http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/876.html
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以前の記事
経団連は売国連【きっこのブログ:消費税増税と「輸出戻し税」の関係。菅内閣政策の問題点を旧聞ながら指摘:経済】
http://www.asyura2.com/10/senkyo88/msg/444.html
で、自分は以下のようなコメントをつけました。
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んー、問題あるかないかはともかく、きっこ嬢が「税金が上がれば上がるほど企業にお金が入る」とミスリードさせかねない書き方だったのは、自分も直観的に思った。
その側面からいえば、輸出企業は「実質的に無税だから、消費税が上がろうが下がろうが知ったこっちゃない」というのが正解。
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ところがこれが大間違いで、きっこ嬢の方が正しいことが判明。
訂正します。
http://oujyujyu.blog114.fc2.com/blog-entry-965.html
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日刊ゲンダイ2005年10月27日号によると、輸出額トップのトヨタは、年間の国内の売上にかかる消費税額が1844億円、国内仕入れにかかる消費税額が1512億円、この差額の332億円が税務署に払うべき消費税だが、一方で、輸出における消費税に関する輸出戻し税が2296億円あり、輸出額トップのトヨタは、差し引き1964億円の輸出戻し税(還付金)を受け取っている。輸出企業全体では還付金が消費税収入の18%(2兆円)にもなるという。
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この仕組み(戻し税)とは、国内販売では消費税を5%とし、輸出では『税率はゼロ』とする。
そして輸出時に、それまで徴収された消費税が『輸出企業一人』に、すべてまとめて還付されている。
輸出品を非課税とせず、何故税率ゼロなのか。?
非課税では大企業が消費税を払わないだけで、納税された税は還付されず国庫に入る。
非課税は納税しなくて良いが、税率ゼロは納税するが税率ゼロなので、すべて還付される。
ここが重要なところだ。
つまり下請けや孫請け、素材メーカーなどが納税したものを、年度末に輸出大企業にすべて還付される不思議な制度である。
なぜ商行為として一旦は課税され徴収した金額を、輸出企業のみに差し出すのか。?
なぜ輸出企業に払い戻す消費税の『徴税と還付にかかる費用』まで、国税で賄うのか。?
『消費税還付ではなく輸出補助金』
還付とは、自分が払いすぎてしまった税金分を、払った本人に返して貰うことのはずだ。
しかし実際に消費税を国庫に納税している孫請け、下請け季企業等は、納税するだけで輸出時に還付されない。
これで還付といえるのか。?
しかも、実際に消費税を国庫に納税する中小零細業者は、消費税分を値引きで自己負担しているケースも多い。
下請けなどが個々に国庫に納税した消費税額を、日本政府が最後の輸出大企業に『補助金』として渡しているのが日本の消費税の実体である。
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つまり税率が上がれば上がるほど輸出企業が儲かる、というきっこ嬢の解説が正解。
http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/2006/12/post_8a0e.html
ここで訂正するとともに、あらためてこのヘンテコな制度を維持しつつ消費税アップはおかしいと再確認しました。
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