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小沢氏、代表選で復権狙う 9月の党代表選に照準
【新・民主党解剖】第6部 革命政権の行方(中)
積年の悲願だった政権交代を成し遂げ、それを「革命」と評していた民主党前幹事長、小沢一郎は今、苦境に立たされている。
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「『静かにしておれ』と言われているので、参院選では田舎の山奥やさびれた港町、あるいは大都会の裏町を回りたい」
小沢は17日、東京都港区のホテルで開いた自身のパーティーで冗談交じりにこうあいさつし、首相の菅直人が党代表選で「小沢さんはしばらく静かにしていてほしい」と述べたことを当てこすった。
その一方で復権をうかがう言動も隠そうとしない。12日には和歌山の世界遺産「熊野古道」を散策し、こう再起を期した。
「古道を歩くと、身も心も再生する。自分をもう一度洗い直し、全力で努力していく」
小沢が影響力を回復させるチャンスとにらむのは9月の党代表選だ。この機会を逃すと、逆に「小沢は死に体になる」(非小沢系議員)運命が待ち受ける。
小沢系といわれる議員は民主党の衆参国会議員約420人のうち150人を超える。代表選が党員、サポーターの参加も認める正式な形式で実施されれば、理論上は菅の再選を阻むことも可能なのだ。
小沢は4日の党代表選を前に、小沢系の2〜4期生の衆院議員で構成される「一新会」(45人、会長・鈴木克昌衆院議員)が自主投票を選んだ際、側近らにこう念押しした。
「結束は弱まらないか。自主投票で大丈夫か…」
◆グループ集結
菅内閣発足から2日後の6月10日昼。新執行部が「脱小沢」色を鮮明にするのをよそ目に、「一新会」は国会にほど近いマンションの一室で早速、定例会を開いていた。
定例会は毎週木曜日に開かれ、普段は国会や党運営などを報告する程度だが、この日は違った。会合の詳細なやりとりは明かされていないが、小沢側近の一人はこう語る。
「今まで小沢を支える複数のグループは別々に活動してきた。だが、これからは一緒に日本のあり方や小沢イズムを勉強しようという気持ちが、みんなの中にわき出てきた」
小沢を支える民主党内のグループは大きく分けて4つある。中心的存在の「一新会」、新人衆院議員中心の「一新会倶楽部」(倶楽部)、「参院小沢系」、「旧自由党系」の4つだ。
統一しなかったのは、「小沢軍団」の圧倒的な人数をあらわにしないためだった。にもかかわらず、あえて結集するということは「これからはなりふり構わず反転攻勢に出る」ことを意味する。
小沢の信頼が厚い事務局長の岡島一正、事務局次長の松木謙公、小沢の秘書出身の樋高剛らいわゆる一新会のコアメンバーは今後、組織の立て直しに本腰を入れるとみられる。
◆組織固め課題
参院選の投開票は7月11日。小沢系議員が結集しての勉強会は、その後に照準を合わせている。
だが、そのシナリオもそう簡単ではない。新執行部人事では、国対委員長の山岡賢次や副幹事長の樋高、佐藤公治ら小沢側近はその任を解かれた。
国会対策や選挙対策など党のカネを差配できるポストもすべて失った姿に、反小沢のベテラン議員はほくそ笑む。
「子分らに配るカネまでも止められたぞ…」
また、小沢が結束の弱まりを懸念した通り、一新会と若手の一新会倶楽部の間にもしこりが生じている。
代表選で一新会倶楽部は当初、結束して臨む方針を決めていたが、一新会が自主投票を決めたことを受け、結局、自主投票に切り替えたからだ。
一新会コアメンバーが菅の対抗馬として現国対委員長の樽床伸二を支援するよう働きかけたことにも、一新会倶楽部からは「ボクらは数合わせ要員なのか」と不満の声が噴き出した。
15日夜、東京・赤坂の居酒屋で一新会メンバー約20人による懇親会が開かれた。主催したのは、めったに会合を呼びかけない一新会会長の鈴木だった。関係者が意図を探ると、鈴木サイドは「これは小沢さんの指示です」と答えた。
一方、菅が参院選を前に「消費税10%」構想をぶち上げたことは、消費税率引き上げに反対してきた小沢に格好の対立軸を与えた。
小沢に対し、4月に「起訴相当」の判断を下した検察審査会の次回議決の時期は不透明だ。消費税率引き上げ反対を大義に小沢が9月の代表選に出て一発逆転の大勝負を打つ。そんなうわさが早くもささやかれ始めた。(敬称略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100623-00000027-san-pol
マジで変わって欲しい。
官僚と組んだ菅には何も変えられない
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