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2010-06-20 21:05:37
養老孟氏の名著「バカの壁」の中で私が唸ったのは、何故、多くの優秀な若者がオウム真理教のようなイカサマに易々と引っかかったのかを解説した部分であった。教祖の麻原は、ヨガだけはかなり真面目にやった。従って、どの位の期間、どの程度の修行をすれば、どういう反応が起きるかを知っていたため、これを弟子たちに追体験させることが出来た。「身体」というものを全く忘れた現代の青年たちが、これに驚いて一遍にオウムの信者になってしまったというくだりである。
政治家の意識と選挙の関係もこれに似たところがあるのではないだろうか。
毎日々々、辻立ちを50回こなし、聴いてくれた方々に心を込めて握手をしていると、やがて政治家とは何をすべきなのか、そしてその地域の人々が何を政治に望んでいるのかが、身にしみて分かってくるのだろうと思う。候補者自らが覚醒して本当の政治家になってゆくというわけだ。
現在、小沢一郎氏が行っている「どぶ板選挙」は師匠である田中角栄氏直伝のものだと言われる。田中角栄氏は、「辻説法5万回、戸別訪問10万軒をやりなさい。どれだけ人数が少なくとも自分の考えを語り、心を込めて名刺を渡せ。そうすれば当選できる」と言ったそうだが、これは選挙当選のテクニックを語ったものではないと思うのだ。
きっとこれをやって初めて「政治とは生活である」ということが実感できるという含意を併せて弟子たちに伝えたかったのだろう。
日本史上、5本の指に入る政治家であり、人間通であった田中角栄氏は、若いうちからこのことに気付いていたに違いない。
最近のマスコミは言うに事欠いて、小沢一郎氏のことを「選挙だけは上手い」とか「ただの古い選挙屋」だとかあざ笑っているようである。
しかし私は、小沢一郎の教えを忠実に学び、必死に「どぶ板選挙」を戦った、太田和美氏、福田えり子氏、青木愛氏などの小沢ガールズの方々は、きっと何かを掴み、「政治家」としては前原誠司をはじめとした七奉行よりも遥かに上に達していると考える。
政治や選挙に古いも新しいもない。ところが、頭の中が既成概念で凝り固まっている前原誠司、野田佳彦、枝野幸男らとマスコミ首脳部だけが、あんな学歴もない(またはキャバ嬢をやっていたような)馬鹿よりも自分たちの方が政治家としての素質があると本気で信じているところに悲劇と喜劇があると考えるのである。
いかりや:
毎日々々辻説法50回をこなして聞いてくれた人と握手を繰り返すことは、言うは易く行うは容易ではありません。「政治とは生活である」という信念なくしては、毎日これほど辻説法を繰り返すことは不可能であろう。
選挙こそ民主主義の原点ですが、壇上から立派なことをしゃべるよりも、庶民の目線で辻説法を何千何万もこなすうちに、庶民の気持ちを肌で汲み取ることができる。「どぶ板選挙」に勝るものはない。
菅、仙谷、前原、野田、枝野ら庶民いじめの消費税アップ論者は、いずれ正体がバレて国民から捨てられる。ずるい彼らは立会い演説では、庶民に嫌われる消費税アップは一切口にしないだろう。
小沢氏の当面の最大の敵は検察とマスコミであるが、アメリカの娼婦に成り下がった菅氏には、検察は手をくださないだろう、マスコミも小沢氏のときのように菅叩きをすることもないだろう。
検察官僚は最悪だが、検察単独ならまだ許せるが検察に同調するマスコミ評論家は、毒饅頭は食べるし腐敗物に寄生する蛆虫以下になりさがっている。
以前に蛆虫の代表誌である文芸春秋はもう読まないことにしていると書いたことがあるが、近所のコンビニに行ったついでに、文芸春秋7月号を立ち読みしたら、買う気になってしもうた(苦笑)。「国家の品格」で話題をよんだ藤原正彦氏が『一学究の救国論 日本国民に告ぐ』と題した論文が掲載されていたので・・・。
彼の言っていることにすべて賛成しているわけではありませんが、最初の部分の彼の嘆き節とその他さわりの部分を少しだけ紹介しましょう。
日本が危機に立たされている。何もかもうまくいかなくなっている。経済に目を向けると、バブル崩壊後二十年近くにもなり、その間ありとあらゆる改革がなされてきたがどれもうまくいかない。グローバル化に沿った構造改革も社会を荒廃させただけで、デフレ不況は一向になおらない。財政赤字は世界一となり、なお増え続けている。一人当たりGDPもどんどん低下するばかりだ。失業率は増え続け、自殺者数はここ十二年間毎年三万人以上を記録し、世界トップクラスの自殺大国となっている。
政治に目を向ければあいかわらずの「政治と金」ばかりである。自国の防衛さえ自らしようとせず、アメリカへの屈従と引き換えに防衛を請う有様である。とても独立国と言い難いから、中国の首脳にいみじくも「アメリカの妾国」と呼ばれてしまう。・・・・・・・・・・・・。
アメリカによる巧妙な属国化戦略
いかにして日本人は祖国への誇りをかくも失ったのだろうか。もちろん戦後のことである。
終戦と同時に日本を占領したアメリカの唯一無二の目標は、「日本が二度と立ち上がってアメリカに歯向かうことにないようにする」であった。それは国務省、陸軍省、海軍省合同で作成した「日本降伏後における米国の初期の対日方針」に明らかである。そのために・・・・
魂を空洞化した言論統制
実はアメリカが日本に与えた致命傷は、新憲法でも皇室典範でも教育基本法でもなかった。占領後間もなく実施した、新聞雑誌放送映画などに対する厳しい言論統制であった。 終戦の何年も前から練りに練っていた・・・・。
昨夜はサッカー、オランダ戦を観戦したかったが、9時からのNHKスペシャルを優先した。 「沖縄返還密使・若泉敬 日米外交戦の舞台裏▽孤独と絶望▽核密約の代償▽国家機密公表後の壮絶な死」を視た。
沖縄返還のために全身全霊を傾けた彼が、日米双方にとってよかれと思って主張したことが狡猾なアメリカ外交に利用されて、沖縄米軍基地返還を困難にしたのではないかと悩み、壮絶な死を遂げた。
鳩山氏も、菅首相も所詮卑屈な媚米派にすぎない、国民の声よりもアメリカの言いなりになった。国民はいつまでたっても浮かばれない。
アメリカにとっては小沢氏は危険人物であるに違いない。小沢氏だけは、梃子(てこ)でも説を曲げることはないだろう。米国の言いなりにならない小沢氏をアメリカはどうしても追い落とさねばならないのだろう。
今後も小沢氏が重要な鍵を握っているが、小沢氏の身を案ずる。
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