」を出して欲しいと思ってるけど。
それにしても、20円や30円のチョコを売って年商60億円だの100億円だのって、ホントにすごいよな〜って思ったあたしは、10円の「うまい棒」はどうなのかと思って、「株式会社やおきん」のホームページを見てみた。そしたら、これまたものすごい売り上げで、年商が「131億円」て書いてあった。もちろん、これも、10円の「うまい棒」だけじゃなくて、他の数々の商品も含めた合計だけど、やっぱり主力商品は「うまい棒」だ。
ちなみに、あたしの場合は、「うまい棒」はメッタに買わない。前にも書いたように、好きな味はいっぱいあるんだけど、「カール」とおんなじで歯に詰まるから、食べるたびに歯を磨かなくちゃならない。だから、車の運転中とかに、気軽にパクッてワケには行かないのだ。だけど、駄菓子マニアのあたしは、「ソースせんべい」や「きなこ棒」や「どらチョコ」を始めとして、やおきんの商品はいろいろと買ってるし、カクダイ商事の「クッピーラムネ」、港常の「あんずボー」、チーリン製菓の「プチプチ占いチョコ」や「カギッコチョコ」や「ニューラムネ」、タカミ製菓の「でかにんじん」のシリーズ、東豊製菓の「ポテトフライ」のシリーズなどなど、やおきんが流通してる駄菓子をいっぱい買ってる。だから、やおきんの年商131億円のうち、1億円くらいはあたしが貢献してる‥‥ワケないか(笑)
‥‥そんなワケで、あたしがヒンパンに駄菓子を買うようになったのは、今まで100円だった大手メーカーのお菓子やアイスが軒並み値上げして、1日100円のおやつ代で買えなくなったからだけど、お菓子の場合には、「値段は据え置きで内容量を減らす」っていう藤木くんみたいなヒキョ〜な作戦に出た商品も多い。一方、アイスの場合は、「ガリガリ君」みたいな棒つきアイスなら量を減らすこともできるけど、カップに入ったアイスは量を減らすことができない。
たとえば、あたしが大好きだった明治の「スーパーカップ・エクセル」なんて、あの大きさのカップにタップリと入ってて100円てのが人気だったんだから、フタを開けて8分目までしか入ってなかったりしたら、一気に興ざめしちゃう。だからって、ひとまわり小さいカップにしたら、それはそれで切ないし、ひとまわり小さいカップを製造したり、それに合わせてオートメーションの機械をぜんぶ作り直してたら、きっと莫大な費用が掛かっちゃうだろう。だから、「スーパーカップ・エクセル」は、今まで通りの商品を125円に値上げしたワケだろうけど、この「25%もの値上げ」っていう前代未聞の暴挙で、あたしは、ほとんど買うことがなくなった。
とにかく、「スーパーカップ・エクセル」のバニラが大好きだったあたしは、冬でも週に2個くらい、夏は毎日のように食べてて、年間に150個くらいは食べてた。だけど、125円に値上げしてからは、月に1個も買わなくなって、年間にすると5個くらいしか買わなくなった。金額だけで考えれば、年間に150個で15000円だったんだから、125円になったなら少し数を減らして年間に120個くらいにすればいいじゃん‥‥って理屈になるけど、そんな単純な問題じゃない。
あたしの場合、1日のおやつ代が100円だから、100円以上のおやつを買う時には、前の日のおやつ代を少なめにしたりって、微調整が必要になる。「かっぱえびせん」とかなら、たとえ125円でも、2日に分けて食べれば予算をオーバーしないんだけど、カップのアイスを2日に分けて食べるのは虚しすぎる。それに、2日に分けて食べるとしたら、冷蔵庫がある自宅に限られるワケで、出先じゃ無理だ。
マックの「フィレオフィッシュ」って、定期的に100円になるから、あたしは、100円になった時だけ食べてる。そんなあたしにとって、ふだん、240円で「フィレオフィッシュ」を買うなんて、絶対に考えられないことだ。これほどバカバカしてことはない。これとおんなじで、今までずっと100円で買ってた「スーパーカップ・エクセル」だから、あたしの許容範囲のタコメーターをレッドゾーンまでぶっちぎった「25円もの大幅な値上げ」によって、あたしの購買意欲は100からゼロになった。ようするに、「たかが25円、されど25円」てワケで、この値上げによって、明治製菓は、少なくとも1人の顧客を失ったワケだ。
‥‥そんなワケで、明治の「スーパーカップ・エクセル」の売り上げがどうなったのかは分からないけど、A子が言うには、ここ数年の駄菓子メーカーの躍進は、大手メーカーのお菓子の値上げによる影響が大きいそうだ。つまり、あたしみたいに、今まで100円で買えてたお菓子が軒並み値上げしちゃったから、中身は変わらないのに今まで以上のお金を払うのがバカバカしくなって、その代わりに、20円や30円の駄菓子をいくつも買うような消費者が増えて来たってことらしい。もちろん、他にもいろんな理由があるだろうけど、A子は、「もしも消費税が2倍の10%に引き上げられたら、こうした傾向はさらに強くなる」って言ってた。
あたしが「スーパーカップ・エクセル」を買わなくなった話をしたら、A子は「それは普通の消費者の感覚だ」って言った。ここからは、A子のウケウリで書いてくけど、「1000円」と「980円」は20円しか違わないのに、Tシャツの値札に「980円」て書いてあると、すごく安くなってるように感じる。だから、「1000円」の値札をつけたら20枚しか売れなかったTシャツが、「980円」の値札をつけたら200枚も売れたりして、こっちのほうが遥かに利益が出たりする。こんなふうに、消費者ってのは、実際の金額よりも、価格から受ける印象で「買う」か「買わない」かを判断する場合が多い。
で、あたしの場合は、今まで100円で買ってたアイスだから、110円に値上げしたのなら、まだ「100円に近い」って感覚で、月に10回買ってたのが7回や8回に減ることはあっても、まったく買わなくなるようなことはなかった。だけど、125円に値上げしたから、これを「150円に近い」って感じて、ほとんど買わなくなった‥‥ってことみたいだ。「125円」は、100円と150円の真ん中だから、人によって、「100円に近い」って感じる人と、「150円に近い」って感じる人がいるそうだ。
それで、もしも消費税が10%に引き上げられたら、今度は135円から145円に値上げされる。そうすると、「125円」を「100円に近い」って感じて、今でも100円の時とおんなじように買ってた人たちまでが、これからは「150円に近い」って感じるようになって、買う数を減らしたり、あたしみたいにほとんど買わないようになる。そして、これとおんなじことが、あらゆる分野の商品に対して起こるから、もしも消費税を引き上げたら、消費は一気に冷え込んで、景気は大幅に悪くなる‥‥ってのが、A子が話してくれた内容だ。
‥‥そんなワケで、菅さんは、「強い経済、強い財政、強い社会保障」を目指して、「法人税の引き下げ」と「消費税の引き上げ」を言い始めた。まだ「これから議論を始める」ってことだけど、完全に「消費税の増税ありき」の議論をするみたいで、すでに「早くても2〜3年後からの実施」だなんて増税の時期まで口にしてる。で、円高と円安の違いも分からない高卒のあたしの脳みそじゃ、A子の「消費税を引き上げると景気が悪くなる」って理屈はよく分かるけど、菅さんの「消費税を引き上げると景気が良くなる」って理屈は1ピコグラムも理解できない。
22日に行なわれた9党党首討論会で、日本共産党の志位和夫委員長が言ってたけど、菅さんがやろうとしてる「法人税の引き下げ」で、国の税収は9兆円も減収するそうだ。そして、「消費税の引き上げ」では、11兆円の増収を見込んでるらしい。つまり、大企業を9兆円も減税してやって、あたしたち消費者からは11兆円も多く巻き上げるってワケだけど、これだけ見ると、なんか、大企業の減税ぶんをあたしたち消費者が負担させられるみたいだよね。
菅さんは、消費税を引き上げたぶんの税収は、ちゃんと「目的税」にして、福祉や社会保障にだけ使うって言ってるけど、そしたら、法人税の引き下げによる9兆円もの減収は、いったいぜんたい何で穴埋めするつもりなの? あたしの高卒の脳みそだと、「法人税はそのままで、消費税だけ2倍に引き上げて、それで増えた税収の11兆円を福祉や社会保障にだけ使います」ってのなら理解できる。だけど、一方で、財源も示さずに大企業だけを優遇して9兆円も減税するって言って、それとセットで消費税を2倍に引き上げるって言われたら、「福祉や社会保障にだけ使う」なんて言葉は、ハトポッポの「最低でも県外」とおんなじくらい信用できないよ。
経済ツーを気取ったウケウリバカの中には、「大企業の海外流出を防ぐためには法人税の引き下げが必要だ」なんて抜かしてる単細胞がいるけど、これほど国民を愚弄した理屈はないだろう。だって、この理屈で行けば、法人税が高いと大企業は法人税の安い海外に行っちゃうから、これを引き止めるために、特別に優遇して減税してあげる。だけど、資本力がない中小企業は、海外に行くことができないから、減税する必要はない。さらには、どんなに消費税を引き上げても、消費税が高いからって理由で海外へ移住する国民なんていないだろうから、消費税はジャンジャン上げちまえ!‥‥ってことになるからだ。
事実、菅さんは、「消費税は当面は10%ということで議論して行きたい」なんて言ってた。「当面は10%」ってことは、つまり、まずは10%でスタートするけど、そこから段階的に引き上げてくって作戦なワケで、早ければ、2年後の2012年には10%、2014年には15%、2016年には20%‥‥ってことだって考えられる。こんなことになったら、ニポンも北朝鮮並みに餓死者が出るようになることウケアイだ。
‥‥そんなワケで、あたしは、以前から何度も言ってるように、頭ごなしに増税に反対してるワケじゃない。ちゃんとスジの通った増税なら普通に納得するし、ホントに困ってる国民のために使われるのなら喜んで納める。だけど、これほど税金の無駄遣いが横行してるのに、そうしたものにはほとんど手をつけず、幼稚な事業仕分けパフォーマンスなんかで、税金の無駄遣いにメスを入れてるフリをして国民を騙し、その挙句に「増税」とか抜かしてるからムカついてるワケだ。だって、ホントに事業仕分けをして、ホントに税金の無駄遣いにメスを入れてるのなら、あたしたち納税者は「減税」になるのが筋なんじゃないの? あれだけ派手な事業仕分けをして、次から次へと税金の無駄遣いを指摘してるのに、なんであたしたちが「増税」になるの? これほどおかしな話はないよ。口じゃ「節電だ!」「節電だ!」って言いながら、結局は今までよりも多く電気代を払わされてるみたいなもんで、これほど筋の通らない話はない。だから、あたしは、今度の参院選は、庶民の立場から「消費税の引き上げ」にキッパリと反対してくれてるオムライス党(社民党)に投票するって決めてる今日この頃なのだ。
(南青山コメント)
選挙を目前にしてなぜ菅政権が増税を表明したのか、皆目見当がつかない。
しかも、消費税を原稿の5%から10%に上げようというのだから、倍増である。
まったく持って不可解としかいいようがなく、だから前に紹介したのだが、菅はわざと選挙に負けようとしているのではないか、という人まで出てきている。
(じつは参議院選で勝ちたくない官菅内閣(反戦な家づくり、6.18)http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/773.html)
菅の真意はわからないが、とりあえずわかっているのは消費税の引き上げと法人税の引き下げがセットになっているということだ。
そして、共産党の計算では法人税の引き下げで9兆円が必要になり、消費税の引き上げで11兆円の増収が見込まれている。
なんのことはない、法人税減税のための消費背増税ではないか、ということになる。
これではきっこさんの言う通り、現状、まともな国民は社民党以外に投票先がないということになる(社民党がそれほど褒められた政党であるかどうかは置いておく)。
そうでないというのなら、菅政権は早急に増税に対して、きちんとした数字や根拠を示して納得のいく説明をすべきではないか。
あらためて思うのだが、菅の政治家としての言葉は、意味不明瞭なものが多い。
発言を読んでもいったい何を考えているのかよくわからないのだ。
野党時代の党首ならそれでも務まるだろうが、与党の党首、一国の首相としては不的確というほかない。
それとも言語明瞭、意味不明瞭は操り政権の宿命なのだろうか。
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